「FF11」最終回まであと1回、このゲームの問題点をあえて3つ語る

2003年3月30日:「FF11」最終回まであと1回、このゲームの問題点をあえて3つ語る
そんなわけで最終回まであと1回となったこのコーナー。
えっ、いつのまにそういうことになったのですか?
もうそろそろいいだろ。ちなみに、最終回は「ファイナルファンタジー11」の方だけな。普通のコーナーは続くので、引き続きそっちをよろしく。
それでは、最終回1回前の今日は何を話すのでしょう?
いままでの総決算に相応しい、「ファイナルファンタジー11」の駄目なところを語ってみる。語りだすと一生終わらないので、今回は3つの点に絞って取り上げてみる。
ふむふむ。一つ目はなんでしょうか?
前にも語ったけど、ユーザーの質の問題が一つ。
ユーザーに関しては前回取り上げた後にいくつか投稿が届きました。

『こんにちは。今回の投稿を読み、FFXIの最大の癌はユーザー自身ではないかという思いが確信へと変わった為に投稿させてもらいます。たとえば今回の「効率重視が支配するヴァナ」という問題はシステム的な問題もあるでしょう。しかしそれ以上に日本人の1つのパターンにはめることをよしとする性格によるものが大きいと思います。LSの会話に夢中で、PTの会話がないというのも何かに帰属することを強く望むユーザーの日本人としての性質がそうさせているのではないでしょうか。決してLSというシステムがそれを強要してるわけではないはずです。ユーザーが望んでそうしてるはずです。何より一番の問題はなにか問題があるたびにバカの一つ覚えのように「■が悪い、■は無能だ」と自分の愚かさを棚に上げて批判するユーザーの今の態度だと思うのです。今のシステムでもユーザー次第でもっと面白いゲームになりえたのではないでしょうか?皆がよく言う「おもしろかった初期」と現在の一番大きな違いはユーザー自身の変化であるように思います。』(投稿:通りすがり)

『「オンラインRPGの遊び方について」毎度楽しく読ませて頂いています。21日の記事の最後に、「この辺りはプレイヤーの楽しみ方が悪いと偉そうに言われればそれまでだが。」なんて締めてあったので、思い立って投稿します。まさにその通りですよ!日本人オンラインプレーヤーの諸君!今一度プレースタイルを考えてみてほしい!僕はオンラインゲーム暦長いのですが、海外のゲームをやってると、プレースタイルの幅が広いです。無論、海外でも無言の人や、効率重視の人もいますが、FFXIほど偏っていない気がします。個人の独特のスタイルにこだわってる人もいるし、キャラになりきってロールプレイしてる人も多く、色々な人と組んでみて飽きることがありません。この辺りは、国民性と言うのでしょうか?FFXIでは人と組むと言うよりキャラ(Job)と組むと言う感が多く、僕的には盛り上がりに欠けます。僕はヴァナではガルカをロールプレイしています。技発動の台詞や、Pt組む時もヒュームにちょっと意地悪な台詞はいてみたりと、工夫してます・・・たまに「ガルカっぽくていいねぇ~」なんて言われると、うれしいです。皆さんも、単純にレベル上げや生産といったシステム的なものばかりでなく、色々楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか?』(投稿:ていあ)

いろいろな人がいるのがオンラインゲームだと思うので、極論からすれば現状を全て受け入れる必要はあると思うが、あまりにもプレイヤー起因の問題が多いよな。
例えばどんな?
何々をしなければいけない、何々ができなければいけないといった風潮が強すぎる。プレイスタイルの決め付けの部分が多く、そのスタイルに沿っていなければ批判される。この部分が一番大きいかな。サポートジョブに何を付けるかなども含めて。で、この決め付けられたものに沿っていなければ愚痴を言われたりする。
でも、ゲームシステム的にそうしたものを要求されてしまうので、致し方ないのではないでしょうか。
もちろん、そういう理由も分からなくも無い。ただ、必ずしも全員が同じ情報を共有していない状況では、さまざまなプレイスタイルがあってもいいと思うんだ。また、このようにした方が良いという場合、それを相手に伝えて分かってもらおうとするならまだいいのだが、それをするまえから愚痴を言ったりする。このあたりは、相手に言おうとすれば仕切るなよ、とか思われるから言わないのかもしれないし、実際言われたほうからすればそうした気持ちになるのだろうが、相手に伝えなければ相手はわからんだろうし、言われなければ知らずに過ごしてしまうだろう。愚痴る前に、会話しろよ、と。これはLSという閉鎖的空間を作ってしまったための症状かもしれないが、日本人的性質によるものともいえる。また、年齢層が低いというのも原因かもしれない。言う、言わないも含め、これまた受け入れる必要があるだろうと言われればそれまでだろうが、もうちょっと伝えるということをしてもいいのではないだろうか。
タイピングが苦手でいえないというのもありそうですね。
そうなんだよなぁ。それも結構大きな原因かもしれない。ただ、LSで会話する余裕があるのなら、パーティー内で戦略語ることも可能だろ。タイピングが苦手で伝えられないという人は仕様がないが、それなりの速度でタイピングができるのであれば、語れ。
二つ目の問題点はなんですか?
一つ目はユーザー側の問題を挙げたけど、こちらはスクウェア側について。ここ数ヶ月の運営、ちょっとおかしいよな。
告知の問題ですか?
それも当然含まれる。それと、制限をつけすぎ。ソロプレイをするのに影響を及ぼすことをここ数ヶ月行ってきたが、それはどうかね、と思う。時間の都合などによってあまり多くの時間プレイできない人はソロでプレイすると思うのだが、そのプレイに影響を及ぼす変更をする、また、その変更点を告知しないのは問題だろ。あと、イベントやらなすぎ。
イベントに関しては次のような投稿があります。

『2003年3月18日の記事について。3月のイベント停止は当初から予定されていた様子です。(2月のバレンタインもイベントと呼べるものではありませんでしたが)「FFT、FF10-2と連続で発売されているゲームを3月期に集中して遊んで欲しい」というのがスクウェアの考えの様子ですね。3月にダウンロードを集中したのもそういった考えがスクウェアの根本にあるためで、他のゲームを遊びながら合間をみて空いている時間にバージョンアップを行うと言うニュアンスでしょうか。個人的にはそう解釈しています。また、広報の方からのオフレコですが、現状では2月~3月というのは学生は進学や社会人など新しい環境に変わるための準備などがあります(入試などもとりあえず含めます)。そう言った面からイベントを見合わせた経緯があるとの事です。FFを始める前に絶対閲覧する事になる「プレイヤーの皆さんへ」の文章を読んでもそう言った経緯があることがわかると思います。』(投稿:にゃんこ12)

3月以前にもほとんどやっていないし。まともなイベント行われたのは2回くらいじゃないかな?モーグリ探しとウサギ追い。あとはお世辞でも良いとはいえないものばかり、というか、語る価値すらないよな。なんだよ、正月に出現した大羊は!!
なんだよ、と言われても…。
あと、広報が言ったと言う「現状では2月~3月というのは学生は進学や社会人など」云々はフェイクだからな。「FFT、FF10-2と連続で発売されているゲームを」の占める割合の方が圧倒的に多いから、その発言を鵜呑みにしてはいけない。
三つ目の問題点とはなんでしょう?
ジョブチェンジシステムとサポートジョブシステム。この2つがゲームすべてに悪影響を及ぼしていると思う。
売りであるはずのものが悪影響ですか?
ジョブチェンジをして再度レベル上げすると、どうしても面倒くさくなっていく。この面倒になっていくことが、ゲームとしての面白みを損ねる原因になっていると思う。同じことの繰り返しのため、如何に早くレベルを上げるかにのみ注力してしまい、結果として効率重視のプレイとなる。効率重視が引き起こすさまざまな問題はいままで散々取り上げてきたので、もう語らないけど、まあ、そんなところだ。
サポートジョブシステムについては何が問題なのでしょう?
バランス悪い。これは開発者の考慮が足りないのが一番の原因。せっかくの要素であるにもかかわらず、結局はジョブによってこれを付けるのが当然といった状況が生まれてしまい、自由度の高いものを目指していながら逆に自由度が無く、サポートジョブのレベルを上げなければいけないというデメリットのみが残ってしまった。レベル上げを再度しなければいけない問題については先に述べた通り。
こんなところですかね?
うむ。2002年10月から「ファイナルファンタジー11」について取り上げてきたわけだが、ここまで文句をいわなければいけない状況になるとは思わなかったよ。もうちょっと楽しく語れればよかったと思うが残念でならない。まあ、それも明日で終わるので、よしとするか。
ちなみに、本当に終わるのですか?
終わる。4月1日まで引き延ばしてエイプリルフールですとかいうくだらないこともやらんぞ。3月31日で終わらせる。
l06.jpg (3849 バイト) そうですか、では「ファイナルファンタジー11」の話題目当てで見に来ているみなさん、明日までお付き合いよろしくです。

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