北米でのファイナルファンタジー13の発売日決定、来期のスクウェアエニックスの販売スケジュールはどうなるか

2009年11月14日:北米でのファイナルファンタジー13の発売日決定、来期のスクウェアエニックスの販売スケジュールはどうなるか
投稿がありましたので紹介します。

『FF13の海外版の発売が2010/3/9に決まったそうです。DQ9、DQ6、FF13、KH関連2作…と、スクエニは今年度内に大作ソフトを集中させてきていますね。真琴さんは以前の記事で、決算対策のために企業は特定の年度に収益を集中させることはしない、と言われていましたが、今回のことはどう思われていますか?』(投稿)

意外にも早いですね。決算絡みで調整してくるのではという話をよくしていましたが、これをどう見ればいいのでしょうか。
他のソフトが売れなかったので、出さざるを得なかったんじゃない?
そんな…。
もうちょっと丁寧に説明していこう。まず、今回の話だけに絞ると、北米のみの販売のため、欧州は来期になるのだろう。まず、ここで調整がある。そして、海外だと発売日にのみ集中して売れるということもないので、今期に発売したからといって北米販売分すべてが今期に含まれるということではない。
その辺りで調整されるわけですね。
ただ、それでも今期に発売されるタイトルが多すぎるような印象がある。これがなぜ起きているのかを考える必要がある。
なぜでしょうか?
一つは、先に述べたように、他のソフトが売れていないからというのがある。「ドラゴンクエスト9」はほぼ想定内の売れ行きをしたものの、細かいタイトルで大きな売れ行きを示したタイトルがない。それは「ドラゴンクエスト9」の販売数だけでも賄い切れなかったのではないだろうか。
今週発売された「ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル クリスタルベアラー」も初日の売れ行きが芳しくないという話がありますね。

画像

■ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル クリスタルベアラー

発売日:2009年11月26日
価格:7340円

※画像クリックでamazon.co.jpにて予約販売・購入可能

このタイトル、東京ゲームショウ2009年の基調講演のパネルディスカッションで、わざわざ「ファイナルファンタジー13」や250万本売れた「バットマン」、400万本売れた「ドラゴンクエスト9」と並列してタイトルを述べていただけに、売れ行きにかなり期待していた部分があったのではないか。それがまったくもって振るわなかったことも、今回の北米での今期発売に影響しているかもしれない。海外で売れるかどうかはわからんけど。
「ファイナルファンタジー」の名があっても厳しいのですね。
そしてなにより、アミューズメント施設部門がまだまだ予断を許さない状況になっているのも影響するだろう。特に、この冬に新型インフルエンザが流行すれば、この部門で利益すら出せない状況になる可能性もありうる。実際、5月の新型流行の時にも関西地方で外出が控えられ、売れ行きが落ちたという話が別の会社であったという話もあり。これが全国レベルで起きるとなると、怖いものがあるよな。
大規模な流行がないことを祈るばかりです。
最後に、人的リストラの実施により、最終的な利益が当初予定より減ることになるのだが、それを少しでもカバーし良い数字を出そうという考えもあるだろう。現時点の最新の業績予想より上の数字が出れば、株価も上がるだろうし。
今期に北米でも「ファイナルファンタジー13」が発売される理由は分かりましたが、では来期はどういったタイトルがスクウェアエニックスから発売されることになるのでしょうか?
まずは欧州で「ファイナルファンタジー13」があるよな。そして「ファイナルファンタジー14」が全世界で発売されるだろう。この2つは確定している。このほかにも海外で「ドラゴンクエスト9」がある。
海外でのドラクエはあまり売れないのでは?
これは以前にも話したけど、任天堂が販売面で協力すると述べているので。これにより、売れる可能性はあるよ。そして、売れた場合、数字的にも数百万本レベルになってもおかしくない。
2008年12月14日『ドラゴンクエスト9は一つのソフトに一人分しかセーブできない、これで世界で1000万本売れる?』で触れていますね。2010年の任天堂の上半期決算説明会でも、「ドラゴンクエスト9」の海外販売をサポートする発言を岩田聡社長から出ています。
実際に売れるかどうかは発売されてからしか分からないが、少ないくともスクウェアエニックスとしては売れると思っているのだろう。
他に来期に何かありますか?
「ファイナルファンタジー」関連でも他にも複数本出てきそうだ。それが売れるタイトルなのかどうかはわからないが。今年の10月11月12月の連続発売を見ると、来期も似たようなことがあってもおかしくないだろう。
「ファイナルファンタジー14」も含め、ファイナルファンタジーファンは注目です。
このほか、「ドラゴンクエスト10」の開発が順調なら来期辺りにあってもおかしくは無い。これはさすがに開発次第なのでなんともいえないが。
去年の段階でWiiで開発している話が出ていましたね。
後は、買収したアイドス絡みで数百万本売れるタイトルがあるだろうし、意外となんとな調整出来るのでは。日本だけ見ると、「ドラゴンクエスト9」と「ファイナルファンタジー13」の販売数が突出しすぎて埋め合わせが出来ないように感じるけど。「ファイナルファンタジー14」で毎月お金が入ってくることにもなるし、場合によってはアイテム販売などでかっぱぐこともありうるし。まあ、なんとかなるのではないでしょうか。
ふむ。
家庭用ゲーム部門だけでなく、アミューズメント施設の復調も期待できそうだし。どうにもならないことでもうまく調整するのが和田洋一なのだから、その点はぬかりないかと。
最終的に数字を出すためにはソフトあってのものですので、ぜひソフトの方にも期待したいですね。
おいおい、まるでスクウェアエニックスに期待するソフトがないような言い方しないでくれよ。
そんなことって言っていませんが…。

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『北米でのファイナルファンタジー13の発売日決定、来期のスクウェアエニックスの販売スケジュールはどうなるか』へのコメント

>今週発売された「ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル クリスタルベアラー」も初日の売れ行きが芳しくないという話がありますね

いや、それは当たり前。
10月から12月まででFF関連作品を五本以上も発売すれば、当然一つ一つが10万程度からヘタをすると5万切るのは見えていたはず。
FF13を除いた他の作品が、な。
ましてCCは、作品を重ねるごとにうなぎのぼりならぬうなぎさがりなんていいたくなるほど販売数が落ちているシリーズだし。
(面白い作品ではあるんだけどな)
その状況で乱発ターンの間に挟めばどうなるか~なんて、言葉は悪いがアホでもわかる事だろ。

12月だけで見ても、日本ではFF13以外に5本近いソフトが発売される。
その半分以上、もしくは全部が沈没する事は目に見えているだろう。
さらに1月も同様に一ヶ月間に五本以上発売するという。
もうね……。KHとDQ以外は沈没必至の状況だ。

また、東京ゲームショウ2009以外のゲームショー(東京地方が関係ないイベント)に力を入れていないというのも大きい。
本日から明日にかけて大阪で行われているゲームショー。
FFもDQも、KHすらも出展していないのだから……。
そういう場所でCCや13を持ってきて、周知徹底およびその面白さを伝えていこうという姿勢が大事ではないか、と。
DQ9のハッサン配布などで人を呼び、そこでFF関連作品の宣伝も徹底していくような形を何故とらなかったのか。
努力もせずにブランド名義だけで売れるなんて、そんな甘い時代はもう過ぎ去っていると気がついてもらいたい。

スクエニはどうも最近こうした宣伝販売部分での手腕が芳しくない。
後、一つ一つの作品を大事にしていないような印象を受ける。
まさに売り逃げスタイル的な、そんな企業に見えてくる。

まあ来期はFF13にアイテムコード同梱させる同梱版商法をとったので、ここでFF14出せないとヤバイだろうね。
つかまこなこでもアイテムコードつきの事に触れればいいのにと思った。
そしてフロントミッションとか、買収したかつての名作エストポリス伝記も開発中とかなんとからしい。
隠し玉というやつはスクエニの得意手なので、もしかすると我々の想像できない何かがまだ隠されている可能性もあるわけだな。

投稿者 : 匿名

FFCCは本家には到底及ばないものの、二線級タイトルとしては十分な数を捌いてたんですけどね。
FFCCCBは聖剣4を髣髴とさせるシステムのせいで、発売前からブランドの終了を予期させる気配がしていましたよ。

投稿者 : 匿名

欧州も発売日同じですよ!まことさん!

投稿者 : 匿名

北米とヨーロッパは同じ発売日ですよ?

投稿者 : 匿名

11月26日に発売されるソフトがなんで今週発売されたんだろうなぁ~(笑)

投稿者 : いちたすには

欧州の発売日も北米と同じだというニュースが、電撃オンラインで出てましたよ。

投稿者 : 匿名

FF14は短期的な売上に貢献はしないでしょう。
パッケージの金額も加算されるとはいえ、売れて
20~30万規模のオンライン専用タイトルだし。

2010年の早期に発売されるならまだしも、まだ
βも始まってないしね。

投稿者 : 匿名