ゲーム実況は見ている人の購入を促すだけに非ず、海外でゲーム業界が盛り上がる理由、日本では無理な理由

前にゲーム実況について取り上げた時に、なぜ海外でゲーム実況が盛んで、なおかつゲーム業界全体が盛り上がっているかがわかった、という話をした。

2月13日『ゲーム実況動画投稿、最初の投稿が2万視聴回数越え、チャンネル登録500、三國志13実況プレイ動画等のお話』での話ですね。

具体的な内容は語りませんでしたが、わかった、という話はありました。

わかったのはいいのですが、実際にどういった理由でそうなったのでしょうか?

ゲーム実況を見て、それによって他の人が興味を示し、他の人が買う、というパターンが一般的に思いつくかと思うけど、それ以上に影響を与えているものがあり。

それは?

ゲーム実況者本人が、より強いファンになるということ。

強いファンですか。

普通にゲームをプレイして、仮に30時間プレイするとする。

普通の人であれば、30時間でゲームが終わるわけだけど、ゲーム実況者は、その動画を編集したりして、より長くゲームに関わるんだよね。

関わる時間が長ければ長いほど、そのゲームに対する親近感は高まり、結果として、他の一般ユーザーより強固なファンとなる。 

ゲーム実況をするにしても、編集だけでなく、どのようなプレイをしようか、とか、より良い攻略法は無いか、とか、見ている人に楽しんでもらうにはどうするべきか、など、さまざまな考えをもって挑むことになる。

この考える作業も、接する時間の増加と合わせてファン度を増す要素となる。

強固なファンとなれば、さらにゲームを買ったりしてゲーム実況を行い、シリーズタイトルやほかのゲームの強固なファンとなり。

その結果、単にゲーム実況等をしない状況であった以前と比べ、より市場そのものが盛り上がっていったのかな、と。

多くの人にゲーム自体を広げるだけでなく、その広げる元となるゲーム実況者自身が、ゲームへのかかわりを増すことになるわけですね。

日本でも「マインクラフト」や「スプラトゥーン」のような例もあるし、そうした流れはあるけど、まだまだ海外ほどではないように思う。

それはどうしてですか?

日本で発売されているゲームに面白い物が無いからでしょ。

そんなことは・・・。

あと、もう一つあって、それは何かというと。

何でしょう?

エロを売りにしたようなゲームが多いからかと。

・・・・・・。

エロを売りにしたゲームが多いので、それを実況プレイしようにも、やりようがないっていう問題があり。

エロなどで話題を振りまく、つまりは、ゲーム性自体が無いゲームが日本では多いので、ゲーム実況をやろうにも、限度がある。

エロを目的としたものであれば、ゲーム実況でもエロ目的の絵を見せるくらいしか手段が無いけど、それだと、その動画を見ただけで目的が達せられてしまって、ゲームの購入にまで結びつかない。

ハァハァ言いながらゲーム実況するにしても、そんなものは見たくないだろ。

一言で言うなら、ゲーム実況向きではないとなるわけだけど、それだと先に述べたようなプラス効果を得ることができない。

なので、いつまでたっても市場は広がらず、逆にゲーム自体がつまらないので縮小していくだけになっている。

ゲーム実況自体、許可していないソフトもありますし、日本でユーザーが多いニンテンドー3DSなどは特殊な機器を使わないとゲーム実況自体が困難であることも影響しているかもしれませんね。

いろいろと理由はあるけど、ゲーム実況という面から見ると、盛んな海外がゲーム業界自体栄え、逆にまだまだ受け入れ体制やゲーム自体の質の問題がある日本だと衰えるのは必然。

ユーザーがゲームに興味を示す割合が減ったのを挽回するだけの威力があるんだけどね、ゲーム実況には。

もうちょっと、うまく日本のメーカーも活用してもらえたらと思う次第。

今回は、実況している側のその他ユーザーと比べたファンの度合いを元に語ったけど、言うまでもなく、すでにプレイした人が、他の人のプレイはどうなっているのかを見るために動画を見て、さらにゲームに関わる時間が増すというメリットも当然ある。

ゲーム実況というと、以前はタダ見というイメージしかありませんでしたが、実際はさまざまなメリットがあるのですね。

タダ見というイメージが付いているのは、ストーリーのみ重視のRPGやテキストアドベンチャーなど、ゲーム性が乏しいもののみだよ。

ゲーム性の無いものしか作れない日本のメーカーは敵視していたけど、ゲーム性のあるものを作っているメーカーであれば、その効果はある程度把握していたのではなかろうか。

そのメーカーの多くが海外ってだけであってさ。

ということで、ファンの度合いを強化する意味合いがあることを取り上げてみた。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:任天堂からのWiiU、NX絡みの発表は4月27日か?
1つ新しい話題:Xbox360の生産終了、ありがとうXbox360

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『ゲーム実況は見ている人の購入を促すだけに非ず、海外でゲーム業界が盛り上がる理由、日本では無理な理由』へのコメント

実況が聞きたいんじゃなくて、単純にプレイ動画を見て面白いと思えるか、楽しいと思えるかだと思う。
聞きたい人はいるんだろうけど。

投稿者 : 匿名

勝ち負けがあるゲームやスコアを延ばしていくのは見ていて面白いと思う。格ゲーとかレトロゲームのスコアアタックとか

投稿者 : 匿名

たぶん非表示だろうけど、あえて書くね。
まこなこさんゲームについて語ったり、ゲーム実況について語るわりに、あまりに遊ばなすぎ、視聴しなさすぎじゃない?
盛り上がりに欠ける理由を面白く無いからだ、とか、エロを売りにしてるせいで成立しにくいからだってのは的外れすぎ。もっと根本的なところに問題があるでしょ。

例えばまこなこさんが挙げているタイトル「スプラトゥーン」は、動画でも配信でも人気のあるタイトルですが、人気なのはハウツー動画でもオフラインプレイの動画でもありません。
オンライン対戦プレイです。

国内タイトルでゲーム実況がしにくく、盛り上がりに欠けるのはこっちのせいです。
ゲーム実況をしようとしても、オフラインゲームでは同じルーチンを繰り返すだけになり、やりこみ系ぐらいでしか面白い動画を取れないし、配信でも盛り上がりません。そして、ハードルだけが上がっていく。(実体験含む。例:侵入されないデモンズソウル)

オンライン対戦や協力プレイ(CO-OP)があれば、実況もやりやすいし、配信で視聴者が凸しやすいので手っ取り早いコミュニケーションをする上でのネタになります。
そして、オフラインタイトルよりもソフトの寿命が伸びて、会社もプレイヤーもWIN-WINなわけです。
ゲーム実況禁止の謎文化も、海外ではオンラインタイトル(昔はFPS、今じゃDotA系(死語))が主流だったので禁止する必要がなかったのに対して、国内のタイトルはオフラインタイトル主流だったので、映像化されてしまうと商品価値がなくなってしまう、または著しく減少してしまうからです。

国内タイトルのオンライン嫌いはちょっと極端で、去年発売された「ブレードアークス from シャイニングEX」なんて、対戦格闘ゲームのくせにオンライン未実装(予定もなし)という有様でした。これじゃ自宅に友達呼べる配信環境が揃ったプレイヤーしか実況できない。盛り上がるわけがない。

投稿者 : 箱○好き

実況はPS4でついでに見ることが殆ど
CoDBo3とGTAVとディビジョンとディスティニーとマイクラが実況はいつも多いね
最近はダークソウル3も多いけど
上記に書いたので共通してることがオンライン部分が良く出来ている
オンライン部分がよく出来ていれば見た後に売り上げに繋がってる
そして自分も配信したくなる
日本のゲームが何故配信が少ないかというとオンライン部分がちゃんとしてない作品が多すぎるからというのはありそう

投稿者 : 匿名

日本のゲームは、基本的に誰がやっても同じ展開になるから向いてないのかもね。
実況映えするゲームはプレイスタイルに個性が出るものが多い気がする。

投稿者 : 匿名

実況に適していないゲームは盛り上がらないとなると
サウンドノベルや謎解き物といった、ネタバレで面白さが損なわれる
タイプのゲームが全否定される事になってしまいます。
三国志は未プレイなのでどうなのか知りませんが、詰め将棋的なゲーム性の
シミュレーション等も駄目になってしまいますし
エロいゲームばかり出ているせいというのはちょっと違うのでは。

投稿者 : 匿名

何故、海外のゲーム実況や海外でゲーム業界が盛り上がってるのか、とのことですが
海外でどんなゲームが好んで放送されてるか見れば分かります
PS4で現在のLive放送数が確認できるのですが
圧倒的に多いのがCallofDuty:BlackOpsⅢ、続いてDarksoulsⅢ、GTA5、Destiny、NBA2k16、Division・・・以下略
全てのゲームで共通点してるのがマルチプレイができて対人ゲームが可能な点
その他のゲームを見ても放送数が多いゲームのほぼ8割方がそれが可能です
ゲーム実況は視聴者参加型で一つのゲームを大多数で楽しめ、だからこそ、こういうゲームに視聴者も自然にあつまります
又、これら対戦メインのゲームには一般層にまで興味を持たせるような大会も多くあり、eスポーツって物が既に確立されてます
これが日本と海外のゲーム実況や業界を取り巻く温度の差でしょう
日本でもスプラトゥーンの実況が流行ったのも正に視聴者参加型対戦ゲームだったからでは
その点を含めると、三国志の様なシュミレーションゲーム、日本のストーリー重視のRPGなんかはオンラインマルチプレイの要素もほぼないので、これらのジャンルがこの先ゲーム実況で流行るとは思えないです(一応ゲーム自身の出来も影響あると思いますが)
日本で再びゲーム人気が活性化するかどうかはこのeスポーツが一般層に普及するかどうかでしょう
韓国ではeスポ-ツのTV番組が放送されてるほど人気らしいですから

投稿者 : 匿名

これは分かる。最初はつまらないゲームだと思ってたゲームでも、攻略本を買った手前売るに売れず、結局トロフィーコンプまでやりこんで好きになったゲームがある。

投稿者 : 匿名

ぶっちゃけ日本人はCODみたいなゲームの実況配信なんてしたくないんですよ
いたとしてもそれはあくまでもマニアでしかない
マニア以外がCOD系のタイトルの実況やその視聴に夢中になる姿が想像できない
日本で実況配信を広く根付かせるなら海外とは違うやり方が必要でしょう
もちろんイカはその一例だと思いますが

投稿者 : 匿名

ぶっちゃけた話、根本にある文化そのものも違うからなぁ(象徴的なのは宗教だが、他にも島国だったり大陸だったり移民国家だったり)
どっちが劣ってるって話に持ってくのはまずいと思うよ、ただの嗜好の問題だもの

投稿者 : 匿名

日本のゲームはオンライン要素が少なすぎるから。
そしてオンラインだと拒否反応示す一定のユーザーがいるせいで
メーカーもオンライン部分を取り除く悪循環。
面白くないとかエロがとか的外れもいいとこ。

投稿者 : 匿名

ニコ生見て驚いたんだけどPSO2とファンタシースターオンライン2というのを合わせたら他のゲーム配信数を圧倒してるね
やっぱオンラインが鍵なんだな
それもそれぞれが違うプレイ方法を参考にできたり何度も遊べリプレイ性の高いものが好まれる
海外だとCoDやGTAで日本だとPSO2なんだろう
双方共通してるのがオンラインだということ

投稿者 : 匿名