任天堂が任天堂らしくなってきた、ようやく岩田聡氏の呪縛から逃れられそう

任天堂の第2四半期決算が発表されたようだね。

営業利益は前年の赤字から大幅な黒字となっています。

また、通期の業績予想も上方修正しています。

どうですか、この結果を見て?

ようやく、任天堂らしくなってきたな、といったところか。

どういったところがですか?

前社長の岩田聡氏が言っていたこととして、任天堂らしい利益というのは営業利益で1000億円くらいというのがあった。

今回の業績予想で、ようやく営業利益が1200億円と、その任天堂らしいと言われている数字を達成することになった。

そういった意味で、任天堂らしくなったのだろう。

前社長自らが言っていた数字であれば、まさに任天堂らしいのでしょうね。

また、これによって、ようやく任天堂も岩田聡氏の呪縛から逃れた、とも言えるかもしれない。

呪縛って・・・。

この任天堂らしい利益というのも、社内でどうなっていたのかは知らないが、岩田聡氏が勝手に言っていた数字だからね。

この発言だけでなく、言わなくてもいいことを言っていったことによって、逆に任天堂自身が発言に縛られてしまっていたように見受けられる。

今回、任天堂らしいという岩田聡氏の数字を達成することで、ようやくその呪縛から逃れることがでいるのではなかろうか。

達成していない段階で、あの人のいうことは間違いだ、と会社側が言うのも逃げみたいで良くないしね。

達成したからこそ、ですね。

そういうこと。

他にも今回の業績発表で気になった点はありましたか?

思いのほか、スマホ等の収益は限定的なんだな、と。

まあ、ギャンブルガチャ対応が「ファイアーエムブレムヒーローズ」くらいだから、というのもあるのだろうけどさ。

スマートデバイス、IP収入は売上高で179億円ですね。

全体の売り上げから見たら5%にも満たない数字です。

その中の数字には、スマホ以外の数字も含まれていることを考えると、思ったほど大きな数字というわけでもない。

まあ、それでも100億以上の数字があるので、普通の会社からしたら、十分すぎるくらいの数字だけど、任天堂全体としてみたら限定的ということで。

あと、「ポケモンGO」の数字は入っていないと思われる。

「ポケモンGO」の数字は投資利益の64億の中の一部ではなかろうか。

全部でもないということですね。

まあ、そんなところ。

いずれにしろ、WiiUの膿をようやく掃き出し、ニンテンドースイッチも順調に行っているので、当面は安泰といったところか。

今後もネットワーク絡みの収入も入ってくるし、ソフトも出てくれば、また一安心となる。

よほどの大きなトラブルがない限り、数年は安泰かと。

あと、為替面でも、現状の形状は1ドル105円でやっているため、今の為替相場のまま今期を終えれば、また数字が大きく変わってくることも留意しておく必要がある。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:グランツーリスモSPORT、世界的大不評、地に落ちたブランド
1つ新しい話題:まこなこ、丸15年経過、いよいよ16周年目に突入

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