「FF」生みの親である坂口博信氏が次世代Xbox用ソフト開発で次世代Xboxはどうなる?

2005年2月25日:「FF」生みの親である坂口博信氏が次世代Xbox用ソフト開発で次世代Xboxはどうなる?
朝から同一話題に関する投稿が多数届いています。

『FFの坂口氏が次世代Xboxの開発に参加するとニュースで見たのですが・・・これってつまりFFがXboxに参入するって事なんでしょうか?』(投稿:ウェポン)

『FFで御馴染みの坂口さんが次世代X-boxの参入を表明しましたね~。コレで、真琴さんが言ってることが現実にすこ~し近づきましたね。』(投稿:ひろくん)

『坂口博信氏が次世代Xbox向けRPG開発に参加です。2タイトルをリリース予定だとか・・このソフトが成功すれば日本でのXbox巻き返しはありそうですかね?』(投稿:仮面の男)

『元スクエアの坂口氏がXbox次世代機でRPGを制作するそうですね。「1タイトルに最大150人からのスタッフを投入する」とか。まぁスタッフの入れ替えを考えて2ラインで200人として一ヶ月2億円。開発に1年として(どうせムービーゲーでしょうし)24億円。宣伝費含めたらものすごい金額がMSから引き出されてきそうな…。氏の「ゲーム内容は薄っぺらでもなんかうまいこと波に乗れちゃった」金剛力はまだまだ衰えていませんね。』(投稿:百日紅)

『ついに坂口氏がMS陣営に・・・Xboxの後継機「Xenon」でRPG2作品を開発とか。一体どれだけ金を積まれたんでしょうな。』(投稿)

そんなわけでアホの坂田が次世代X
ヒゲの坂口です!!
そう、そのアホの坂口が次世
違う!!
仏の和田と共にはやらせようと思っているのに…。
そもそも、仏の和田もはやっていません!!
そか、世知辛い世の中ですなぁ。
……。
投稿の中で一つ勘違いしている人がいるので説明をしておくと、今現在、坂口博信はスクウェアエニックス外の人間になっていて、新たに制作会社ミストウォーカーを立ち上げているんだ。そして、そのミストウォーカーとして次世代Xbox用ソフトを作っているため、ファイナルファンタジーシリーズの最新作が次世代Xboxに出るというわけでは無い。単にファイナルファンタジーシリーズに関わった人間が次世代Xbox用ソフトを作るというだけ。
ゲームを長年やっている方でしたら一度は聞いたことがある名前ですよね。
映画「ファイナルファンタジー」を作って100億以上の赤字を出して旧スクウェアをつぶしかけた伝説の人物だ。しかも、どこかしらのインタビューで失敗はしてみるものだ、といった発言をしたようで…。
……。
いったい誰の金で失敗したと思っているんだ!!
本当にそんなこと言ったのですか?
電車の中吊り広告で見たぞ。まあ、実際のインタビュー記事は見ていないので、今日はこれくらいにしておく。
ソフトの方についても見ていきましょう。
2本開発しているそうな。両方ともRPGとのこと。ミストウォーカーのオフィシャルサイトでは一つは長編物、もう一つは短編のシナリオを100ほど書いたと言っていたので、短編のシナリオの方はオンラインゲームの可能性が高い。
おお、オンラインゲームですか。
ご存知のように「ファイナルファンタジー11」はこの坂口が率先してやろうとしていたんだよな。しかし、映画「ファイナルファンタジー」の失敗のせいで志半ばに退社することとなった。今での「ファイナルファンタジー11」をプレイしているユーザーの一部には坂口が残って作り上げていてくれればもっと面白くなったのに、という話もある。そのため、この次世代Xboxで作られるオンラインゲームには単にゲームの良し悪し以上の思いを持って受け入れられるかもしれない。まあ、MMOと発表されたわけではないので、現時点ではなんともいえないが。
これで次世代Xboxは安泰ですね。
別に安泰ではないだろ。
!?
このメーカーだけが出てきたからといって、日本市場で十分な販売台数を達成できるとは思えない。
そうですか。
ただ、今回のように、マイクロソフトから金をもらって作るクリエイターが増える可能性は十分ある。ここ1・2年の流れとして、勤めていたメーカーから独立するクリエイターが結構いるんだよな。独立して制作メーカーを立ち上げるのだが、必ずしも自分が作ろうとしている物を作るだけの満足行く金があるわけではない。そうしたときにマイクロソフトから金は出すので自由に作ってみませんか、と言われたら、当然乗るよな。しかも、海外では十分な販売台数が見込め、次世代機ではトップ機種になる可能性もあるのだから、なおさらだ。
ふむ。
この流れが今後も出てくるとなると、日本市場でも次世代Xboxがある程度の成果を出すかもしれない。やめていったクリエイターをどう日本の企業が抱え込めるかによって話は違ってくるのだが、自由に作らせてやれるほど体力のある日本企業は無いからな。その点、金だけは腐るほどあるマイクロソフトなら、すべてのクリエイターを抱え込むことができる。
カプコンを辞めた岡本吉起さんはソニーコンピュータエンタテインメントからソフトをリリースしますが、このソニーコンピュータエンタテインメントの役割をマイクロソフトが担うわけですね。
こう考えると、日本のゲームソフト産業もかなり外資に持っていかれる可能性あるな。あんまりいい流れとも思えんが、時代が時代だから仕方ないか。
ここは任天堂とソニーコンピュータエンタテインメントに頑張ってもらうということで。
……。
冗談でもそういう態度とるんじゃありません!!

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