信長の野望 創造 戦国立志伝 評価、レビュー

3月24日に発売された「信長の野望 創造 戦国立志伝」の評価でも述べてみようかと思う。

ネタバレのようなものが少し含まれるので、ご了承を。

今回追加された大阪の陣絡みでのネタバレになっているので、未プレイで自分で先の展開を知りたいという人は、注意してもらいたい。

プレイ時間は25時間くらい。

大名プレイから家臣からのプレイと、いろいろな地位をある程度試している。

プレイ時間以外にも、プレイ動画編集などでゲーム画面を見ているので、普通のプレイでは気が付かない点なども把握ができたりする。

他の人のプレイ動画も結構見ていたりする。

「信長の野望 創造 戦国立志伝」で追加された大阪の陣は、徳川方、豊臣方、そして伊達正宗などのいろいろなパターンでプレイしている。

「信長の野望 創造」や「信長の野望 創造 パワーアップキット」もかなりの長い時間、遊んでいるということも伝えておく。

以上が前提ですね。

実際にプレイしてみてどうでしたか?

面白かったよ。

今回追加された「大阪の陣」のシナリオは、過去の創造シリーズでもプレイすることが無いシナリオだったということもあり、それだけでも新鮮なプレイができた。

武将などが大きく変わっているのはもちろんなのだが、特に時代の流れを把握するためのイベントが盛りだくさんで、逆に、ゲーム部分を早くやらせてくれと思ったくらい。

短期間にいろいろなイベントが起こった時代でもあるので、仕方ない部分ではあるんだけどね。

でも、それにより、この時代に疎い人でも、どういったことが起こったのかわかりやすくなっているので、歴史を知ることができて良いのではなかろうか。

イベントが多いのは良いのですが、それがゲームとして面白いのか、という疑問もあります。

その点はどうだったのでしょうか?

ここからがネタバレな話になる。

ゲーム中にはイベント合戦という戦闘があるのだが、その展開によって、その先の内容が変わるなど、ゲームの攻略面でも楽しめるところが多々ある。

そして、最後まで勝利に向かう展開をこなしていくと、結末が変わる。

かといって、必ずしもすべて勝利条件を満たす必要もないため、ゲームが苦手な人でも、本来の信長の野望としての全国制覇を目指したプレイも継続可能だ。

結末が変われば、継続してプレイする際の状況も大きく変わるので、このシナリオだけでも何度も楽しめる。

ここまでは新たに追加された大阪の陣のシナリオについてですが、ゲームシステムについてはどうでしょうか。

武将プレイが信長の野望シリーズとして初めて追加されましたが、このあたりがどうなっているのかも気になります。

今回の武将プレイは、ある意味、チュートリアル的な流れも兼ねているのかな、と。

チュートリアルは無いのですか?

チュートリアル自体は別にある。

ただ、チュートリアルだけですべて把握するのは無理だ。

ただでさえ、出来ることが多いからね。

その出来ることが多いのを、武将プレイとして、立場によって制限を加えることにより、徐々に内容を知ってもらおうという考えがあるのかと思う。

今までであれば、通常版が発売され、その後、より複雑になったパワーアップキット版が発売され、初心者向け入口とコアゲーマー向け複雑化を分けたわけだけど、今回は1本のソフトの中に簡易さと複雑さを収録したようなものだ。

このため、あまりこの手のゲームをプレイしていない人でも、家臣からプレイを始めるのであれば、多少なりとも抵抗感が少なく楽しめるだろう。

その反面、武将プレイとしてはやることが少ないのでは、という指摘もありますが?

シリーズをやりなれた人や、ゲームに詳しい人ならそう思うのも当然だが、そうした人のためだけにゲームを作っているわけではないだろうから。

初心者にも楽しめる形を考えた時に、こうした方向性を取り決めたのだから、いまさらどうだと言っても始まらない。

複雑さを求めるのであれば、早い段階で城代、城主、軍団長と立場を上げていけばいいだけだ。

他に気になった点などありますか?

今回になって、ようやく合戦が意味あるものになった。

今までの創造シリーズは、合戦をやらなくても良いことが多くて、合戦自体が無意味化していたんだよね。

メーカーが合戦に力を入れてもやらないという人もいて、合戦自体がどうなんだ、という部分もあった。

しかし、「信長の野望 創造 戦国立志伝」では、合戦をやらなければいけない展開が多々用意されている。

その一つが、大阪の陣に代表されるようなイベント合戦。これはパワーアップキット版にもあったけど、イベント合戦自体の数は少なかった。

もう一つは、家臣プレイや城代プレイの際の戦闘時の合戦。

もちろん、他の地位でのプレイの際にも、任意で合戦をするかどうか決められる。

これにより、今までは単なるミニゲームとして、本編とは別枠であった合戦が、ようやくゲームに組み込まれたとでも言おうか。

新たに合戦時の武将視点も加わっているので、今までと違ったプレイ感覚も味わえる。

他にも攻城戦や籠城戦など追加されているのも面白みが増した要素。

水上戦はまだ体験したことが無いので、触れないでおく。

全体として良い評価のように思いますが、良くなかった点は無いのですか?

聞きたいの?

なにかあるんですね・・・。

良くなかった点はどういった点でしょうか?

不具合が多すぎる、という点。

ある程度の不具合があるのはしようがない部分もあるのだが、ゲームのプレイに致命的な不具合もあり、そうしたものに出会うと、一気に萎える。

何かありましたか?

一番萎えた不具合は、城に出て、籠城戦をやろうとして合戦ボタンを押して籠城画面になって何も操作できないタイミングで敗北になって城を取られたというもの。

こうした致命的なものが残っているのが痛い。

たぶん、決算期末に合わせたり、3月30日の「信長の野望の日」の前に発売したいとか、事情はあったのだろうけど、そうした事情はプレイしているユーザーには関係ないからね。

不具合によって、特にゲームの進行に大きく影響を及ぼすのを良しとすることはできない。

どのゲームでもそうですが、不具合の問題は常に付きまといますね。

昔と比べてゲームがシンプルじゃなくなったので、仕方ない部分もあるんだけどね。

不具合があるのは仕方ないので、あとは如何に早くアップデートで対応してくれるかが、このゲームの評価が高くなるか、低くなるかの分かれ目ともいえよう。

ゲーム自体は「信長の野望 創造 パワーアップキット」である程度完成したゲームでもあったし、そのリニューアルでもあるので、ゲーム自体は面白いよ。

かといって、パワーアップキットとまったく同じシステムになっているわけではないので、新鮮な気持ちで楽しめる。

とはいえ、パワーアップキットですべてのイベントを見終えて、特にやりたい武将もいないとかなると、目玉は大阪の陣のみとなってしまうが。

武将プレイが追加されているけど、それでも戦略や戦術面が強いゲームなので、そのあたりが好みに合うかどうかも、人によって評価が異なるだろう。

立志伝という言葉がタイトルにあるので「太閤立志伝」という同じ会社の別のゲームを想像してしまう人もいるのだが、決して同じゲームではないので、この点も注意が必要だ。

オンライン通販サイトの評価を見ますと、そのあたりに言及している人も多く見かけられます。

今後、不具合の修正以外にもアップデートが予定されているので、そうしたものでさらに良くなることも期待しつつ、今回の評価レビューを終える。

「信長の野望 創造 戦国立志伝」は各種オンラインショップで発売中です。

機種はPS4、PS3、PS Vita、PC版の4機種です。

限定版もありますが、品切れ傾向にあります。

購入の際は機種に注意しましょう。

信長の野望 創造 戦国立志伝 予約販売受付中

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