東京ゲームショウ2018の来場者が大幅に上昇し、歴代トップに、その理由は？

東京ゲームショウ2018が終わったね。

今年の来場者数は298690人で、過去最高でした。

去年は254311人でしたので、44379人の増加です。

毎年、東京ゲームショウの来場者数を見てきていますが、今年はどう考えればいいのでしょうか？

いつもの重複カウント以外でも理由はあるのでしょうか？

ちょっと異常かな。

やはり何かありましたか？

まずは、内訳から見ていこう。

ビジネスデイの1日目は31961人で、昨年の26564人から5397人に増えています。

ビジネスデイの2日目は36356人で、昨年の31512人から4844人増えています。

一般日1日目は107310人で、昨年の106075人から1235人増えています。

一般日2日目は123063人で、昨年の90160人から32903人増えています。

ちなみに、ファミリーは両日とも減っており、合計で3816人減っています。

ビジネスデイが両日とも大きく増えている他、最終日も大幅に増えていますね。

正直、最終日に関しては見ていないので何とも言えないが、ビジネスデイに関しては、明らかに増えている印象があった。

実際に現地にいて、なんか今年は人が多いな、という印象を受けたくらいなので。

で、実際に両日ともに5000人ほど増えている。

2016年でも近い数字を出しているのだが、その時はVR元年と言われていることから、ホール間の移動による多重カウントによって数字が増えたと判断した。

今年は昨年とテーマは同じくe-Sportsなのだが、より今年の方が世間的な注目もあったことから、ホール間移動があったのかもしれない。

メインホールとe-Sportsのイベントステージは別のホールにあったから。

ただ、それにしても数字が大きくなりすぎているような気がする。

今年はビジネスデイは両日とも天候が悪かったんだよね。

初日は朝は問題なかったが、途中から荒れ模様だったし。

こうしたイベントって、雨が降ると人が来なかったりするので、雨が降った今年は従来通りであれば来場者数が減ってもおかしくない。

それでも、ここまで大幅な伸びとなったのは不思議。

だが、実際に人は増えていた印象もあったから、人そのものは増えていると思う。

では、どうやって人が増えたのでしょうか？

やはりe-Sports絡みでしょうか？

そこがわからん。

今年は、どうもチケットを結構出しているように見える。

なので、そのビジネスデイのチケットを多く出したことの影響かな、とは思っているが、実際にどうなってるのかは不明。

YouTubeを見ていると、そこまで知名度があるような人でない人でも、ビジネスデイに行っているというパターンも見かけたので、そうした層に向けてチケットを配った可能性はある。

e-Sports絡みの人も増えたので、そちらにも配っているだろうし、今年はVTuber絡みも大きく関わっているので、その周辺にも配っているだろうし。

これらを考慮すると、ビジネスデイの大幅増加も納得となる。 

最終日はどうでしょうか？

2年前のVRの時が108117人だったので、それと比べても14946人増加したことになる。

これが多いのか少ないのかだが、今年はe-sportsが会場で行われるなど、実際に訪れて楽しめるイベントもあったことから、増えるということ自体に違和感はない。

天気も良かったしね。

ここ数年は、体験版がネット経由で配信されたり、動画もすぐに配信されるなどしていたので、会場に行く意味というのがほとんどなくなっていたが、今年はe-Sportsが盛り上がってきたこともあり、実際に会場に訪れて楽しむ、ということができたのではないかと思っている。

今後も継続してe-Sportsが盛り上がるのであれば、東京ゲームショウとしての集客の要となるかもしれない。

極端な話、選手がいて、それを支えるスタッフが居て、選手の家族がいて、ファンがいる。

そうした人が会場に来てくれるのであれば、結構な人数が会場に足を運ぶということになるからね。

と、いったところか。

ビジネスデイはチケットのバラマキによって、一般日は天気が良かったのとe-Sportsが好影響を及ぼしているのでは、という雑感。

バラマキ、と言っても無差別というよりかは、ゲームにかかわるプレイヤーが増えた、ということなのかもね。

言うまでもないけど、ここでいうプレイヤーはゲームを遊ぶ人という意味ではないからね。