2013年年末商戦のソフトの売れ行きを振り返る、パズドラZの素晴らしい点とは

2013年の年末商戦の結果が出たので取り上げようかと思う。

メディアクリエイトから情報が出ていますね。

注目は「パズドラZ」の売れ行きです。

2013年内に実売でも100万本を突破したようです。

年内100万本の可能性は『パズドラZ、早くも100万本突破、早い時期の突破の意味するところとは』で述べた通りだ。

次のように取り上げましたね。

『ただ、本当に100万本で止めているとすると、もしかしたら年内に在庫が切れて年始に探し回る羽目になりそうだ。

購入予定者は早め早めに買っておいた方がいいだろう。』(『パズドラZ、早くも100万本突破、早い時期の突破の意味するところとは』より)

その後の経過を見ても、極端な品切れにはなっていないようなので、100万本以上の十分な出荷をしていたのだろう。

ここまで年末年始商戦を読んでのメーカーの出荷数調整は神がかり的ともいえる。それくらい素晴らしいものがある。

その後、次の週でも15万本を販売し、2014年年始の1月5日までで116万本の販売をしています。

事前に100万本は超えるといった通りの結果ですな。

手あたり次第言っているだけじゃないですか・・・。

そうしたトンチキなことを言う人もいるが、例えば2013年に100万本行くとい話をしたタイトルは「パズドラZ」と「ルイージマンション2」くらいなものだ。

「ルイージマンション2」に関しては発売後の売れ行きを見て100万本行くのでは、という話をした。

そうなると、去年に取り上げた中で、発売前に100万本突破する可能性の話をしたのは「パズドラZ」くらいなものなんだよな。

それを手あたり次第言って当たったといわれるのもどうなんだ、と。

すみません・・・。

他のタイトルはどうでしょうか?

順当にニンテンドー3DS用ソフトが並んでいる感じではある。「ポケットモンスターX・Y」「モンスターハンター4」「とびだせ どうぶつの森」など。やはりこの時期は任天堂ソフトが強いという実感と、その中で「モンスターハンター4」ががんばっているといったところ。

ただ、「モンスターハンター4」の伸びは限定的だったので、『モンスターハンター4が300万本突破、今後いつまで勢いが続くのか』で懸念したような状況が出ているのかもしれない。

そこで私が言った年末商戦に人気が集中して「モンスターハンター4」の売れ行きが落ちることが実際に起こったわけですね。

だから、お前はいったい何を言っているんだ・・・。

実際に値崩れ気味にあるようにも感じます。

年末商戦向けに多く出荷したはいいものの、小売店側が思ったほどは売れていなかったように思う。

また、「モンスターハンター」シリーズは今までも廉価版が発売されてきた経緯もあるため、廉価版発売を考えて早めに在庫を処分しようという流れもあるのだろう。

値段が再び適正価格に戻るのかどうかは今後の推移を見守りたいところ。

ニンテンドー3DS以外の機種はどうだったでしょうか?

WiiUなどは気になりますが?

年末商戦でこれだけでは少ない、という印象はある。

ソフトも本体と同梱しているために「NewスーパーマリオブラザーズU」が同梱版も加算対象のエンターブレインの集計で100万本近くになっているものもあるが、明らかに抱き合わせて売ったものの数字を積み上げて100万本突破というのも価値はない。

となると他のWiiUソフトで今後はWiiUのソフトの売れ行きをチェックしていく必要がある。

最近発売されたソフトで注目は「スーパーマリオ 3Dワールド」や「太鼓の達人 WiiUば~じょん!」でしょうか。

「スーパーマリオ 3Dワールド」は直近で44万本とまずまずの売れ行き。

以前にも述べたけど、マリオ系タイトルは本体が売れれば一緒に売れていくタイトルのため、今後WiiU本体自体が売れればさらに数字を伸ばすだろう。

「太鼓の達人 WiiUば~じょん!」も11万本突破。2014年年末までにどれくらい売れるかが注目される。

いずれも初週は10万本、2万本と低い数字ではあったが、こうして地味に売れていくわけだ。

そのあたりの話は『スーパーマリオ 3Dワールドが10万本の販売本数、マリオブランドの崩壊か、という短絡的な考え』でしましたね。

続いてプレイステーション系のソフトを見ていきましょう。

ソフト自体あまり出ていないが「ファイナルファンタジー10」関連と「真ガンダム無双」くらいだろうか。それぞれ40万本、30万本といったところ。

「ファイナルファンタジー10」関連は品薄が影響しているといわれているので、今後50万本くらい行きそうな気がする。

「真ガンダム無双」は結構売れたな、というのが正直な感想。もっと売れないかと思っていた。品薄にもなっているようなので、こちらももう少し数字を伸ばすのかと。

PS Vita本体はお年玉需要なのか売れているようで何よりですな。

と、こんなところかな。

盛り上がっているのか盛り上がっていないのかはよくわからない年末年始商戦だったが、次世代ゲーム機を控えた最後の年末年始ということで一つの区切りとなる時期でもあった。

2014年の年末がどうなるのかを楽しみにしつつ、今年も時折取り上げていけたらと思う。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:PS4を日本でヒットさせるには日本のゲーム切り捨てること
1つ新しい話題:「プレイステーション ナウ」クラウドゲーム普及はソニーの終わりの始まり

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『2013年年末商戦のソフトの売れ行きを振り返る、パズドラZの素晴らしい点とは』へのコメント

今回の年末の売れ行きの見方は、自分も、まこなこさんとほぼ同じでした。スクエニは、FF10HDがこれだけ売れてうまい商売でしたな。FF12HDもぜひ出して欲しいところ。そして、やはり面白いソフトであれば売れるということ。FF13関連ソフトがこれだけ売り上げが落ちたことからもスクエニはもっと反省するべきだと思う。面白ければ売れるんだよ

投稿者 : 匿名

どこのコメント欄で「手当たり次第100万超えるとか言ってるだけ」と言われてるのだろうか?
他の記事のコメント欄をみてみたけどそういう書き込みが見当たらないんで良かったら教えて欲しいな

投稿者 : 匿名

正直パズドラZは売れるのかどうかと思っていましたが、ここまで売れたのであれば今後の3DSの主力ソフトの一つとなってくれるかも知れません。

ただ市場全体で言うと確かに今年の年末商戦は全般的に低調だった気がします。
ハードはWiiUが多少伸びたといった程度だし、ソフトも任天堂無双ではありましたが他の年に比べるとやはりイマイチでPS系はそもそも年末はあまりやる気なし…
(まあ年明けでVitaにお年玉需要が来て2月にはPS4が待ってる訳ですし)

従来、年末は任天堂が子供向け市場でのかき入れ時なだけにこれは痛かったと思います。
やはりハード(正確にはプラットフォーム)戦略を一から見直して、ユーザーが安心してソフトを買ってくれる環境を整えないとこの先はかなり不味い事になりそうな気がしますね。

投稿者 : だめお

売れている割りには、すれ違い通信の最近遊んだゲームがパズドラZになっている人が少ない。モンハン、ポケモンは多い。

投稿者 : 匿名

この時期はまともな親だったらソフトが美少女に戦争のPS3なんか小さな子供に買い与えたくない。
マリオに太鼓の達人と安心できるWiiUにしようとなりますからねえ

投稿者 : 匿名

確かにPS3・4は小さな子供が買うハードじゃないですね
逆に3DSやWiiUは大人が買うハードじゃないでしょう

投稿者 : 匿名