機動戦士ガンダム EXTREME VS.の修正希望点

2010年7月20日：機動戦士ガンダム EXTREME VS.の修正希望点
	7月16日『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)のシステムが大幅に変更、コスト表他、バンナム内製第1弾は迷走中』で取り上げたときに不安になってきたという話をしたけど、やはり同じような意見を持っている人が多いようだ。
	そうなのですか？
	迷走という表現を使ったけど、当初やりたかったこととユーザーが望んているものとの乖離があり、ユーザー側に歩み寄った結果、バランスが悪くなってしまっている。では、それらをどうやって解決していけばいいのかをちょっと考えてみようかと思う。
	まだまだロケテスト中ですから、意見を言えば言うだけより良くなる可能性がありますからね。
	で、先に前回語ったことの訂正のようなものを。8台1セットの設定であれば連勝補正が無くても良いのでは、という話をしたけど、よくよく考えれば4台1セットで稼働するゲームセンターもあるわけで。ランキングシステムなどもあることから、やはり連勝補正は無いとダメなんだろうな、と思い至った。
	......。
	実際、ロケテストではこの連勝補正がかなり強めに設定されているという話もある。これはロケテストのみのものなのか、それとも正式稼働時は緩和されるのかわからないけどね。
	訂正はここまでにして、どうすればより良くなるのか考えていきましょう。
	当初から発表されていた覚醒システムと、新規のロケテストで新たに導入されたコストオーバーの兼ね合いが良くないという意見が多いように感じる。特に、コストオーバーで復活した時に、一気に相手の覚醒で倒されるという可能性があり。これにより、プレイ時間も短時間で終わってしまい、不満が出ている。
	1分程度でプレイが終わってしまうという話もありますね。
	コストオーバーはシャッフルシステムを導入するには必要不可欠といえるシステムだ。となると、覚醒の方を変更するくらいしか、対策が無いのではと思われる。一部には耐久値を上げて対応を、という意見もあるが、そうなると、今度はコストオーバーが伴わない組み合わせの時のプレイ時間が長くなりすぎる可能性もあるし。このため、覚醒を変更するのが一番手っ取り早いように思う。
	具体的にはどうすればいいのでしょうか？
	覚醒に攻撃力アップの効果を付けないようにするのが一番いいだろう。具体的には防御力アップ、武器弾薬等回復、ブースト回復、機体別特殊武器使用可能、攻撃受けている最中の使用で攻撃回避。このあたりのみにして、攻撃力アップは無くす。これだけでも十分だと思う。防御力アップも無くしても良いかもしれない。
	そうすることによるメリットはどこにありますか？
	少なくとも復帰後一撃で倒されるような場面を極力回避できる。もちろん、攻撃力の高い攻撃を食らうと倒されることもあるが、そうしたことはNEXTでもあることだからね。たとえばサテライトキャノンで蒸発するとか。もし、復帰後にしっかりと覚醒を残していれば、敵が一気によってきた場合も、攻撃くらった段階で覚醒抜けをすることで、なんとか避けきることができるだろう。当然、覚醒は残した状態であることが前提だ。どこで覚醒を使うかはプレイヤー次第なのだから、覚醒を温存していざという時に備えるくらいのことはやってもらいたい。
	ですが、残り耐久値が100で復帰した場合、やはり厳しいことには変わりないと思いますが。
	耐久値が100近くで落ちてくるような状況は、主にコスト3000と2500で組んだときに起こりうることだ。だけど、このコスト編成そのもののメリットも大きい。2500を2落ちさせる作戦もとれるし、そもそも機体が強いのだから、リスクを背負うことも必要だろう。コスト3000×2とはまた別の戦い方が出来るというメリットもあるのだから。
	ふむ。
	他に修正点はありますか？
	無いんじゃない？
	それだけでいいんですか！？
	今の段階で結構不平不満を言っている人もいるけど、まだ慣れてなくて一気に倒されてしまっているという状況も多いからね。単に1分で終わる状況を見て問題視すべきかという疑問もある。覚醒の使い時やコストの組み合わせによる行動なども含め、もうちょっと煮詰まってこないとまともな評価は出来ないのではと思う。ただ、そうした中でも、コストオーバー状態で復帰して、すぐに倒されてしまうのは問題だろうから、覚醒面での修正によって対応してもらえたらと、このように思うわけだ。もちろん、それでもだめなら、耐久値の修正などもしていけばいいだろうし。最低でもあと2回くらいはロケテストがあるだろうし、オンラインアップデートでロケテスト中にも細かく修正できるだろうから、うまくやっていってもらいたい。
	まず試してもらいたいのは覚醒面というわけですね。
	あと、コストに関してだけど、ちょっとややこしくなるのでお薦めはしないが、固定台とシャッフル台とで仕組みを変えるというのも有りだと思う。固定台は旧VSシリーズのように合計1000コストでコストオーバー無し、シャッフルはガンガン以降の新VSシリーズのように合計6000コストでコストオーバーシステムを採用とか。
	ややこしいです...。
	案外、1期目のロケテで合計1000を試し、2期目のロケテで合計6000を試したのは、この両立を目指してのものと捉えられなくもない。旧と新のユーザー両方を納得させることのできる方法なだけにね。まあ、ややこしいのでやる必要はないと思うが。
	同じゲームでルールが二つというのは混乱の元になります。
	NEXTも旧シリーズもどちらも面白かっただけに、どうすべきかの判断は難しい問題だ。いずれにしろ、現在のロケテのアンケート結果などを経てどういう変化を遂げるのか、楽しみにしたい。