マリオ目当てにゲーム機買うバカいるかよ！

と、アンソニオ猪木さんが言ったとか言わないとか。 

言っていませんよ、そんなこと。

マリオ目当てにゲーム機買う人がいるのか、ということはどういうことでしょうか？

WiiUを見ると、どうもマリオを軸に売っていこうとしていたのかな、と思ったりする。それが、発売日と同時に「NewスーパーマリオブラザーズU」を発売したことに現れているのだろうが、果たしてマリオを目当てにゲーム機を買おうとする人がどれだけいるのか、という疑問を呈したいと思う。

人気のマリオですから、大勢いるに決まっているじゃないですか。

でも、実際にWiiUをけん引する存在にはなっていない。

そういう意味では、マリオ目当てにゲーム機を買っている人は少ないのかもしれません。

こう考えると、先に述べたように、マリオ目当てでゲーム機を買うことはないとなる。

ですが、「NewスーパーマリオブラザーズU」は50万本を越えましたし、ニンテンドー3DSでは「Newスーパーマリオブラザーズ2」が200万本を越える売れ行きです。そうなりますと、話が大きく違ってくるように思いますが？

ユーザーは、マリオを買うんじゃないんですから。

ね、ユーザーはソフトを買うんですからね。

だから、そのユーザーは面白いソフトで遊びたいということでソフトを買うんです。

ところがWiiUですから、ソフトが無いので遊べないですね。

仕方なくマリオを買うんですよ。

任天堂前社長の言葉をもじって何言ってるんですか・・・。

これは冗談のようで、実際に言えることだよ。

何かソフトを買おうとする。たぶん、他に買いたいソフトが1本別にあるのだろう。だが、本体とソフト1本だけだとなんだか寂しいものがある。

さて、そこで何を買おうかとなったとき、マリオが買われるということだ。

それだけ、マリオが長年培ってきた信頼というか、安定感があるということの表れでもあるし、逆に言うと、マリオがあるから買いたいというわけでもないという裏返しでもある。

ハードが売れていけば自然にマリオも売れていく。そのため、ハードをどうやって売っていくかを別途考える必要がある。決してマリオによってハードが売れるわけではない。

その積み重ねがニンテンドー3DS版の200万本突破に現れているわけですね。

いまだに安定して週に数千本売れているからね。これを買っている人が、マリオ目当てで買っているとは思えず。

やはり、本体を買った人が同時に買ったりした結果が、この数字なのだろう。

こうした点から、最初に取り上げたように、マリオ目当てでゲーム機を買う人は少ないのでは、につながる。

「ルイージマンション2」も同じかもしれませんね。早くも70万本突破しています。

任天堂プラットフォームがなぜ任天堂商品のみ売れるかというと、過去から培ってきたブランド力によるところが大きい。そのため、ハードさえ売れればソフトも売れるという好循環になっている。

逆に、ハードを売るために何かしらのソフトが必要になるということでもある。それが自社製品であったり、他社製品であったりの違いはあるだろうが。

ニンテンドー3DSでは「とびだせ どうぶつの森」でしたね。他社製品では「モンスターハンター3G」が挙げられます。

こう考えるとマリオを過信してもいけないということでもある。

早くからマリオを出しておけば末永く本体と同時に買ってもらえる可能性は高まるものの、それだけで本体は売れないということで。