PS4の世界累計販売530万台をどう見るべきか、なぜこのタイミングなのか

PS4が世界的に売れているようだね。

2月18日に世界累計実売台数が530万台と発表がありました。この数字は2月8日時点での集計値です。

ですので、今現在はさらに増えているものと思われます。

どうですか、この世界的に売れている状況は?

状況の前に、以前お伝えしたことを改めて伝えておこう。主に発表のタイミングについてだ。

発表のタイミングですか?

2013年12月22日『PS4、手広い発売地域拡大戦略の過ちとそうした理由』で次のように取り上げましたね。

『世界で何台出荷した、というプレスリリースを出したかったんだろう。

それにより、世界でPS4が売れていますよ、ということを喧伝し、それに騙された人が本体を買ったり、また、発売を2014年2月22日に控えている日本でのセールスポイントとするために。』(『PS4、手広い発売地域拡大戦略の過ちとそうした理由』より)

こういう流れがあり、日本でPS4発売週の今に販売台数を発表したわけだ。

そういう理由でなければ530万台などというキリの悪い数字ではなく、500万台というキリの良い数字で発表するだろうから。

2月6日にソニーの業績説明会があり、そこでPS4の販売台数について質問があったのだが、別の形の数字を行ってお茶を濁すような態度を取ったのも、このタイミングで言いたかったためにそうしたという判断ができる。

2月6日までの集計で500万台超えてそうだしね、この結果を見ると。

このあと日本の集計分が加算されるので、3月までには600万台はいくのではなかろうか。

発表のタイミングの意図はわかりましたが、530万台という数字はどう見ればいいのでしょうか?

ソニーが3月までに計画していた500万台を2月上旬の時点で突破しているのは注目に値します。

それはあまり関係ないよ。

そんなことはないでしょうに・・・。

重要なのは3月までに500万台売ったとして、それでどういった商売が今現在できているのか、そして将来どういった利益を得られるのかという点。

単に数字だけ達成すればいいのであれば、それこそ大赤字を出してでも売ることは可能だ。

でも、それはおかしいだろうというのは言わなくてもわかること。

今後数字を伸ばしていくにしても、将来的にしっかりと利益につなげられるかどうか。この一点のみを見ていく必要がある。

自ら掲げた販売台数の数字の達成だけを見て良し悪しを判断するのは早計。

あくまで企業としてビジネスをする以上は、利益につなげられる販売であるか、ということが重要。

ソニーは最近ではリストラなど会社として問題を多く抱えていますので、特に利益面がどうなるのか気になります。

数字だけを見て判断ではなく、中身を見て判断していくべきだ。

現状ではその中身を窺い知ることが出来ないので、日本で発売されて実際にプレイした人の考えや、その後の海外での売れ行きなども見て、最終的にPS4がどうなのか結論づけていけたらよいのではなかろうか。

あと3日で発売です。

大変待ち遠しいですね。

・・・・・・。

おい・・・。

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1つ新しい話題:PS4は年間5000円の追加費用が掛かる、というデマ

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『PS4の世界累計販売530万台をどう見るべきか、なぜこのタイミングなのか』へのコメント

「単に数字だけ達成すればいいのであれば、それこそ大赤字を出してでも売ることは可能だ」とありますが、そもそもまこなこさんはPS4は赤字だとお考えなのですか?
もしPS4が黒字なのであれば、単純に530万台を売ったことはソニーという会社を見る際に重要な意味を持つのではないでしょうか。

投稿者 : 田所

>数字だけを見て判断ではなく、中身を見て判断していくべきだ。

任天堂は耳が痛いですね・・

投稿者 : 匿名

ネットサービスの根回しでは一歩も二歩もリードしてる感がある
現在でもPS+は一度入ったら抜けられないほどお得なサービスとなってますし

逆に任天堂はIDの紐付け関連がグダグダすぎてユーザーを混乱させている
ハードコアユーザーほどソフトが安く買えるシステムって話も
後手後手の付け焼き刃感が否めない

投稿者 : 匿名

これまた「気に入らない」って感情ビンビンと伝わってくるな(笑)

まあ「PS4は早期の黒字化を目指す」と言っていて、尚且つその目標を軽く超えてる勢いで売れてるんだから、利益が出るようになるのは驚くほど早いと思うよ。

投稿者 : 匿名

発売地域を拡大しても主戦場の北米では好調をキープ。
そして累計販売台数を伸ばすことに成功し、大々的に宣伝が可能になり地域拡大戦略はプラスに働いている。

そして日本発売を控えた今、累計販売台数の発表で好調ぶりをアピール。
この程度で日本ですごく売れるとは思えないが、ソニーは他社と比べて良い販売戦略、情報戦略を用いて上手くやっているように見える。

投稿者 : 匿名

ソニーの業績云々は別としてゲーム業界的に新しいコンソールが売れるのにネガティブな要素はないはずですが?
これから販売台数の発表がある度に同じこと書くつもりですか?

投稿者 : 匿名

まことさんは前に自分がブログに書いていた通りになると「ほーら私の言ってた事が正しかったでしょ」とすぐに記事にしますよね
でもWiiUの現在の惨状やPS4の好調など、予想が外れた時はなかなかその事実を認めませんね
正直見苦しいです

投稿者 : 匿名

>>単に数字だけ達成すればいいのであれば、それこそ大赤字を出してでも売ることは可能だ。
でも、それはおかしいだろうというのは言わなくてもわかること。
今後数字を伸ばしていくにしても、将来的にしっかりと利益につなげられるかどうか。この一点のみを見ていく必要がある。

それやって赤字出したのが、任天堂さんですね。

投稿者 : 名無し

どっちにしろ日本で一番売れるソフトはナックなんだろうね。
ナックより売れるソフトがいつ出るか。

ただソフト集計にナックは登場するの?
コードの同梱らしいけどどうなの?

投稿者 : 匿名

とはいえ、本体が売れなきゃなにも始まらないし、目標を達成できたのは素晴らしい事だと思います。

投稿者 : 匿名

前々から数字が出るたびに意味がないの繰り返しなんだけど、
だったら、ある程度PS4の成否がわかるまで記事にする必要はないんじゃないかな

投稿者 : 匿名

>重要なのは3月までに500万台売ったとして、それでどういった商売が今現在できているのか、そして将来どういった利益を得られるのかという点。

日本ではまだ発売前でも海外ではハード販売台数の2倍のソフトを売っていますね。
PS4ではハード1台に対してソフト1本が売れれば逆鞘は解消するという事ですから黒字商売になっているのは確実だと思います。

ネットワーク関係の方も着実にサービスが定着しているようなのでこれだけでも「成功」の判定は出せるでしょう。
残るは国内・・・アザリンブログなどのコメントからハード本体の初週売上は期待できそうですが


さてソフトがどうなるかが見所ですかね?

投稿者 : だめお

販売台数を増やすためにマイナー地域にも売り、それを含めた世界販売台数を発表することを「騙す」とまで言うのは少々厳しすぎるような気がするかなぁ~。一応主要地域だけでも好調みたいだしさ。

ま、日本じゃ盛上らないだろうけど。笑

投稿者 : もけ

530万台も売れたのか

貧困層が激増している欧米で400ドル(ユーロ)を娯楽目的で払える奴って少ないだろ

投稿者 : さかき傘

>そこでPS4の販売台数について質問があったのだが、別の形の数字を行ってお茶を濁すような態度を取ったのも

いや、あの時は12月末時点で420万台ってハッキリと言ってただろ。言葉濁してたのはPS3の販売台数の方だよ。
PS4がこれだけ売れてるのに、PS3とPS4合わせたハードの目標販売台数は上方修正しないのか?って聞かれて、
PS4が好調な分PS3の販売台数が落ち込んでるからその点は修正しないっていう返答で、PS3の落ち込んだ分の
具体的な数値に関しては明言を避けてた。

投稿者 : 匿名

原価割れしておらず、販管費での軽度な逆ザヤなので、黒字化は早いはず。PSplusもあるしね。
海外での躍進は、やはりXB1とのほぼ同時発売というのが、非常に大きかったと思います。
まこなこさんもご指摘の通り、ソニーは懐事情が厳しいので、日本と同じで海外でもCMが少なかったそうです。それでも話題になったのは、ライバルであるXB1が居てくれたお陰かと。そうでなければ、もっとスローペースの普及だったでしょう。
もう一つ。現在の普及台数や早期の黒字化に転じやすい状況を作れたのは、ハード制作の技術力の賜物だと思っています。特に排熱と小型化の技術。一定のハードスペックを保ちつつ、小型化で価格を抑えられた結果かと。250Wの物をあのサイズにできたのは、排熱の技術の高さあってこそでしょう。
ただ、懸念材料があるとするなら、初期型の完成度が高いので、次の小型化と値下げが難しいかも知れない事です。一方、ライバルのXB1はどう見てもまだまだ小型化の余地がある感じです。現状、MSにはその技術があるとは思えませんが(あるなら最初からやるはず)、そこはそれ、資金が潤沢な会社なので、いくらでも技術者を引っ張って来ることは可能でしょう。もちろん、時間はかかるとは思いますが。
なんにしても、ソニーは会社が厳しい状況なので、今後も少ない予算の中で利益を上げて行くしかないでしょう。日本でのCMの少なさや、芸能人をあまり使わない事からも、予算の少なさが伺えます。
PS3で作った負債を返すことができるのも、まだまだ先の話でしょう。事業としては好調だけど、会社として見れば、厳しい状況には変わりない。
そんな中で、よく頑張っているな、とは評価しています。

投稿者 : Hachi

海外での思いもよらぬ大ヒットで多少短縮はされるだろうが
PS4はPS3の黒字化変換期の4年未満を目処に黒字化を図ると
公式が言っている以上、今は売れば売れだけ赤字が増えると
いう状況であるのは確かだろうね

投稿者 : 匿名