任天堂が8月に3DS「ニューマリオブラザーズ2」を発売するのは3DSの海外拡販対策

2012年6月11日：任天堂が8月に3DS「ニューマリオブラザーズ2」を発売するのは3DSの海外拡販対策
	E3 2012でWiiU(ウィーユー)に関する発表があったけど、ニンテンドー3DS用ソフトもいくつか明らかになったね。
	すでに発表されていましたが、「ニュースーパーマリオブラザーズ2」が8月に発売されます。
	だけど、8月とはまた中途半端な時期に感じるけど？
	確かに、注目タイトルでしたら、年末商戦などのような周囲が注目する時期に発売してもよさそうですね。
	これは、去年の教訓によるものだよ。
	去年の教訓？
	去年、海外でもそれなりにニンテンドー3DS本体が売れたけど、それでも思ったほどの売れ行きではなかった。ここで言う思ったほどというのは、任天堂が思っていた数字のことだ。その原因として、年末商戦で売れはしたものの、そのスタートダッシュが遅く、結果として全体的に低調になったというのがある。
	それがどう関係するのですか？
	スタートダッシュの失敗、というのが、今回の「ニュースーパーマリオブラザーズ2」の8月発売に絡む。
	どういうことでしょうか？
	8月から注目作を投入し、年末商戦に向けて地ならしをしようということだ。そもそも、海外は日本ほど発売日に集中して売れるという現象は無く。もっとも、これは日本でも任天堂商品であれば、発売日集中ということはないんだけどね。
	つまり、8月から徐々に売っていくということですか？
	年末商戦に集中させずに、8月からニンテンドー3DS本体と共に売っていき。そして、年末商戦で、さらなる勢いを出すためにソフトを投入する。そういった流れでやっていくのではなかろうか。
	単にWiiUと重複しないように、という考え方はありませんか？
	それもあるかもしれないが、それをいったら全てのニンテンドー3DSタイトルが年末に発売できないこととなる。
	確かに...。
	去年の失敗を今年に修正する。この辺りはさすがといったところだ。
	そうですね。
	もっとも、成功するかどうかは別問題だが。
	......。