言葉の規制

2004年3月28日:言葉の規制
3月18日に取り上げた件に関しての投稿がありました。

『初投稿でいきなりヘヴィなネタです。少し前に奴隷と言う表現について「DQVは主人公が奴隷になるが、変更してしかるべきだろう」とのことでした。たった今確認しましたが「ドレイ」と言う言葉でしっかり出てきました。奴隷の時、主人公の称号は「しんでんのドレイ」、服も「ドレイのふく」でした。会話にも「一生ドレイで終わるなんて・・・」など、記憶の限りではSFCと特に変更された様子はありませんでした。これは差別表現ではなく1つの「事実」だから変更しなかったのでしょうか?それとも「この程度で叩くようでは」と言う余裕の表れでしょうか?個人的にはパパスがリンチにあって火球に焼かれ死ぬシーンのほうがよほど問題だと思うのですが・・・。どうぞネタにお使いください(笑)』(投稿:DQVファン)

前回取り上げたときにはああはいったものの、実際まったく使ってはいけない言葉というわけでもないからな。それこそ、以前例にだした碌多・非人であったり、めくらやつんぼなど、明らかに使ってはいけないという風潮になった言葉以外はまだ使っていいのではと思う。
そうですか。
たださ。
??
こういった形で使ってはいけない言葉が増えてきたとき、いろいろと問題が出てくるんだよな。
どういった問題ですか?
リニューアルする際に内容の変更が起こってしまうという点。またはそれがあったために発売できないとか、そういった問題が発生する。
オリジナルを楽しみたいという人にとっては大問題ですね。
いやさ、昨年末から水戸黄門のDVD-BOXが発売されるようになったんだよ。
そんな話はどうでもいいんですが…。
いや、少し関係するんだ。とりあえずしゃべらせろ。
あら、そうでしたか。
で、第一部、つまり一番初期のシリーズで、格さんが、「おぬしめくらか?」というシーンがあったわけよ。
!!
まあ、これは普通にDVD-BOXで再現されているからいいのだが、そういえばテレビの再放送で第一部って見かけないよな、と思ったわけだ。もっとも、単に見逃しているだけかもしれないので、実際はどうなのかは知らないが。もし、こういった言葉ひとつを取って良し悪しを判断されてはたまらんな、とこう思うわけだ。
ふむ。
作り手としては今後作るものに関しては言葉の配慮をしつつも、受け手も言葉一つを取っていちいちグダグダ言うのはよせと。
ですが、文句を言う人は必ずしもゲームをする人ではないのでは?
そうなんだよなぁ。わけのわからん団体などが意味も無く出てくるからなぁ。
……。
あと、少し話し変わるが、ちょうど奴隷のシーンで「お母ちゃんのためならエーンヤコーラ」とかいう台詞をいうキャラクターがいる。昔、普通に使われている言葉かもしれないが、一応放送禁止歌になった丸山明宏、今の三輪明宏の「ヨイトマケの唄」に出てくる台詞でもあるんだよな。
!!
意図してやっているのか、たまたまなのかは知らないが、いろいろと考えさせるソフトではありますな。

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