スクウェアエニックス社長和田洋一が退任、今後の絶望感はいかほどか

大変なニュースが飛び込んできたようだね。

投稿もいくつか届いています。同じ話題でここまで投稿が届くのも久しぶりです。

『スクエニの和田洋一が事実上の更迭のようですよ。』(投稿)

『スクエニの和田が６月じゃなく今月で退任だとよ。』(投稿)

『スクエニHD、赤字の責任をとって、和田さんが６月に辞任だそうです。 しかし、なんで６月なんザンショ？３月末もひとつのタイミングだと思いますがねぇ』(投稿：ゴロゴロ)

『スクエニの代表取締役社長が和田から、松田へと変更が生じる見込みが発表されました。 正式決定は6月の株主総会と取締役会で決定するそうですが、この事態について何か意見をお聞かせください。』(投稿)

すでに3月19日『スクウェアエニックス社長の和田洋一の退任時期はいつか！？代表取締役や社長などの言葉の意味など』で退任時期などを取り上げていたので、日ごろから来ている人はすぐに合点がいったのではなかろうか。

前回の発表では、代表取締役に松田洋祐がなるという話であり、この段階では和田洋一の進退は明らかになっていなかった。そして、3月26日に退任することが明らかになったわけだ。

今回は和田洋一そのものについてではなく、スクウェアエニックスの今後がどうなるかを中心に取り上げていこう。和田洋一の総括については後日にでも。

ここでの退任とはどういうことを指すのでしょうか。

今回明らかになっているのはスクウェアエニックスホールディングスというスクウェアエニックスやタイトーなどを抱える大元の会社の社長を退くという話。ただ、常識的に考えて、スクウェアエニックスやタイトーの社長の座も外れるのが一般的だ。仮に居座ろうとすると、さすがに看過できん。

この辺りの人事の詳細は、また後日発表されるだろう。

この、新たに社長になる松田洋祐という人はどういう人でしょうか。社長として適切な方なのでしょうか？

まったくもって不適切な人物だ。

ひどい・・・。

社長としての器はないと断言できる。

株主総会で説明のために言葉を発していたが、もぞもぞと言って何を言っているのかすら聞き取りにくい有様。会計畑を歩んできているので、そういった意味では和田洋一に近い人物かもしれない。しかし、和田洋一の劣化版という捉え方もできるので、期待はできないだろう。

劣化版って・・・。

和田洋一がXbox360なら松田洋祐はPS3といったところか？

・・・・・・。

では、なぜこのような人事になったのでしょうか？

まず、もともと社内取締役が和田洋一と副社長の本多圭司、そして取締役で松田洋祐と千田幸信という人がいたわけだ。和田洋一と本多圭司は共に代表取締役で、本多圭司は旧エニックスの社長でもあった人物。言うまでもなく、和田洋一は旧スクウェアの社長。

順当に考えれば、繰り上がりで本多圭司が社長になるべきなのだが、ほとんど和田洋一の独裁的状況ではあったものの、代表取締役という立場でこのような事態になったことから、さすがに繰り上がりでというわけにもいかないという判断があったのだろう。

そのため、代表取締役ではなかった松田洋祐を先日代表取締役にし、そして6月の株主総会のあとの取締役会で社長にするという流れにしたわけだ。

急場での対応のため、社長として適切ではない人物を社長にするに至った。

そうすると、今後はどうなりますか？

たぶん、期間限定の社長となると思うので、1年か2年程度で別の人に引き継がれると思う。それが本多圭司なのか、別の人なのかはわからないが。

で、人事についてはこのような形になるが、ゲームユーザーにかかわりの深いゲームはどうなるのか。

一番気になりますね。どうなるのでしょうか？

たぶん、あまり変わらないと思うぞ。

それはそれは。

ドラクエ絡みのチームは引き続き順調に進めていくだろうし。

今回、大きな問題となっているのはアミューズメント絡みと、そして北米を中心としたソフト展開なんだよね。このあたりを整理するために大きな赤字を今回出すことになったのだが、それを今期で行ったので、来期以降はそれなりの成果が出る。

ただ、今回の整理によって開発の中止が確定したものも出てくるから、その発表が今後あるかもしれない。その時に、話題が出るだろうが、それはもう今現在で決まっていることなので、発表するのが4月以降だからといって、松田洋祐が大きくかかわったというわけではない。

このあたり、どこに責任があるのかを明確にしておきたい。

別に和田洋一がすべて悪いというわけでもないけどね、発売中止の決定に関しては。

そうしたタイトル以外は安心と思って良いのでしょうか？

直近ではそうだが、将来的には不安要素も出てくる。

今回の赤字や社長退任によって、スクウェアエニックス内が多かれ少なかれ混乱する。この混乱によって人が辞めていくこともある。そうなると、また旧スクウェアの末期のように駄作が連発されることにもなりかねん。

今現在でも駄作が、とか言われると変わらないのでは、というツッコミもありそうだが。

そんなことはありませんが・・・。

今回、けじめをつける形で退任となるが、アミューズメント市場は消費税増税などと絡んで今後も厳しさを増すし、海外のゲーム開発もPS4や次世代Xboxの登場で競争が激化する。

共に和田洋一が主導してきた案件が、今後もスクウェアエニックスの土台を揺るがす存在になる。

迷惑な話だ。

それにしても、この退任時期はよく当てましたね。

というか、スクウェアエニックス関連は結構当ててるよな。過去を振り返ってみても。

何か理由があるのですか？

発想が単純だからでしょ。バカでもわかることしかしないんだから。そしてバカげた結果になる、と。

ですが、直近で大きく外しているじゃないですか。『緑が赤を救う』で言っていたのと真逆です。救うといっていたのに救われていません。

ん？どういうこと？

緑で赤はスクエニィ。