DQ10カジノ問題、楽しませることを放棄した末路

南無カジ子。

カジ子、って・・・。

DQ10のカジノで最近大きな動きがありましたね。

なんでも特定の方法を用いることでコインが大幅に稼ぎやすくなる方法が見つかり、一般に情報が広まったようです。

それにより、さまざまな問題が生じているようです。

攻略法が広まったことによる問題なんてあるのかな？

一つ目は、その手段がオンラインゲームにおける不正行為に当たるのではないか、という問題。

二つ目は、その手段を用いるにはいくつかの台を独占しなければいけませんが、その独占による弊害。

三つ目は、やった人とやらない人とのカジノコインの取得量の違いと、今後の変更による影響などがあります。

不正行為なら、そもそもやるべきではないと思いますが？

不正じゃないでしょ。

不正じゃないんですか・・・。

今回明らかになった方法を不正と言われると、そもそもゲームを遊ぶこと自体が不正になりかねない。

ゲームの遊び方は人それぞれなのだが、今回のカジノ攻略方法はシステムの仕組みを把握して、その通りに実行してカジノコインを増やす方法だから。

これがダメとなると、炎に弱い敵にはメラ系の魔法が有利なのでメラを使おうとしたが、これも不正となってしまう。

最終的には運営側が不正と言ったものが不正となるわけだが、根本的にはカジノの問題もメラで有利に進めていくのも同じことだと思うので、不正と言うのは間違いだろう。

この状況がおかしいとなれば、システムの変更がされるだけなので。

メラの例で言うならば、敵の耐性が強くなった、といった具合に。

不正じゃないのでしたら、そもそも問題にならないじゃないですか・・・。

そうなんだけど、人によって考え方がいろいろあるのは当然のことで。

そのいろいろな考えを持っている人が集まって遊んでいるのがオンラインゲームなわけだ。

不正じゃなくても不正と思う人が多く集まれば、問題化するということ。

特に、やった人は多くの利益を得て、やらない人は何も得られない、もしくは間接的に不利益を被る可能性があるので、問題視するのだろう。

二つ目は、その手段を用いるには1つのエリアにある8つの台を独占する必要があることによる影響です。

特に、知らずに台に座り込んでしまった人を移動を強制させるような発言や、罵倒、そして、先の不正と思っている方による不正じゃないかと言った発言などで不快な思いをしている人が少なからずいる点かと思います。

あったけぇ。

あったかくないでしょ・・・。

罵倒とかされると、あったまるでしょ。

それは別の暖まりでしょう・・・。

ガンダムVSシリーズを野良でやっていた身からすると、この暖かさは良くわかる。

・・・・・・。

3つ目は、この攻略法をやった人と、そうでない人との差が大きくなりすぎるという問題です。

こちらは主にゲームバランスの面で心配している人の考えですね。

当然、やった人は大量にカジノコインを手に入れ、そうでない人は少ないままとなる。

現時点でもカジノコインで引き換えられるアイテムによってキャラクターの能力に差が出る。

また、ゴールドに換金可能なアイテムもあるため、ゲーム内経済全体にも影響があるのでは、という心配もある。

何より、今後、カジノで新たなアイテムを追加するときに、片方は苦も無くアイテムを得られ、もう片方が苦労する、ということも問題。

こうした問題があることから、カジノの発展性が望めなくなるのでは、という心配があるのだろう。

このあたりはすでに類似例があるので、なおさらそう思ってしまうのかと。

類似例とは？

ちいさなメダル。

こちらもリプレイ報酬でバラマキを続けた結果、格差が大きくなりすぎている。

もし、新たにちいさなメダルに利便性のある何かを追加すると、たぶん問題視する人が出てくるだろう。

2014年7月5日『DQ10、バージョン2で強制終了させられた各種コンテンツ』でもちいさなメダルについては取り上げました。

そこにまさか同じバージョンで追加されたコンテンツが並ぶとは思わなかったよ。

去年取り上げた時点でカジノも入っているじゃないですか・・・。

DQ10のカジノに関しては、そもそもおかしいだろ。

何がおかしいんですか・・・。

プレイヤーはエンターテインメントとしてゲームを楽しんでいるわけだ。

その1コンテンツとしてカジノがあるはずだった。

しかし、DQ10運営側が出した答えは、ゴールドを回収するための場として、プレイヤーには不快な思いをさせてでも、ゴールド回収の場としてカジノを捉えていた。

序盤にいくつもあったカジノコインを得るための攻略法も軒並み潰されていったのを見るにつけ、そのあたりは誰でも理解できることだろう。

床に置いていたコインも後日復活させるようなことを公式サイトで述べていたにも関わらず、結局戻らないし。

過去のインタビュー記事でカジノコインを何枚買えるかを決めるとき、堀井さんは1000枚まで、セカンドディレクターは5万枚まで、という話が披露されていたが、まさに運営側がゴールド回収のための場として捉えていることが窺える一幕と言える。

その堀井さんの絶妙なゲームバランスも、肝心のカジノコンテンツをどんどん悪化させているため、堀井さんのせっかくの提言すらコケにするような結果になっている。

4gamerでのインタビュー記事でありましたね。

そうしたことによるフラストレーションが、今回、攻略法を積極的に実行するにしろ、それを不正と罵るにしろ、形になって出てきたわけだ。

今までも十分遊べていれば、そうした攻略法をやる人はやるし、そうでない人はどうでもいいで終わる話だからね。

カジノに関してはテンションアップシステムやレイドシステムなど、独特で面白要素があって良かったのだが、運営があまりにもお粗末すぎた。

ほんと、白けるわ。