まこなこ、2012年を振り返る、ソニーを憂う1年

2012年が終わるということで、2012年を総括してみようと思う。

どうでしたか、この2012年は。

ドラゴンクエスト10のプレイ時間が800時間を超えたとか、個人的な話もあるのだが、「まこなこ」全体として考えて見ると、やはり2012年はソニーに始まり、ソニーに終わった。そんな年と言えるだろう。

それは、PS VitaやPS3に注目したから、というわけですね。

いろいろな意味で注目したよな。

......。

具体的に何を問題視しているかということを改めて伝えておこう。

ソニーが今後、セガのようになってしまうのでは、という、この一点に尽きる。

セガのようにというと、ドリームキャストのように、ということでしょうか？

もうちょっと具体的に言うと、ドリームキャストのようにハードの撤退はもちろん、その後のセガの状況のように壊滅的なダメージをソニーが受けてしまうのではないか。そういう心配から、この1年間は特に問題を指摘したわけだ。

若い人は知らないだろうし、私も若いのであまり詳しくは知らないが、昔のセガは熱狂的なセガファンがいるほど、魅力的なゲームを出し続けていたメーカーだった。セガサターンまではそれが続き、ドリームキャストでも魅力的なゲームが出ていたが、ドリームキャスト本体の売れ行きが芳しくなく、ゲーム機事業から撤退。

その後、ソフト化路線に行ったものの、今までの甘えた根性で続けていった結果、碌なソフトが出てこない。

ですが、「初音ミク」のゲームや「龍が如く」、そして最近ではWindowsで「ファンタシースターオンライン2」辺りも注目されていますよ。

昔のセガを知っている人からすれば、この程度のタイトルでは満足できないんだよ。それくらいセガという会社はすごかった。そして駄目になった。

これと同じ状況がソニーに起こるのでは、ということを心配しているわけだ。

特に、ソニー単体で問題が終わるのであれば、大したソフトも無いので別に良いのだが、ソニーのゲーム機では多くのソフトメーカーのソフトが出ていることから、1社の問題にとどまらない状況になりうる。そのため、より注目をしてきたわけだ。

ここ最近のPS3は好調というコメントもありますが。

そうしたコメントがあるのは分かるし、実際に売れているゲームもある。しかし、それが何だという話だ。

何だと言われましても...。

そのあたりの良し悪しというのは単にソフトの良しあし、ゲーム機そのものの良し悪しでしか過ぎない。

今、問題視すべき点は、ソニーという会社についてだ。

ここでは特にソニーという会社が将来立ち行かなくなるのでは、ということで問題提起をしてきた。

最近は世界でPS3本体が売れてます、というけれども、それがソニーとしてどれだけの利益を生み出しているのか。

問題は利益を出しているかどうか。ゲーム機そのものが良いか悪いかは大きな影響じゃない。なぜなら、利益が無ければ将来に向けての投資が出来ないわけで、それはどういった形になるのか知らないがPS4の位置づけとなるものにも影響を及ぼすことになる。

また、数年前に問題となった個人情報流出問題も、利益が出ていればちゃんとセキュリティにもお金をかけられ、問題は起こらなかった可能性が高い。実際、情報流出の問題となったのはすでにセキュリティ業界では知られていた問題であり、対応は可能であったはずなのだから。しかし、利益が出ないためにどこかをコストカットしなければいけなくなり、結果、セキュリティがおざなりになり、大量の個人情報を流出させ、利用者を恐怖に陥れた。

こうした問題があるからこそ、利益というものは重要なんだよね。利益という表現よりかは、正常な経済活動、と言った方が適切かもしれない。

長いことゲーム事業では赤字が続いていますね。一度は改善したものの、本体の値下げなどでさらに赤字傾向にあります。

この辺りの状況がセガの末期に似ているわけだ。

今のソニーのゲーム部門は金融やその他の好調な分野の利益をかすめ取る形で成り立っているが、まさにこの辺りはセガのドリームキャストの時と同様。

セガは当時、850億円もの個人資産を提供されたものの、それでも立ちいかなくなり、結局ドリームキャスト事業を撤退することとなった。

ソニーも今は他部門の稼ぎを使ってゲーム機を出せているが、これが無くなったらどうなるのか。また、そもそも、他部門の利益を無くしてまでやるべき事業なのか、ということを問われかねない状況に陥っている。

PS Vitaの立ち上がりが大きく失敗し、こちらで収益を上げるのが困難な以上、今後どうするのか、という問題が今年に顕著となった。

ですが、そうした話を打ち消すようなコメントも多くありますが。

コメントでよくあるのは単に売れているとか、商品として良い、という話でしなかない。

ここで話しているのはソニーという会社について、そしてゲーム業界について語っている。コメントでは単に商品として良い、とか、数字として売れている、というだけの話でしかない。こちらで語っている内容と関係の乏しいコメントのため、意味は薄い。

もちろん、商品として良く、売れていれば将来的に利益が付いてくるかもしれないが、来年には次世代ゲーム機販売が本格化するなか、遅いだろ。

可能性があるとすれば、PS3で終わらせる、もしくは次世代プレイステーションはPS3を基本としたバージョンアップに留める。これであれば、十分な利益を得られるかもしれないが。ただ、今現在出ている話を見ると、まったく新しいゲーム機のようだが。

コメント欄は12月8日のWiiU発売以降、好ましくない流れになっていますね。

コメントしてくれるのはいいんだけどね。他の人のコメントにも突っかかっていったりしてみっともない状態になっている。

コメントは取り上げた内容の付加価値を高める役割になるものだけに、ルール内で出来るだけ載せていきたいと思っているが、最近の一部の人のコメントを見ると、不適切に感じている。この辺りは今後、再びルールを作るなどして対応していけたらと。

決してコメントすることが悪いとかではなく、そのテーマに沿って1回だけ、という形でコメントしてもらえるとありがたい。他の人のコメントにいちいち反応などもせず。掲示板や論争の場ではないので。

わざとコメント欄が荒れるような発言をしているのでは、という指摘もありますが。

いつもと変わらず、考えていることを述べているだけだよ。

よく、任天堂寄りの意見だ、ソニー寄りの意見だ、と、レッテルを張ってコメントする人もいるけどね。

同人誌で発売前から任天堂ゲーム機が売れるという話をしているのにソニー寄りと言われ、明らかに駄目だろうと思われたPS Vitaについて語ったら任天堂寄りと言われ、たいして取り上げてもいないのにマイクロソフト寄りと言われ。

意に反する内容が載っていて不快に感じることもあるだろうが、それであいつは何々寄りだという形でレッテルを張って自己の精神安定にするというのもどうかと思うぞ。

過去に任天堂寄り、ソニー寄り、マイクロソフト寄りの全ての称号を手に入れた身としては特にそう思う。

それに、コメントの数が多いとチェックが大変でしかないだろ。言いたいことを適正なコメントを適正なボリュームで書いていただけるだけでいいので、量なんて望んでいないよ。サーバーに負荷がかかるしさ。

サーバーエラーがよく出るようですね。

と、こんなところか。コンテンツとしてのゲームについての話を楽しみにしている人からすると、ゲーム業界の話などを聞いても面白くもないかもしれないが、特にこの次世代機が続々と出てくるであろうここ数年は、やはりゲーム業界としてどうなのかを取り上げる回数が多くなってしまう。この点はご了承いただけたらありがたい。

では、また来年。

いやあ、今年もギリギリのところで帰ってこれたようですね。

どうでしたか、今年は。一言コメントでも。

今年も大漁でしたな。

空気読んで発言してください...。

えっ！？