ソニーの電子書籍リーダー「Reader」を試してみた

2010年12月26日:ソニーの電子書籍リーダー「Reader」を試してみた
今日は、つい先日発売されたソニーの電子書籍リーダーの「Reader」という機器を購入したので、紹介してみようかと思う。
電子書籍リーダーといえば、シャープも同じ時期に「ガラパゴス」というものを発売しましたね。なぜ、そちらではなく、ソニーの方を購入したのでしょうか?
もちろんガラパゴスも選択肢に入っていたけど、たいていはiPadで出来るようなものだったので。iPadで「i文庫HD」があればいいだけだし。サイズの小さめの方はいい感じだったけど、価格もやや高めだし、無理にそちらにする必要はないかな、という判断で、今回はソニーの方を購入してみた。
使ってみて、どうでしたか?
概ね良好かな。2種類発売されていて、一つはサイズが5型、もう一つは6型となっている。購入したのは5型なのだけど、小さめで、また重さも軽いので、気楽に持ち運べるというメリットがある。6型もそんなに大きくないけどね。
肝心の機能面ではどうでしょうか?
まず、画面は白黒のみなので、カラーのものを見る事は出来ないという点は注意しておきたい。もちろん、カラーのものは白黒で表示されるけどね。色は出ないので、この点は間違えないように。それ以外は特に不満点も無く。オリジナルの電子書籍がしっかりとしたものであれば、普通に読めるだろう。
どういった形式に対応しているのでしょうか?
専用のダウンロードサイトがあるので、そこで購入するという手もあるが、自分で作った電子書籍も可能だ。形式はpdfであったり、jpgなどの画像形式も可能。画像の場合は、まだ触ったばかりでよくわからないが、もしかしたら1つの本としてまとまらず、写真コーナーにすべてが入るようになってしまうかもしれない。なので、pdf形式で自分で電子書籍化していれば、気楽に読むことができる。600dpiのものも、それほどページめくりに時間がかかるわけでもなかったので、概ねよいかと。すごいスムーズという事はないけど、読む分には問題ない。
ですが、少しは遅いわけですよね?
たぶん、先のページを事前に読み込みに行っていると思うんだよね。なので、本を読んでいれば、次のページにする時はすぐ移動できるけど、一気にページを変えようとすると数秒かかってしまう事もある。あと、先のページを読み込むからなのか、ページ戻りに時間がかかるように感じる。
ふむ。
バックライト方式ではないので、暗いところでは読めないなどの問題もあるが、そもそも本を読む時も暗いところでは読めないのだから、これはそんなにデメリットにはならないだろう。シンプルな機能なので、多くのものを望む場合はガラパゴスやiPadやiPod Touchを買った方がいいけど、本当に自分で作った電子書籍を読む程度であれば、このソニーの端末の方がお薦めだ。
自分で電子書籍を作るにはどうすればいいのでしょうか?
その話は4月25日『漫画や書籍などを電子データ化する方法』で紹介しましたね。詳細に関しては別サイト『漫画コミック・本の電子データ化のためのスキャン方法』をご覧になると、より電子書籍化の方法がわかるかと思います。
本来なら、ちゃんとメーカー側が電子書籍として販売してくれればいいんだけどね。ただ、メーカーが用意していても、特定の機器でしか読めなかったりする可能性もあるわけで。そのため、本を買ってきて、自分で電子書籍化し、どの機種でも見られるような状況にしておくのが良いのではと思う。
確か、実践しているんですよね。どれくらいの本を電子書籍化したのですか?
600冊くらい。あと100冊くらい、電子書籍化したい本があるけど、暇を見て地道にやっていこうと思っている。新たに買う本もあるので、一気に減らせないんだけどね。部屋も広く使え、物の管理もしやすくなり。読みたい時はiPadや今回購入したReaderなどでも気楽に読め。電子書籍生活に慣れると、300ページ以上の重い本を持ち歩くということがなかなかしにくくなる。軽い本なら別だが。
確かに、重い本の場合は便利そうですね。
物としての価値をとるか、中に含まれているコンテンツに価値を見出すか。この辺りの考え方が、電子書籍化に対する抵抗にもつながると思う。まずはどうでもよさそうなものから電子書籍化してみてはと思う。
では、電子書籍リーダーのお薦めはソニー製品ということでいいのですか?
うーん、どうだろう。
......。
使い方次第だよ。白黒中心の本であれば、ソニーのでいいと思う。カラーが多ければ、ガラパゴスかiPadがいいだろう。iPod Touchはちょっと小さすぎるのが欠点。iPadは大きすぎるのが欠点。外出用ということで、ソニーのを選ぶという選択肢はありだろう。あくまで自らの使い道に応じた選択をしてもらいたい。あと、今回5型を購入したけど、読めなくはないが、自分で電子書籍化したものを読むにはちょっと文字が小さい印象を受ける。かばんなどの都合にもよるだろうけど6型の方がお薦めかな。
ぜひ興味がありましたら、店頭で触ったりしてみてください。
今だと店頭では商品にもよるけど品切れで手に入らないんだけどね。特にソニー製に関しては6型の方が人気が高いようだ。販売価格は概ね5型が19800円、6型が24800円といったところ。割高販売には注意しよう。

ソニー 電子書籍リーダー Reader

発売日:2010年12月12日
価格:オープン価格

5型ブルー」「5型シルバー」「5型ピンク
6型レッド」「6型シルバー」「6型ブラック

画像クリックでamazon.co.jpにて予約販売・購入可能

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『ソニーの電子書籍リーダー「Reader」を試してみた』へのコメント

なんか買った人に聞いたけど、漫画だとセリフの文字がつぶれちゃって非常に読みにくいらしいです。
非常に残念…

投稿者 : 匿名

カラー対応の「READER」が出れば問題なしですね。

コミック、週間ファミ通などの電子書籍版が読みたいのですが
雑誌社側は用意してくれるんでしょうかね。
出れば普通に有料で買いますけど。

投稿者 : 匿名

カラー対応が出ても、まだ展示会レベルなので
反応速度に問題あるでしょうね
三世代目のe-inkでやっと実用範囲になった印象ですし

投稿者 : 匿名

>投稿者 匿名 : 2010年12月26日 23:49

なるほど、週刊雑誌だと中古市場もほぼないので抵抗なく
買えそうですね。毎週買ってるとかさむし、普及の入り口
としては週刊誌の役目も大きいかもしれないですね。

投稿者 : 匿名

あ…れ?kindleは…?

投稿者 : 匿名

> iPod Touchはちょっと小さすぎるのが欠点。iPadは大きすぎるのが欠点。
確かに5~7インチのタブレットがいい感じですね~

PC-T1とGalaxyTabを使ってますが、片手で持って親指でページめくれるので満員電車の中でもストレスなく本を読めます。
日本人にはこのくらいのサイズがいいんじゃないでしょうか。

Readerも持ってますが自炊本だと文字のジャギが目立ってツラいですね…。

投稿者 : 匿名

真琴さんは6型の方が見易いと書いているけど
画素数が同じせいか、5型の方が滑らかに表示されているように見える。
コントラストが良過ぎるためか6型はドットが目立ってしまっている。
たいした画素密度差ではないと思うんだけど、この差は大きい。

投稿者 : 匿名