和田洋一スクウェアエニックス社長が目標達成に関して語る

2008年4月24日：和田洋一スクウェアエニックス社長が目標達成に関して語る

また野村か！

あれ、今日は和田洋一スクウェアエニックス社長を取り上げるのではないのですか？野村哲也さんは関係ないのでは？

！？

奈々子さん、ここで言う野村は、野村証券のことですよ。和田洋一社長は、元野村証券出身ですから。

おお、そうでしたか。

つい最近、インサイダー取引問題を起こした証券会社ですな。

そうですね。

そういえば、スクウェア時代から、何か重要な発表の前に、株価が上下していたよな。

そういうことは言わないでください。

そんな野村ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

だから、今日は和田洋一社長の話じゃないんですか…。

つい最近発売された雑誌「THE21 2008年5月号」という雑誌に、インタビュー記事が載っていたので紹介しようかと。「一流ビジネスマンの目標達成術」というコーナーで取り上げられている。

■THE 21 (ざ・にじゅういち) 2008年 05月号

発売日：2008年4月10日
価格：520円

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経歴や過去の仕事内容などもインタビューで触れられていますね。出身大学は東京大学法学部です。先に述べたように野村証券で働いていた時は、営業、総合企画室などで働いていたようです。外務省に出向いて海外の日本大使館で仕事をしていたこともあるそうで、文化担当官としてイベントなどで企画から予算取り、実行、決算まで、さまざまな形でかかわったそうです。ここまでの体験を20代にしていたそうです。

昔の証券会社の営業といえば、人を殺して一人前のようなところがあったからな。

そうなのですか！？

もちろん、自分で人を刺すわけじゃないけどね。損した顧客が勝手に自殺していくわけだけど。手数料ビジネスなので、適当に銘柄を薦めて頻繁に売買をさせて、損したら再び買い増しを提案してとかやって、顧客が損をしていくという。

……。

こんな状況なので、鬱や自殺するような社員もいたとか。まあ、これは別に証券会社だけの話ではないけど、やはりクレームなどは顧客も必死なだけあって、すごいものがあるからね。そうした環境を生き抜いたというだけでも、和田洋一のすごさが窺い知れる。

そんなことですごさを知っても…。

このような、すばらしき和田洋一の発言が、雑誌に載っているわけだ。

何か気になる発言はありましたか？

ためになりそうな発言をいくつか紹介しようか。以後全ての引用は言うまでもなく「THE21 2008年5月号」からだ。

『私は綿密に計画を立てて何かに取り組むタイプではありません。(中略)小さな目標はせいぜい一～二年程度のスパンでしか考えていませんでした。』

『最悪なパターンは、数年分の目標に縛られるあまり、自らの行動を制限してしまうことですね。』

『短期目標は厳しく、かつ具体的な数値目標にすべき。そしてそれを必ず達成しなくてはなりません。たしかにたくさんの目標をすべて達成するのは難しいでしょう。ですから、目標はなるべく少なく、もっとも重要なことに絞るのがコツですね。』

さすが、自らの力で上場会社の社長になっただけあり、含蓄がありますね。

雑誌内では、実際に具体例なども示して説明してくれているので、もう少し詳しく知りたい人は読むことをお薦めする。

スクウェアエニックス関係の話はないのでしょうか？

少しだけあるかな。こんなことを言っている。

『営業マンには「売上げを伸ばすこと」に全力を挙げてもらっていますが、経費削減などについてはあまりうるさくいいません。文房具などの節約に労力と時間を使うのではなく、売上げアップという本来の目標に力を注ぎ込んでほしいからです。(中略)間接部門には「コスト削減」を、ソフト開発者のようなクリエイターには、「納期を守ること」を特に意識してもらいたいですね。』