任天堂の株主総会2016年

任天堂の株主総会に行ってきた。

お勤めごくろうさまです。

いや、やくざの集会じゃないんだから・・・。

6月29日に京都の任天堂の本社開発棟7階で行われました。

10時スタートです。

では、さっそく詳細を見ていきましょう。

開始の時点で370名くらい。

事業報告はナレーション付きスライドで紹介。スライドの表現が全体的に貧相だったのが印象的。

貧相って・・・。

そして、10時28分から質疑応答となる。

回答の多くは社長の君島達己が行っているものの、随時他の役員も回答している。

括弧部分「()」に関しては、こちらで補っている。2ヶ所補った。

株主「3号議案に反対。全員男性なので。」

君島「性別、年齢、国籍に関わらず選んでいる。定年も無い。女性社員は多く活躍している。海外でも多数のスタッフがいる。女性も将来的に我々の将来を引っ張っていただける女性が出るように精一杯努力していく。」

株主「企業価値上昇について。VRはどうなっているのか。老人向けゲームを作っているのか。」

君島「VRは他社さんがE3でVRの年として話題になった。他社が製品を発売したり、お客様が関心を持っていることは認識している。有効な技術として関心を持って研究している。

IPの活用やQOLも引き続き研究を続けている。NXも来年3月発売を目指して準備を進めている。

一つ一つ実現することで、企業価値向上を進めていきたい。」

株主「EUからイギリスが離脱するが、どういう影響があるのか。」

君島「手続きがどのようになるのかで金融市場が収斂していくだろうが、今の段階では円高に動いているのは確実。円高になったことにより、外貨資産の評価が為替損としてマイナスになるのは出てくる。

今後、これがどういう状況になるかは注視していかなければいけない。

イギリスに拠点を置いている。販売をしているが、税制面がどうなるか、商品に対する関連企画がどうなるか、個人情報の取り決めが今後どのように決められるか、まだわからない状況。

どのように決められ、どのように変わるのか、注視するのが当面の対応。」

株主「社長の交代について、2ヶ月も社長不在になったのはなぜか。社長が訊くのコンテンツはどうなるのか。スマホでアクションをやってみたいが、物理コントローラーを出してはどうか。」

君島「病気の段階で、本人はすぐに亡くなるとは考えていなかったが、今後どのようにするかの指示はあった。

それを持って2ヶ月運営してきた。

今後の任天堂を考えた上で、誰がどういうことをすべきか考える時間が必要だった。

社長が訊くに関しては、私はゲーム開発者ではないので、私が訊いても面白いものはできない。どうふさわしい形で情報を提供するか考える。それは社長が訊くになるのか、宮本が訊くになるかはわからないが。」

宮本茂「岩田とそろそろマンネリよね、という話をしたことがある。次の体制を考えている。お客様との接点を持つ意思はある。まずはニンテンドーダイレクトを何とかしないとというのがあり、岩田が出れないことになったので。森本への引継ぎも始めていた。

女性も役員の中にはいないが、開発スタッフには世界中で一番女性の多い会社じゃないかと思うくらいたくさんいる。」

高橋伸也「物理コントローラーも考えられなくもないが、そう単純に行くよりかは、本当にアクションゲームはできないのか、どうしたらできるのかというのが任天堂のやり方だと思っている。

他の方の言っていたお年寄り向けとか、いろいろと作っていきたい。」

株主「スマホアプリについて、現時点での評価、気づきや手ごたえは。」

君島「1000万以上ダウンロードされ、それなりの数が出ている。配信の国も拡大していく。引き続き遊んでもらえるかが重要。コミュニケーション方法をMiitomoを介して新しいチャレンジをして改善していく。5本来年までで出すが、まだまだこれから学んでいく。」

高橋「一番の手ごたえは、世界の方で我々のプラットフォームが届いていない人に届き、年齢層や国ごとの反応などが興味深い。」

株主「事業報告がナレーションであったが、社長の言葉ですべきではないか。取締役候補者に番号は不要、名前があるじゃないか。」

君島「私の言葉だと聞き取りにくいこともあるので。どうするか検討する。」

株主「広告戦略について。宣伝が減ったが、影響はどうなっているのか。ソフトの周知がされてないのではないか。」

君島「適正な広告宣伝費が使われているのか見直しを行ってきた。この2~3年前よりは、あるレンジまで抑えられてきた。費用を削ればいいというわけではない。広告宣伝するための媒体や方法が技術進歩によって変わっている。テレビ宣伝だけでなく、届ける方法がある。

誰にいつ、メッセージを届けるのか、きめ細かくプランを立てて、費用対効果も検討しながら進める。」

株主「定款の変更があるが、医療機器および健康機器の開発、製造および販売の説明を。」

君島「QOLだけを意識したわけではない。QOLは研究開発を続けていく。」

株主「VR、ARなど、どのくらい力を入れてやっていくのか。WiiUは君島さんはWiiUの方向性に不安があるようなことを言っていたが、宮本さんは自信があると言っていた。NXはどうなのか。」

君島「WiiUの時はアメリカにいたが、悲観的なことを言ったわけではない。

セールス販売担当責任者が集まった席で、Wiiが1億台売れたので、販売責任者たちがWiiUはものすごく売れると思います、と言ってきた。なぜかと聞いたら、Wiiがたくさん売れているからたくさん売れます、と言った人がいた。それにたいして、Wiiがこれだけ売れているのだから、Wiiをたくさんの人が遊んでいる。それをWiiUに切り替えていかなければいけない。それを乗り越えてWiiUをちゃんと伝えていかなければいけない。こんな大変な仕事はないぞ。そんな簡単に考えてもらっては困る、と言った。

これが、ネガティブに言ったと伝わっているんだと思う。」

宮本「WiiUは僕は自信たっぷり。今でも自信を持っている。5000万台売らないと成功と言ってもらえないので、毎回大変な取り組みをしている。

家庭にパットが3万円くらいでゲーム機と一緒に入ってきたら、今は当たり前になったけれども、テレビでYouTubeを見たり、WiiUチャットを使ったり、リビングの生活を変えていくという点で魅力はあると思っている。

いろいろな会社がパット状のものを配りだしてコストとの戦いに苦労した。

新しいリビングのチャレンジをしていくつもりで、NXでも新しい展開を紹介したい。

E3でWiiUとNXで次回のゼルダが紹介した。その模様を映像でご覧いただきたい。」

E3のゼルダに並ぶ人々の映像を見せる。

高橋「開場と同時にこういう風に並んでくれた。1日目、2日目」の口コミが周りに広まり、3日目は一瞬で整理券が無くなった。北米の人が楽しみにしてもらっている。

宮本「ゼルダは30周年のシリーズの最新作、日本ではテレビCMをあまりやらないのでスーパーファミコンのゼルダから忘れられているがシリーズはファンの方が多く、アメリカや欧州では多くのファンを抱えている。最大で800万本売った。

マンネリのゼルダを見直し、オープンエアーと呼んでいるが、物理エンジンを使っている。自由に動き回れるようにしている。どこでも登れたり、遠くの山まで読み込み無しで行ける。

E3はチャレンジなことをしている。通常の展示会ではNXを展示するのが普通だが、NXはかなりユニークな機械となっていて、発売の前に見せると、また真似される心配もあり、見せるのは先にしようと。

今回はゼルダだけを展示した。20~30分遊んでもらわないと良さがわからない。

高性能の機械に対して任天堂は劣っていると言われていたが、そういうものと比べても、さまざまな賞をゲーム雑誌からいだたく好評を得た。

VRについて、E3で話題の中心になると思われていた。ショーフロアーではたくさん展示されていたが、あまり話題にはならなかった。

VRに限らず、ARなどいろいろな研究はしており、基礎技術は持っている。

VRは長時間使うわけにはいかない。我々のゲームは長時間使っていただくことで価値を感じてもらうことが多い。長時間使っても安全なもの、親としてはリビングであれをずっとかけている姿は心配で見ていられない、親の安心も含め、取り組みを考えようと思っている。

E3では体験した人の反応はいいが、どう使うのかとか、紹介されても何をしているのかわからないなど、期待外れではないかと。

これはどっかでウェブに書き込んだりしないでくださいね。ここだけの話として僕の印象をお伝えしました。」

株主「株主総会で質問コーナーを議案に関することとゲームに関することの二部制にしてはどうか。」

君島「株主総会はコミュニケーションを図る上で重要な場だと思っている。会社の経営内容、投資家の視点もあると思う。ファンへとしてはより多く情報提供できるように検討する。」

株主「生産について。中国で人件費が上がっているが。自動生産についてなど、生産トレンドをどう考えているのか。作りやすさやコストについて。ホンハイはロボットを使って5万人の人員削減を行っているが。」

進士仁一「ここ10年で見ると非常に高騰している。ASEANもモノづくりをやっている地域は上昇している。中国だけではない。

ロボットというよりかは、日本で昔からやっている自動化が中国で広まったと考えたほうがいい。

ホンハイの5万人削減は任天堂の物を作っているところとは異なる。自動化による人件費高騰の対策をしていく。

任天堂はシーズンによって増えたり減ったりするが、その辺を考える必要がある。生産量の変動が激しい。

そうした中、どこを自動化するのが良いのか研究している。

NXも準備真っ只中で、自動化をどこまでどうできるかやっている。これからが正念場。」

株主「IPの活用を進めているが、映画をやるという記事も出た。人はどうするのか。映画は宮本さんが作る気マンマンなのだろうが。」

君島「映画ではなく、映像を作るということで進めている。パートナーがあれば交渉していく。個人の社員が成長するのがもっとも。他のパートナーともうまくやっていく。」

宮本「作る気マンマンの宮本です。

任天堂の資産を活かして世の中で忘れられないものになるのは重要。

任天堂のこれくらいのキャラクターを業界用語でいうと汚れていない、手つかず、全部任天堂が権利を持っているというのは世界にはいないという評価を貰っている。

映画とは言っておらず、映像やさまざまな展開を話している。

ピクミンのショートムービーやスターフォックスゼロのPRムービーを作り、映像制作の方と付き合い開発をした。

任天堂はもっと商品を作らないといけないが、会社を大きくすると人が育たないという課題を抱えている。

映像は社外の方の力を借りながらできる。今のところ、任天堂からは私一人で制作をしていた。

USJと協力してアミューズメント事業も進めているが、社外の皆さんと一緒に今やっているところ。

結果が出るのはまだ時間がかかるが、ご期待ください。」

株主「物作りは真贋である、や、任天堂は任天堂の力でやる、他人を当てにせずなど、山内さんの考えを引き継いでいるのか、DeNAとの提携の副作用はないのか。」

君島「他社と比べて独創的なものを作るというのは経営方針の中にしっかりと織り込んである。

我々で創造のところ、新しいものを作っている。

それをお客にどう届けるかや反応の分析はDeNAが強い経験を持っている。こうしたフィードバックを受け取り、より独創的なものが作れると理解している。

このため、プラスの方向に働くと思っている。」

株主「今期の予想の数字について、営業利益が高いが、その根拠と内訳を。」

君島「3DSはハードの販売合計は5800万台を超えている。ソフトを届ければ3DSは収益を上げられると考えている。ポケットモンスター サン/ムーンを予定している。ここが非常に大きな利益に寄与する。

WiiUは出荷予定を80万台にしている。

(NXは)この減収をカバーするだけ出る。

このため、この目標は達成できる。

スマホは2017年3月までに5本ほど出す。それに向かって準備し、ビジネスとして利益を出していく。

EUからイギリスが離脱で円高に動いている。為替相場がわからないので注意している。海外資産7割なので、売り上げ、収益に影響が出る。」

株主「開発費の高騰に対してどう対応するのか。」

君島「ここ10年の間に開発コストは増大している。どのようにお客様に受け入れられるのかは、算式で出るものではないので、難しいが、念頭に置きながら開発を行っていく。」

竹田玄洋「ソフトを作る時の生産性に性能を使う時代に来たんじゃないかと思っている。早く広く開発できるような時代に来たのではなかろうか。メリハリをつけてソフト開発を行っていく。」

宮本「何十億が当たり前になってきている。ゼルダは100名、クレジットで300名、5年もかかってしまった。これで物理エンジンを作ったので、次回からの開発コストは下がる。

結果はたくさん売るしかない。採算をベースにするとマイナスになると考えている。どこかで大ヒットするものがあるから、他の失敗を支えられる、だからチャレンジができる。

少なくとも200万本単位で作るのが我々の基本。

日本だけのマーケットでそういう投資をすると30万本でヒットでも回収できない。なので、任天堂はグローバルを目標にしている。

ソフトはさまざまな要素があるが、全部のデザイナーが負けないように頑張ってしまう。なぜそうなるかというと、最近はインターネットでお客さんの評価が出回る。出回る人達は痛いところをどんどん衝いてくる。他と比べてここもあそこも劣っていると言われたらスタッフにすると自分が劣っていると言われたように感じてしまう。

だから負けたくないということで全体ががんばりすぎてしまう。

しかし、お客さんは遊ぶ部分だけ遊んでそれ以外はさらっといっても満足する。重厚になりすぎているのを注意を払ってメリハリをつける。

(聞き取り不可)もメリハリをつけすぎてネットで叩かれまして、ネットで潰しにかかられるように現実も抱えている。バランスよくやっていきたい。」

高橋「メリハリがキーワード。ゼルダのリソースを再利用するというメリハリもあるし、大きなソフト、小さなソフトでもいろいろと異なる。

脳トレなどは小さなリソースでたくさん売れた。

人をかけるもの、かねないもの、一般的なゲームエンジンを使ったり、社内のものを使うなど、NXはそういったことも考えながらやっている状況。」

では、お土産を見ていきましょう。

次のようになっています。

  • スーパーマリオタオル
  • ロールクッキーPIKA
  • 伊右衛門 茶

どうでしたか、今回の任天堂の株主総会は?

もうね、任天堂が落ち目になったのがすぐわかった。

それはどこで?

お茶が、辻利から伊右衛門に変わってしまっているんだよね。

本気でそれだけで言っているんですか・・・。

辻利ってのは京都の宇治のお茶として有名なんだよね。

しかし、今回はステマで有名なサントリーの伊右衛門に変わってしまった。

これほど残念なことはない。

伊右衛門も京都の宇治ですが・・・。

辻利もペットボトルはJTで全国的なものですけど・・・。

ステマ言いたかっただけなので、もうよいとしてだな。

まじめにやってくださいよ。

今回、予想以上に良かったと思っている。

おお、それはそれは。

どういったところでですか?

実は、前日の段階で、変な質問をする人が大勢いるんじゃないかと心配していたんだよね。

それは、去年を見ると想像できていたことで、例えば、宮本茂さんにお願いしますとかを連発したり、ゲームの個別のタイトルを尋ねたりと。

しかし、今回はそういった変な質問が全くといっていいほどなかった。

しいて言えば、一人一問までと言われているのに、二問質問し、社長がもうやめてくれと合図しているのに三問目まで質問した人がいたくらいか。

株主側の良さはわかりましたが、会社側はどうでしたか?

ちょうど岩田聡氏が病気で休んだ『任天堂株主総会2014年』の時と同じ感じだった。

まさに、山内溥氏が述べていた集団指導体制が現実化したという印象を受ける。

それぞれがしっかりと自分の持ち場について意見を述べ、また、それだけでなく、前の回答者が足りなかった部分を補うなど、相互補完をしっかりとしていたように感じる。

例えば、最初に宮本茂が述べた発言には、いくつか前の質問に対する返答も行うなど、フォローできていない部分を補っていた。

そういった意味で、いろいろな話を多角面から聞くことができ、為になった。

中国のロボットの話も、ニュースのみで知っている人だと人型ロボットのようなイメージが出てくるけど、ビジネスで現場を見ている人から単なる生産機器導入のような説明を受けると理解できるからね。

この話のNX絡みの内容とかを考えると、今生産しているのかとか、まだなのか、とか、深読みできて面白い。

全体的に、結構べらべら余計なことをしゃべっているんじゃないか、とさえ思える。

ただ・・・。

何か問題が?

例えば、マイクの位置が悪くて社長の声が聴きにくかったり、他の役員もマイクを遠くに持っているのか声が聴きとりにくかったり。

社長のマイクは途中でスタッフが位置を調整したのだが、社長の話声自体がしゃべりなれていないからか、どんどん小さくなっていったり、マイクから顔を左右に移動させて話してしまうので、これまた聴こえにくかったり・・・。

それは場慣れしてもらうしか・・・。

逆に、最初のナレーションを使ったスライドは、そうした理由を考慮してやったのだろうから、いいと思うんだけどね。

ナレーションにしたことを指摘した株主もいたけど、質疑応答でしっかり社長も語っているのだから。

あと、ナレーション時のスライドだけど、貧相だけど、これはこれでいいと思う。

こんな1回しか使わないスライドに無駄に時間をかけて立派なものを作る必要なんてないから。

ある意味、任天堂らしさが出ているスライドと言える。

他には、うまく専門用語とかを使わず、わかりやすくしている点や、あまり利益売上云々と言わず、お客との接点とかそういった別のワードに置き換えて言葉を選んでいる点なども任天堂らしさと言える。

今回、多少不慣れな社長を、インタビューなどで場慣れしている宮本茂がフォローするように回答をしていったりしているようにも思えたのも印象的。

そういえば、ウェブに書き込まないでという宮本さんの話は書いていいんですか?

いいんじゃない?

昔、一度ここだけの話として岩田聡氏が話したことがあったけど、今回のはそういったのとは内容が違うし。

何より、他のものを批判的に言っておいて、それをコソコソとその場だけの陰口みたいになるのは良くないだろ。

この話をした時点では書くつもりがなかったが、最後の方でネットでネガティブなことを書かれるという発言をしたので、自分で他の商品に対してネガティブなことを言っておきながら、自分の方だけ被害者ぶるのはどうなんだ、と。

とはいえ、しっかりと読めば、宮本茂の言いたいことは明白で、任天堂として今現在のVRでは面白みを十分提供できないし、安全面などももちろん、何より人にしっかりとVRの良さを伝えられないのでは、ということなので、単なるVR批判というよりかは、VRの課題を述べたようなものだと考えられる。

こうしたのは、言葉尻しか捉えられない人だと、批判されてムカつく、という話で終わるけど、開発している人であれば共有できる話題だと思う。

話の中に出てきた広告宣伝絡みとも絡むと捉えることもできますね。

他に注目の話はありましたか?

全体として考えさせられる話題が多かった。

例えば、君島達己のWiiUの発売前の話とか。Wiiが普及しているからこそ難しいという話。

ロボットの話も生産の自動化と、自動化に適するもの適しないものなどの話などもあって、興味深い。安定的に数を毎月作っていくものであれば自動化は適するけど、そうでない場合は難しいとかね。

採算をベースにするとマイナスになると考えているという話も、どこかのバンダイナムコに聞かせたい話だ。

最後のメリハリの話もそうだし、後はちゃんと為替リスクに言及していた点も好印象。

これを言わないような経営者も多いからね。

と、いうように、今回の任天堂の株主総会は高評価。変な株主がいなかったのが幸いだった。

例年のおじさんは岩田聡氏がいないからか、来ていないのか手を上げていないのかわからないけど、今回は指名されなかったし。

あとは、ちゃんと指定された質問数のルールを全員が守れば、さすが任天堂の株主だ、と言われるくらいになるのかもね。

少なくとも、去年、イチローの質問したようなのが一人もいなかったのは喜ばしい限り。

もうその人を許してあげてください・・・。

と、以上で任天堂の株主総会の話を終える。

直近、直後の話題

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『任天堂の株主総会2016年』へのコメント

>これはどっかでウェブに書き込んだりしないでくださいね。ここだけの話として僕の印象をお伝えしました。

何で書かないでと言われたことを書いてるんですか?

投稿者 : なんで

ピョコタンもまともな発言してましたし、今年はわりと良かったですね。

総会終わってから思い出したかのようにネタが出てきたので質問はしませんでしたが、
miitomoは順調に~とは説明されていましたが実際の所どうなのかは気になります。
あとスマホでGBソフトが遊べるツールが他社から販売されていますがそれについてのコメントとかも聞きたかったです。

投稿者 : 匿名

「ウェブに書き込まないで」……
あ〜あやっちまったな
自分勝手な価値観でやるから結局他に迷惑かけてる

投稿者 : 匿名

サイト運営の中身変わったの?って思える記事だなw

投稿者 : 匿名

即叩き出されるかと思ったけど、そうでも無かった様で。

投稿者 : 匿名

『NXをE3で展示しなかったのは真似される心配があったから』…?
PSとXBはVRの発売と開発で忙しいからそんな心配を周回遅れの任天堂がする必要ないんじゃないかなぁ
っていうか素直にまだ出来てないって言えばいいのに

投稿者 : 匿名

まこなこさんの記事がまとめサイトに転載されてるようで。まあ、後半のまこなこさんの言葉は当然のように載せてないという。被害妄想が好きな方もいるようです。株主総会の話を聞いてる感じ、ミヤホンはVRへの率直な感想を言い過ぎなだけで、長時間プレイなどよ課題がまだまだ多いからVR機器に消極的なのだと言いたいだけのように感じました。

投稿者 : 匿名

まこさんの言うとおりしっかりした体制になってる印象はあるけど、
ネットに書き込むな(書き込まれるに決まってる)とか
世界一開発に女性が多いと思う(乙女ゲー系の会社考えろ)とか
WiiUに今でも自信たっぷり(現実のユーザ評価は…)とか
宮本さんの現実見えてない感が気になるなー
宮本さんには山内さんみたいな上から睨む人が必要なんだと思うけど、
もう無理だよな

投稿者 : 匿名

総会お疲れ様でした
VRの件は書かなかったほうがよかったですね
覚えている限りで3回ARについて質問がありましたが
同じ質問を聞かないで欲しいです
今回スマホゲーについて高橋氏が色々語ってましたが
自信のある笑顔だったのでスマホゲーに期待して良いかも
株式総会取材ネタはまこなこのキラーコンテンツなので
ずっと続けてください


投稿者 : 匿名

大手ゲームまとめサイトにのせられてる...明らかに印象操作に利用されてます...

投稿者 : 匿名

真似される心配……いったいどこの会社のことなんだろう(move

投稿者 : 匿名

気合の入った記事だと思っていたら
まとめサイトに転載されて言いたい事が曲げられているという理不尽がなあ・・・

投稿者 : 匿名

こうやって捻じ曲げて拡散されていくんだから、もう株主総会とかメディアのインタビューでも
当り障りのないことだけ言っとけばいいよ

投稿者 : 匿名

あたかも全否定してるという感じに広められてるな…

投稿者 : 匿名

wiiuの失敗を認めないとか危ないな
失敗だから早期にwiiu切り捨ててNX出すのに
どのみち失敗ハードの後に出すものが成功する確率は限りなくゼロだけど
任天堂はどうするのかね
今更技術のない任天堂がソフトメーカーになってもなと思うし

投稿者 : 匿名

それにしても宮本氏の老害化は酷いな。
>宮本「WiiUは僕は自信たっぷり。今でも自信を持っている。」
この「僕は」ってのが。さすがに現実が見えて無さ過ぎだよ。
>家庭にパットが3万円くらいでゲーム機と一緒に入ってきたら、今は当たり前になったけれども、テレビでYouTubeを見たり、WiiUチャットを使ったり、リビングの生活を変えていくという点で魅力はあると思っている。
>いろいろな会社がパット状のものを配りだしてコストとの戦いに苦労した。
iPadとか使ったことがないのだろうか?それとも、iPadのWiiUもパクリだとでも思ってしまっているのだろうか?
VRについては、まこなこが言うように、課題を述べているようにも見えるが、宮本氏の過去のさまざまなイタい発言からすると、単なる勘違い発言のようにも思える。
>NXはかなりユニークな機械となっていて、発売の前に見せると、また真似される心配もあり、見せるのは先にしようと。
そんな事をいっているから、サードに無視されるんでしょ。あと、何でも自分たちが作った物が起源だとでも思っているのかね。明らかに任天堂が他社の後追いをしたものだってたくさんあるだろうに。ソフトにしろハードにしろシステムにしろ。変なプライドを拗らせて他社の後追いをしている事を認めたくない姿勢が「オープンエアー」って言葉に表れている。他社は何年も前からやってるって。
>竹田玄洋「ソフトを作る時の生産性に性能を使う時代に来たんじゃないかと思っている。早く広く開発できるような時代に来たのではなかろうか。メリハリをつけてソフト開発を行っていく。」
これも、他社は何年も前からやっていること。ハード開発の責任者が、今さらこんなことを言っている状況がWiiUの結果として表れているんじゃないか?
様々な事柄を感に頼った判断で進めている事が伺える、任天堂らしい株主総会だと思う。確かに市場調査のみで成功はしないし、大ヒットを作るには職人的な感覚や、天才的な勘所が必要な場合もあるが、会社として安定するには、それを陰でサポートする人物が必要。それを君島社長に期待したが、上手く機能していない様に感じた。
任天堂がここ最近業績が振るわず、業界内での存在感も薄れてきている原因は「謙虚さ」を失ったせいじゃないかと思っている。任天堂も宮本氏も昔はチャレンジャーであり、謙虚だった。それがWiiDSの成功辺りから無くなってしまったように思う。特に、宮本氏の発言の数々からそのように感じられる。周囲にイエスマンしかいないんじゃないだろうか。老害化してしまうパターンの典型だと思う。耳が痛い話を遠ざけてしまっているんだろう。
任天堂の今後は、宮本氏が現役を退くか、または氏にものを言える人が現れない限り難しいと思う。
>投稿者 : 匿名 2016年6月30日 20:11
PSmoveはPS2のEyeToyの技術を発表した当時原型が存在し、Wiiリモコンより前に特許出願されている。どちらがパクリというならWiiリモコンの方だよ。任天堂オブアメリカのレジー氏が「MoveはWiiにそっくり」とかいかにも任天堂らしい発言をしていたけど、事実とは異なる。任天堂が優れていたことは、それを活かすゲームを作ったこと。長続きはしなかったけどね。

投稿者 : 匿名

捻じ曲げて拡散されているんじゃなくて
任天堂の発言に対してそれぞれの感想を言ってるだけでしょう
まこなこさんの受け取り方が絶対正しいわけでもないのだから

投稿者 : 匿名

はぁ?同じ特許技術だったらまずWiiリモコン発売できてないでしょ?

投稿者 : 匿名

>投稿者 : 匿名 2016年7月 5日 00:04
発売自体はできるよ。訴えられるかどうかは別の話だし。WiiリモコンとPSmoveの関係で言えば、特許は回避してるけど、「人の動きをセンサーで読み取って遊びに変える」って発想はパクリと言われてもしょうがない物だと思うけどね。少なくとも「任天堂が提案する新しい遊び」って胸を張って言える物じゃない。ちなみに精度はPSmoveの方が上。鮮度を下げてまで特許回避を行った商品がWiiリモコン。
Wiiリモコンについては、フィリップスから特許侵害で提訴されていている。
①ソニーのアイトイ特許を回避するために、カメラとビーコンの配置を逆にしてモーションセンサーを追加したのがwiiリモコン。
②MOVEより早く製品化に成功したがフィリップスの特許そのものの構造になってしまい、任天堂はWiiリモコン特許を取得できなかった(フィリップスとの裁判で、自社の特許に関する主張が全くない事から伺える事実)。
③なのでフィリップスがライセンス交渉を持ち掛けていたが、蹴ったから特許侵害で訴えらた。
④イギリスやドイツで裁判に負けた後、ライセンス契約を結んだ。
この裁判での任天堂の主張は、「フィリップスの特許はソニーの特許と類似していて無効」っていうかなり苦しいものだったよね。だから、速攻で蹴られた。
その他だと、インベーダーゲームをパクった事が有名。もちろん、他社も色々なパクリをやっている。任天堂だけが違うって認識が間違っているだけ。
あと、任天堂で気になるところは、プライドが高すぎて他社に対しての敬意に欠けるところ。
アミーボは間違いなくスカイランダーズに着想を得た商品(複数のソフトに対応しているのがアミーボの新規性)だと思うんだけど、
岩田社長「一見アミーボは流行に流されたパクリに見えるかもしれない。しかし、実際に我々がアミーボでやっていることや、提案してきたことは、新しく、しかもアミーボがやっていることは、それら(Skylanders)には何もできない。そう考えると、寧ろ我々こそが流行の火付け役だと感じている。」
もう少し、敬意を持った言い回しはないのかと思ってしまうよ。

投稿者 : 匿名