クレカで見るドラゴンクエストがギャルゲーやボーイズラブ並に落ちた日

8月7日『DQ10のオフィシャルクレジットカードで高利率の借金を推奨、対策は公式RMT感覚』で、DQ10のオフィシャルクレジットカードの問題点を取り上げたけど、他のキャラクター系オフィシャルクレジットカードはどうなっているのか、気になって調べてみた。

どうなっていましたか？

次にような感じでした。 主に三井住友VISAカードの提携カードを中心に紹介しています。

通常のクレジットカードは、申し込み時には普通の支払い方法を採用しているところです。

申込み時リボ払い固定は、申し込みの際はリボ払いのみになりますが、手元にカードが届いたらリボ払いを解約することが可能です。

リボ払いのみは、リボ払いから変えられないカードです。 

通常のクレジットカード

• ポケモン
• ディズニー(JCB)
• ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
• キキ&ララ
• モンスターストライク
• ガンダム
• ONE PIECE
• 北斗の拳
• 知多娘。

申込み時リボ払い固定

• ドラゴンクエスト10
• モンスターハンター フロンティア
• ファンタシースターオンライン2
• テイルズ オブ エクシリア2
• アイドルマスター
• ラブプラス
• ときめきメモリアル Girl's Side
• ザク
• 魔法少女リリカルなのはINNOCENT
• 黒執事
• 七つの大罪
• Vitamin
• リネージュII

リボ払いのみ

• テイルズウィーバー
• メイプルストーリー
• マビノギ
• 薄桜鬼
• STORM LOVER

こうして見ると、ドラゴンクエストがアイドルマスターやラブプラスなどのギャルゲーや、Vitaminなどと同じレベルに居ることがわかる。

ポケットモンスター、ディズニーなどは最初から普通の支払い方法のクレジットカードですね。

逆に、お金になればいいやと考えているオンラインゲームなどは、リボ払いから変えることのできないクレジットカードとなっている。

こういうのを見ても、メーカー側の考えとかが窺い知れて面白い。

ドラゴンクエストなら通常のクレジットカードに入っていてもおかしくない気もしますが、中堅レベルのゲームと同じなのですね。

客のことを考えれば、通常の支払い方法のクレジットカードとして申込みを受け付けるんだけどね。

どちらにするかはメーカー側が決めることなので、キャッシュバックが大きいリボ払い付の方をメーカーが選んだのだろう。

前回取り上げた時に、カード会社の問題では、という指摘をした人がいるけど、どういったカードにするかはメーカー側が決められるから。

クレジットカード会社側がそれではメリットがないと判断すれば、発行自体しないという選択肢もあるのだから。

利益重視でリボ払いの方を選んだのはメーカー側だよ。

こうしたところからも、信用が失われるってことがわからないんだろうな。

失われますかね？

情報公開時に今回の支払い方法が初期にリボ払いになっている点について、指摘している人がいたようで。

そういう層が一定数いるってことは、問題がわかっている人の信用が失われたのだろう。

逆に、こうしたのが出てきて注意喚起をする人が他にもいたというのは喜ばしいことかと。

知識がない人はリボ払いとかわからずに申し込んで、借金漬けへの道をたどる恐れもあるから。

リボ払い自体、良くないものなのでしょうか？

リボ払い自体は手法の一つなので、それが良いか悪いかは利用する人による。

ただ、知っておく必要があるのは、クレジットカード会社は利益を得るためにやっていて、リボ払いなどの利子を取る形の方が利益が得やすく、その支払方法を推し進めているということを。

そして、それによって、使う側は無駄に利子を払い、本来自分の手元に残ったであろうお金を失ってしまう恐れがあること。

また、今回、この話を問題視しているのは、メーカーがそうした可能性のあるものに積極的に加担し、自らの顧客を高利子の支払いの可能性のあるものを売り込もうという姿勢に対して。

仮に、告知ページにしっかり、申し込み時はリボ払いに設定されていること、また、リボ払いに関する説明がしてあるのであれば、そこまで文句を言うつもりはない。

しかし、今回の告知ページでは、書いてないからね。

書いてませんか？

年会費に関する説明を読んで、ようやく初期の設定はリボ払いではないか、と把握できるくらいだ。

次の文章ですね。

『※ 年会費は無料です。ただし、入会後2年目以降は前年のカード利用がない場合および「マイ・ペイすリボ」をご解約された場合、年会費1,250円が必要となります。（除く消費税等）』(ドラゴンクエスト10オフィシャルサイトより)

で、他のメーカーがどうなっているかを調べると、メーカーそのもののページには記載は少ないものの、三井住友VISAカードの紹介ページに申込みページとしてリンクがしてあり、三井住友VISAカード側の紹介ページでしっかりと内容が記載されているので、把握が可能だ。

しかし、ドラゴンクエスト10の場合は直接手続きページに移動させているため、詳細の把握すら出来ない仕組みになっている。

紹介ページにはたいてい次のように記載されています。

『お支払い方法は「マイ・ペイすリボ」

新規ご入会時のお支払い方法は、「マイ・ペイすリボ」となります。毎月のお支払いは最低お支払い金額（5千円または1万円以上1万円単位）から。

余裕のある月は「一部でも全額でも」好きなだけ追加してお支払いになれます。

（リボ払い手数料：実質年率15.0％）

ご入会後に「マイ・ペイすリボ」以外のお支払い方法に変更することも可能です。

「マイ・ペイすリボ」の詳細』(三井住友VISAカード 提携カード紹介ページより)

そうした説明ページにリンクが張られず、手続きページにリンクを張っているため、クレジットカードの詳細がわからず申し込む形になるわけですね。

先に取り上げた時に、問題は三井住友VISAカードの方にあるのでは、と言う人がいるようだが、明らかにすべてスクウェアエニックス側の問題だよ。

申込み時にリボ払いになっていることも問題視するが、それ以上に、告知をしっかりすることなくリボ払いカードを作らせることに憤りを感じる。

騙す気、まんまんだろ、これ。

いずれにしろ、ドラゴンクエスト10オフィシャルクレジットカードで借金漬けになる人が出ないことを祈りたいですね。

ここまで異常なことを平気でやってのけることに驚く。

まあ、昨今のドラゴンクエスト10の状況を見れば、それも致し方ないことなのかもしれないが。

というわけで、クレジットカードを申し込む人はご注意を。