ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の体験会は本当に盛況なのか、イベントの実情について

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の発表があり、今日はユーザー向け体験会が行われているようだね。

朝早くから多くの人が詰めかけ、開始前に一部のゲームの試遊受付が終了になりました。

誰かさんは、以前、ガラガラスキスキで終わるのかと言っていたようですけどね。

えっ！？誰が！？

どの口で言うんですか・・・。

1月5日『ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の体験会、果たしてガラガラスキスキで終わるのか』で体験会がどうなるのかを取り上げましたね。

ほら、言っているじゃないですか・・・。

全部読めば、そうじゃないことくらいわかるだろ。

ガラガラスキスキという言葉はPS Vitaの体験会の話の時に使ったから、合わせただけで、実際にガラガラスキスキになるとは思ってないよ。

PS Vitaの話は2011年12月10日『PS Vitaの新宿の体験会がガラガラスキスキ』で取り上げましたね。

じゃあ、今回のニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の体験会は大盛況ということでいいのですね。

それがね、違うんだよ。

どう違うのですか・・・。

いろいろと策をうったな、と感じさせることが多々あり。

今回は、姑息なまでの任天堂の対応を取り上げていこう。

ちなみに、比較対象はニンテンドー3DSの体験会とする。

2011年1月9日『ニンテンドー3DS体験会「NINTENDO WORLD 2011」の模様と感想 』で写真付きで取り上げています。

では、聞こうじゃないですか。

まず、会場のサイズだけど、ニンテンドー3DSの時は幕張メッセ9ホール、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の体験会は東京ビッグサイト3ホール。

サイズ的には今回が少し狭い程度で、そこまで大きな差はなかった。

幕張メッセ9ホールは9000平方メートル、東京ビッグサイト3ホールは8670平方メートルです。

でも、場所の使い方が、明らかに今回の方が無駄にスペースを使っており。

ニンテンドー3DSの時は、あくまでのゲームの体験会だったのだが、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)ではちょっとこじゃれた感じとか、いろいろなものを出そうとして、すごくスペースを使っていたんだよね。

そうしたスペースの関係があって、通路には人が溢れ、盛況に見えるわけだ。

この辺りは画像を見ながらだとわかりやすい。

ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の体験会の画像を見てみましょう。

プレイスペースにどれだけ場所を確保するのかと。

ニンテンドー3DSの時は、後ろに並んでプレイするだけのシンプルな構成だったが、今回はいろいろな形状を用意したために、場所を取り、結果として必要以上に狭くなった。

他のゲームに関してはまだマシだけど、大きなボックスの中に入れて遊ぶ必要あるか？

ニンテンドー3DSは展示には力を入れていない感じでしたね。2011年のイベントの様子です。

シンプルだったからこそ、スムーズに移動等ができたわけだ。

また、試遊台の数も、多く用意できたので、そうした意味でも人の分散ができていた。

見た感じ、イベント慣れしたために、今回のような見せ方を学んだのかもしれません。

それに引き換えて、体験会なのに体験できない状況を生んだわけだけどな。

見た目の混雑で盛況とか言っても、実情を知らない人は騙されるが、以前と比べて展示方法が変わって混雑を演出したに過ぎないと言われても、文句は言えまい？

本当に盛況なのか、見た目だけが盛況なのか、ということですね。

ちょうど訪れたときにイベントでゲームセンターCXに出演していた人が登壇したイベントがあったのだが、そこもせいぜい200人から300人が見られる程度のスペースでしかない。

ニンテンドー3DSの時は周囲の通路も含めれば、1000人は見られる環境だった。

今回はイベント中だったこともあり、写真が撮れなかったけど、ニンテンドー3DSの時はイベント前だったので、その時の写真でも載せておく。

見てきて、他に何かありましたか？

写真撮影スポットをいくつか用意していて、たぶん、そうしたものを撮影して広めてくれ、的なものがあった。

いくつか取り上げておく。

まずは「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」。

続いて「スプラトゥーン2」

記念撮影ができるスポットがあるのだが、そちらも右側に行列ができていた。武器を手に撮影できるみたい。

ちなみに、この時、左側にいるブキチくんがこっち向いている。

「スプラトゥーン2」の周辺にいた人の状況。マスク率多い。子供より、高校生前後が多いように感じた。下に座ってずっと眺めているような人も。この通路側と、プレイエリアの中のスキスキ具合で、スペースの取り方に関しての今回のツッコミに理解いただけたらと。

「マリオカート8 デラックス」。これは撮影スポットというより、この周囲を囲う形でプレイヤーを配置し、実際にプレイしていた。なので、プレイヤーの顔が映り込むので、実は微妙な撮影スポット。

本体などの撮影スポット。

これが、また微妙な位置にあり、スペースも狭くて、あまりいい展示だとは思えず。

しかも、この前でくだらない話をしだしたのがいて、多くの人が撮影をしようとしているのに、セガサターンがどうだとか、わけのわからないことを言い出し。

ただ、これも、壁面に置く形の展示だから、二人が立っただけで写真撮影すらままならなくなる状況になるわけで、ニンテンドー3DSの体験会の時のように立体的にしておけば、また防げた話かと。

「ARMS」。一枚絵ではなく、少し立体的になっている部分がある。グローブのあたりがそんな感じ。

そして「スーパーマリオ オデッセイ」。ここで子供が撮影していたのをよく見た。

その他のゲームとか。

コントローラーやプレイする状況によって、入る場所が異なるらしい。

入場口。13時前にはすでに自由に出入りできた。12時くらいだと、まだ列に並んで入場待ち。12時過ぎについて、25分くらい経過で入場。

この辺りのゲーム画面の接写じゃなければ良いというのは、たぶん写真等を拡散してくれ、という意味なのだろう。

訪れたときのゲームの待ち時間。

以上、見てきましたが、どうでしたか？

体験会なのに、体験できない、ってどういうこと、の一言だよ。

イベントとしては小奇麗になったものの、本質を取り除かれたような感じでいいイメージはない。

昔の任天堂なら、ちゃんとプレイしてもらって面白さを伝えるようにしたと思うのだが、見てくれに気を配って、大事なところをないがしろにされたような気がしていい気はしない。

単純にスペースの問題なのかもしれないし、もしかしたら2ホール借りたくても借りられなかった、などの可能性もあるので、安易にダメだというつもりもないけど、もうちょっと何とかならなかったのか、と。

それこそ、今回のウリの一つである、HD振動を、1分か2分間、気軽に大勢に楽しめるようなスペースでも設けていれば、それだけでもこのイベントでの体験を、訪れた人が持ち帰ることができたのにね。

中央にバカでかいボックスを作って、少人数に遊ばせるくらいなら、もっと台数設置しろよ、と。

そんなことを思いながら、すごすごと帰ってきましたとさ。

と、以上のことから、ネット上でどのようにこのイベント結果が取り上げられているのかは知らないけど、少なくとも大盛り上がりというほど人は来ていないとだけ言っておく。

かといって、まったく人が来ていないわけでもない。

あと、外国人が多かったのも印象的。

と、こんなところで話を終える。

余談だが、会場から出たら、急に雪が降りだした。ほんと踏んだり蹴ったり。