ゲーム雑誌の販売数の現状2007年編、ファミ通はゲーム業界の恥

2007年11月28日:ゲーム雑誌の販売数の現状2007年編、ファミ通はゲーム業界の恥
な、なんなんですか、このタイトルは!?
今年もやってきたゲーム雑誌の販売数の現状だ。今まで見ていれば、このタイトルも理解できよう。
ゲーム雑誌の販売数の現状2005年編』『ゲーム雑誌の販売数の現状2006年編』と2回取り上げましたね。
そして、今回も取り上げる、と。
今回の「マガジンデータ2007」のデータは2006年9月から2007年8月までのデータを集計したものとなっています。データには公称発行部数と印刷証明付発行部数の2種類がありまして、印刷証明付発行部数は印刷所で実際に刷った数となっています。
逆に、公称発行部数というのは適当な数字だ。自社で広告を得るために数を水増しして発表するという詐欺以外の何物でもない数字となっている。
では、さっそくデータを見ていきましょう。括弧の数字は前回の集計(2005年9月から2006年8月)のものとなっています。
雑誌名 印刷証明付発行部数 公称発行部数
電撃プレイステーション 15万(19万)  
電撃PS2   データ無(20万)
デンゲキニンテンドーDS
(旧電撃ゲームキューブ)
  16万(20万)
電撃G'sマガジン   12万(28万)
電撃姫(DENGEKI HIME)   8万(26万)
週刊ファミ通   50万(同)
ファミ通PLAYSTATION+(旧ファミ通PS2)   25万(同)
ファミ通DS+Wii
(旧ファミ通キューブ+アドバンス)
18万 (20万)
ファミ通Xbox360   8万(同)
ファミ通Wave DVD   10万(同)
Nintendo DREAM   データ無(15万)
アルカディア   12万(同)
コンプティーク 6万(6万)  
LOGIN   5万(同)
B'sLOG   5万(4万)
GAMEJAPAN   3万(5万)
電撃ガールズスタイル   8万(新)
ファミ通コネクト!オン   8万(新)
見てわかるとおり、印刷証明付発行部数を発表している雑誌は限られている。前からメディアワークスより発売されている「電撃プレイステーション」はしっかりと印刷証明付発行部数を発表。
今回、新たに「ファミ通DS+Wii」が印刷証明付発行部数を発表しましたね。
以前発表していた公称発行部数に結構近かったから発表したんだろうな。逆に言うと、他のエンターブレイン系の雑誌は、公称発行部数と実際の印刷した部数との開きが大きすぎて発表できないのだろう。
今回、メディアワークス系の雑誌の公称発行部数の下落が気になりますが。
メディアワークスは今後、しっかりと印刷証明付発行部数を発表するために、実際の数字との差を縮めているのだろう。逆に、エンターブレイン系はどうよ。全部、昨年と同じ数字を出しているだけ。動きがないなんてこと、あり得ないのだから、いかに公称発行部数というのが嘘八百であることが分かる。
そうした中で「B'sLOG」が1万部上がっていますね。
ああ、それは昨年がたぶん切り捨てで書いていたのを切り上げにしたからだと思う。実際の数字は前回も今回も45000部となっていた。
そうでしたか。思わず仲間が増えたのかと思ってしまいました。
まあ、なんだ。最低限、こうした嘘をつき続けるのはやめてくれ、と。今までの雑誌業界はこうした嘘の数字を発表する体質だったのだが、それをやめるために業界上げて印刷証明付発行部数を広めようと尽力しているのだが…。もうファミ通はゲーム業界の癌、恥としか言いようがない。
そんな…。
来年は改善されていることを期待するよ。たぶん、メディアワークスは来年には印刷証明付発行部数に切り替えてくると思うので、なおさら浮くと思うぞ。
では、毎年行っている漫画雑誌の方もチェックしてみましょう。
雑誌名 印刷証明付発行部数 公称発行部数
少年ジャンプ 278万(284万)  
少年マガジン 187万(215万)  
少年サンデー 94万(100万)  
少年チャンピオン   50万(同)
少年エースA 9万(8万)  
Vジャンプ 27万(25万)  
コミックボンボン データ無(10万)  
月刊コロコロコミック 93万(96万)  
月刊ジャンプ データ無(38万)  
月刊マガジン 97万(99万)  
週刊ヤングジャンプ 97万(101万)  
週刊ヤングマガジン 98万(100万)  
週刊ヤングサンデー 20万(21万)  
コミックバンチ 20万(21万)  
ヤングアニマル 19万(20万)  
アフタヌーン 12万(13万)  
ガンダムエース 18万(20万)  
なかよし 40万(42万)  
りぼん 38万(40万)  
ちゃお 98万(101万)  
LaLa 17万(17万)  
花とゆめ 28万(29万)  
こうして見ますと、漫画雑誌はしっかりと印刷証明付発行部数を発表しているのが窺えます。
まともな出版社ほど、しっかりと発表しているようだ。
まとも、って…。
月刊ジャンプとコミックボンボンは休刊となりましたね。ですが、月刊ジャンプはジャンプスクエアとして新規に発刊されましたので、来年の結果が楽しみですね。
最初、スクウェアエニックスと集英社が組んで漫画雑誌を打ち立てたのかと思ったけどな。
そういえば、スクウェアエニックスの漫画雑誌が入っていませんね。
エンターブレインと同じってことだろ。スクウェアエニックスも一応、この「マガジンデータ」を発行している日本雑誌協会の一員なんだけどね。
それでは、最後にアニメ雑誌を見ていきましょう。
雑誌名 印刷証明付発行部数 公称発行部数
Newtype 15万(17万)  
アニメディア 11万(13万)  
アニメージュ 7万(9万)  
Megami MAGAZINE 6万(5万)  
月刊声グラ(旧声優グランプリ) 3万(3万)  
漫画雑誌もアニメ雑誌もしっかりと印刷証明付発行部数を発表している。こうしてみると、ゲーム業界が、というかファミ通がいかにあやしいかが窺えるよ。
でも、なぜ、ゲーム業界だけこのような結果になるのでしょうか?
ファミ通が悪いのは言うまでもないのだが、やはり収益手段が広告以外乏しいというのもあるだろう。
と、いうと?
漫画雑誌であれば、漫画の単行本化で稼ぐことができるから。アニメ雑誌もゲーム雑誌と同じく広告頼りのところが大きいけど、量的に十分な広告を得られているようだし、アニメ雑誌とアニメ制作との関係も悪くない。
ゲーム雑誌は関係が悪いのですか?
大手ゲーム会社は偉そうにしているし、逆にゲーム雑誌の方も弱いゲーム会社に偉そうにしているし。
……。
まあ、それもこれも、クロスレビューのようにユーザーの購入の決定権を握るようなコンテンツがあることによるのかもしれないけど。だからこそ、ゲーム会社として、このクロスレビューに良い影響が出るように広告を出すわけだ。コーエーとかコーエーとかコーエーとか。
言いすぎです…。
そんなわけで、来年のゲーム業界の部数がどういう数字を出してくるか楽しみですな。さっきも言ったけど、たぶんメディアワークススは印刷証明付発行部数にして来ると睨んでいるが…。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:新型PSPの出荷台数が100万台突破、なぜPSPは売れるのか
1つ新しい話題:機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威の発売日が決定

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『ゲーム雑誌の販売数の現状2007年編、ファミ通はゲーム業界の恥』へのコメント

結局、理由を付けてファミ通を叩きたいだけなんじゃないですか?

大賛成です^^

投稿者 : 匿名

ファミ通Xbox360が 8万部とか、ありえないですからね・・・
実際1万部もきついかと。

投稿者 : 匿名

どちらにしろ、発行部数=販売部数ではないんですよねえ?
だったら、あんまり意味ないんじゃないですか?
たまに本屋で、雑誌を山と返品してるの見ますしね。
発行部数が少なくても、その分、しっかりと売り上げていれば、
いろいろ無駄にしなくてすむと思うんですが。

「B'sLOG」に限らず、BL系雑誌が今以上に延びることはないでしょう。
どの雑誌も内容はほとんど同じで、書き下ろし&描き下ろしで
釣ってるだけですから。
そして、扱っているゲーム自体も、数号に渡って代わり映えしないくらい、
ゲーム業界自体に勢いがないですからね。

……ってそれは他のジャンルもそうですかね?

投稿者 : 匿名

ガンガンが無い事に不満を覚えた俺って負け組み?

投稿者 : 匿名

電撃G'sマガジンと電撃姫の落ちっぷりがすごいね。
印刷証明書付きで出す用意のためだったとしたら
かなり水増ししていたんだということになるね。

投稿者 : ふぁ

一昔前と違って、ファ○通のゲーム評価は参考にならなくなったね。
スクエニのゲームが毎回高得点なのが面白すぎる。
今や、ゲーム系掲示板を見れば、ソフト内容がわかるので、雑誌を買う必要が無くなった。

記者の素直な感想を読んでみたいですなぁ・・・。

投稿者 : 匿名

ウチのFCでの傾向ですが、ファミ通の販売数は年々右肩下がりですよ。
今や新作情報なんてネットでいくらでも無料で見られるので存在意義が薄れているんでしょうね。
ゲーム雑誌なのに攻略記事が希薄なのも致命的ですし。
クロスレビューの信頼度も地に落ちた印象がありますから休刊も遠い未来の話ではないと思います。

他の雑誌も酷いもので1店舗あたりの平均販売数ですが、Xbox、DVD、PS3なんて毎月1桁台前半しか売れません。
(因みに電撃PSは毎号約40冊売れてます)
元気なのはファミ通DSだけで、こちらは電撃ニンテンドーとほぼ同数の毎号約30冊売れてます。
もういっその事アスキーと一緒に電撃に吸収された方がいいのでは?

投稿者 : 匿名

雑誌ってあんま好きじゃないんだよねー
てゆうかめんどくさい、読むのが。ゴチャゴチャして。
マンガも単行本は売れてるって言うじゃん?
水物の情報に金払いたくないんじゃないかなー

投稿者 : コモンドラゴン

そんなに発行部数知りたいの?
知ったところで(読者として)何にもならないのに。
少なくとも「証明を出している=優良雑誌」ではないな。
証明出してる出して無いで読むかどうかなんか決めないでしょ?

業界にいれば大凡の発行部数・返本率は想像できるでしょ。
それで充分だと思う。

投稿者 : 匿名

ネットがあるのに、ゲーム情報誌が売れているとは驚いた
少なくとも、攻略本は不要になっちゃったよねぇ
SFCの攻略本どうしよっかなぁ
30冊ぐらいある…

投稿者 : 匿名

ゲーム雑誌も昔は攻略本で多少稼いでいましたが、
いまや先にネットで全て攻略されてしまうという状況ですからね。

投稿者 : 匿名

なんというか…ファミ通を擁護するつもりは無いけど、ここまで言い切るのは危険だと思う。
実際、ファミ通はかなりの数刷っているのは確か。
一般の書店での扱い、コンビニ各店舗の取り扱い数などから考えても、印刷証明数が出ているファミ通DSなどの3倍はありそうな気がするんだが…これは錯覚だろうか?

データとにらめっこで推測するのも確かに重要ですが、もうチョット外に出て違う視点から見てみる事をオススメしますよ。

投稿者 : 匿名

どっちでもいいよ。
一言で言えば、都合だろ。
「恥」とかブログで過剰に煽る方が恥ずかしい。

投稿者 : 匿名

ファミ通に限らずゲーム雑誌と言う媒体がけ限界だもんな。
情報、攻略、コミュニケーションのいずれにおいてもインターネットに負けてる。

動画着きで配信される情報
間違っていてもすぐ訂正でき、何より素早い攻略
BBSで情報交換や雑談ができるコミュニケーション

うん、どれも雑誌が勝てるわけない。

投稿者 : 匿名

ゲーム業界の癌は排除されてくといいな。
提灯記事書いて、提灯批評して売れないとかだと読者も面白いのかも知れんね。

投稿者 : めろんぱん

えっ!コミックボンボン休刊なの……。
「元祖SDガンダム」全盛時に小学生でハマってた身としては、すごいショック……

投稿者 : Sats_MN

ファミ痛を擁護する気はまったくないが
ファミ痛はアレでも全国コンビ二にある唯一のゲーム雑誌だし
他のゲーム情報誌と同列に統計を取っても意味ないだろ
嘘っぽいとは思うが、確証がないなら妄想でしかない
妄想で決め付けている行為は、ファミ痛となんら変わんないよ

つまりは、お前が言うなw

投稿者 : 匿名

あまり関係ないんだけど少年エースとガンダムエースで倍半分の発行部数の差があることに愕然とした。
ケロロ軍曹はケロケロエースに行くだろうから少年エースって風前の灯火なんじゃないの?

投稿者 : 匿名

よく言ったと言わざるを得ない

投稿者 : 匿名

コンビニに置いてあると言っても売れなきゃ返品されるのでは?
50万部じゃなくても、コンビニに並べる事ぐらい可能でしょ。
もうゲーム雑誌買わなくなったけど、よくコンビニで
セガ系のサタマガ、ドリマガ買ってたし。

投稿者 : 匿名

エンターブレーン系のTECH GIANは
なんだかんだ言って、誌面が充実してますし
他を突き放して売れてるでしょう

大半がカタログみたいなものなんですが、
ネットで自分で調べに行くのよりラクですし
やはり紙の見やすさというのもあります

投稿者 : 天秤宮

ファミ通が弱いのは同意かな。
私的に景気が良いと感じるのは電撃PSくらい。ってもウチは40もでないが…。

>「B'sLOG」に限らず、BL系雑誌が今以上に延びることはないでしょう。
わざわざコレらを比較に持ってくる辺り、何か意見を期待?

伸びる可能性は結構あると思ってます。
「このBLがすごい」とか、ラノベ並の躍進を期待されてるみたいだし、火さえつけば、女性は”ちゃんと”買う層なので、伸びしろは結構あるかなと。
本は男女変わりなく買うんだけどなあ。DVDとかCD媒体になると途端に「高いから」とか訳の分からん理由で、コ○ーに走るのが男性だと思ってるのは偏見ですかね。

投稿者 : 匿名

根拠もなく適当なこと書いてるなぁw

投稿者 : 匿名

恥だ癌だまで言うのは飛躍しすぎ。
本当にファミ通がなくなったらゲーム業界のためになるかというとそうではないだろ

大体コレ、ゲーム業界のどこが損するんだよw

投稿者 : 匿名

>ファミ通Xbox360が 8万部とか、ありえないですからね・・・
>実際1万部もきついかと。


いい線いってる、それでも多す(ry
というか殆ど宣伝の為だけに作ってるという扱いなので
いっそのこと無料化して配布したらって話もあるくらいw

投稿者 : 中の人

電プレは・・・おまけがあるからな、体験版配布はかなり嬉しい。

投稿者 : 匿名

書店チェーンの文教堂が実売部数を公表しています。
数字的には電撃PSの印刷部数15万に対して売り上げ1500と1%ですが、世の中にまかり通っているTV視聴率のサンプル数を考えればそれなりの信頼度があるはずです。
駅売り、コンビニでの販売量が多いジャンルと書店中心のジャンルの雑誌の比較では意味がありませんが同ジャンルの雑誌なら参考になるかと思います。
最新のデータでは、ファミ通が電撃PSより1割程度上の数字のようです。

また、上でファミ通が唯一コンビニで売ってるとの書き込みがありますが、普通に電撃PSも売ってます。

投稿者 : 匿名

投稿者 Anonymous : 2007年11月30日 16:37

いやあちこちのコンビニに他のゲーム雑誌が置いてあるぞ?
ゲーム雑誌が少ないのはパチ屋が近くて学校や若年層の客が少ないコンビニ。
こういう所にでも一応ファミ通は置いてあったりする。

まったく売れてないみたいだけどな。

投稿者 : 匿名

ある筋の人から聞いたけど
実際に印刷してるファミ通の部数は
32万部らしいぜ

投稿者 : 匿名

ファミ通は過去に色々やり過ぎたからな。
休刊しても自業自得だろう。

投稿者 : 匿名

電プレ400号から4コマ毎号付録化したから月2冊買う羽目になった。orz

どちらかと言うと電プレは読者の取り込み方が上手いと思う。
投稿葉書きのレベルも高いし、結構濃い方じゃないかな?
ファミ通は子供向け?投稿葉書きも笑いのネタも。(要はガキ臭い)
漫画雑誌で言うとマガジンとジャンプ位の差がある気がする。
それだけ購買層に違いがあるんじゃないかな。

ネットで情報が手に入ると言うが、ソースがファミ通記事を撮った物が多い。
COD4の時もファミ通情報で確認取ってる人多いし、雑誌の意義はあると思うよ。

投稿者 : 匿名

日本全体に言えるけど、広告業が力持ちすぎ
電通とか電通とか電通とか
仲介業者が勝手に広告主の意向ちらつかせて偉い顔すんな
広告料無きゃやっていけない業界は半ば下僕ですよ…

投稿者 : 匿名

ファミ通の存在意義は、フラゲ画像&いじりネタ。
それ以外には期待しちゃイカンね。

投稿者 : 匿名

ファミ痛は買うもんじゃない。立ち読みするものだ。
それでも広告としては成り立ってるんだから、販売数とかあんまり関係ないんでは。
大人になったらゲーム雑誌なんて恥ずかしくて買えない。

投稿者 : 匿名

印刷業界において公称発行部数は大体、実際の印刷部数の三倍が基本です。
そう考えると50万部と言ってるファミ通は実際には16~17万部って所でしょう。
でも実際に売れている部数はこの表通りではないはずです。
返品等も含め、たぶんどこも何千部~何万部は毎回在庫を抱えてるはずですからね。
もちろんメーカーによっては契約で本屋に買い取ってもらってる所もあるでしょうから印刷部数=売上部数となってる所もあるかもしれませんが。

投稿者 : マコト

>投稿者 Anonymous : 2007年12月06日 10:58

大人の読者に堪えるゲーム雑誌が無いというほうが正解の気がするが。
どうしても子供的なおふざけを入れないと気がすまないみたいな。
コンテンツマスコミとしても、
映画などに比べたらまだまだ出来立てほやほやみたいなものだし。

投稿者 : 匿名