DQ10の同時接続数が過去最大に、ということの無意味さ

なんでも7月25日のバージョン1.5でDQ10の同時接続数が9ヶ月ぶりに更新されたようだね。

DQ10ディレクターのtwitterで次のような発言がありました。

『9ヶ月ぶりに同時接続数の記録を更新しました。』(twitterより)

おお、これは喜ばしいことですね。

いや、この同時接続数の記録突破なんて、なんの意味がないことなのだよ。

そんなことないでしょうに・・・。

それは不具合などが発生しているからですか？

不具合は起こってしまうものなので仕方ないとして、今現在の同時接続数の実態を考えてもらえれば、その無意味さがわかるだろう。

今現在の実態とは？

単に複数アカウントプレイヤーが増えているため、そうした1プレイヤーが複数アカウントで同時接続することで、数字がかさ上げされているに過ぎない。

一見賑わっているように見えて、プレイしているユーザーは当然昔から増えているわけではない。

同時接続数の数字が良いからといって、その実態を見誤ってはいけない。

さすがかさ上げしている張本人の4アカプレイヤーの言うことは違いますね・・・。

いや、ほんとすみません。

謝ることではないですけど・・・。

では、どういったことに気を配ればよいのでしょうか？

やはりプレイしている人数そのものだ。アカウント数でもなく、キャラクター数でもない。プレイヤー数自体。この数字が上がることが、やはり重要だ。

言うまでもなく、そんな数字を運営側が調べようとするのは困難なんだけどね。

今後、Windows版が発売されるので、ここで新たなプレイヤーが増えるような施策をするとともに、やはり追加ディスク発売の際には、すでにプレイをやめてしまったプレイヤーに戻ってきてもらえるような魅力をしっかりとアピールできるような、そういった状況にもっていく必要がある。

これが出来るかどうかによって、最終的なDQ10の評価が決まる。

少なくとも同時接続数なんかではない。

似たようなことはtwitter上で続けたコメントにも書いてありますね。ここでの自分はディレクターで、よーすぴとはプロデューサーです。

『自分もよーすぴも、「同時」接続数にはさほどこだわってなくて、それよりも同時じゃなくても一日に何人ログインしてくれてるかの方が大切なんですが......』(twitterより)

なんというか、ゲーム業界にしてはまともな人材だよな。

ゲーム業界にしては、って・・・。

日本でトップレベルの人気のゲームに関わってきたディレクターですので・・・。

最近は利益さえ出れば客にギャンブルやらせて荒稼ぎするようなみっともないゲームメーカーを見てきただけに、少しホッとする。

いずれにしても、今後は追加ディスクの情報が待たれますので、Windows版発売と共にユーザー数の推移などにも注目ですね。Windows版は9月26日に発売されます。

データ出してくれないのでユーザーレベルではわかりようがないんだけどね。

8月8日に発表されるドラゴンクエスト10国勢調査の内容から類推していきましょう。

先のプレイヤーをどう呼び物すのかの施策の一つとして、今現在、最後のログインが5月21日以前の人を対象に10日間のフリープレイが出来るようなことをやっているので、しばらくやっていない人もチェックしてみてはどうだろうか。

ちょうどお盆明け辺りまで対象なので、お盆休みにでもちょっとプレイして昔との変化を楽しんでみてはどうだろうか。