ワールドオブファイナルファンタジーが10万本程度の販売数、子供向け、アニメオタク向け、いったい何が悪かったのか

ファイナルファンタジーのキャラクターが多数出てくる「ワールドオブファイナルファンタジー」の初週販売本数が発表されたようだね。

PS4とPS Vitaの合計で10万本でした。メディアクリエイト調べです。

「ファイナルファンタジー」としては微妙な販売本数のような気がするけど・・・。

いったい誰が買うんだよ、というようなものだったし、そんなものではなかろうか。

20万本くらいは行くのかと思ったのだけど、今のファイナルファンタジーのブランド力からすると、もうそこまで勢いよく売れるということもないのだろう。

このあとジワ売れで行ってくれればとは思うが。

誰が買うって、ファンが買うんじゃないんですか？

ファンなら余計買わないような内容だろ、これ。

どちらかというと、「キングダムハーツ」っぽい感じの主人公を求めての人が買いそうだけど。

どういう理由でファンは買わないのでしょうか？

そもそも、誰向けに販売しているのかがわからないんだよね。

デフォルメして子供向けにしたいのか、それとも、オタク向けの声を出す声優を使ってアニメユーザー向けにしたいのか。

いずれもファイナルファンタジーシリーズファンが容易に受け入れるものではないにも関わらず、これでもかと頓珍漢な要素を組み合わせたので、結果としてそれを受け入れる人数が限られ、結果としてブランドの価値からみて大幅に少ない数字しか売れない。

オタク向けの声って・・・。

体験版やった人ならわかると思うけど、ナビゲーションキャラクターの声、明らかに特殊だったでしょ。

あれは、オタクであれば、アニメ等であのような声を聴くこともあるだろうし、それを受け入れる土壌があるだろうが、普通の人が聴いたら嫌悪感しか抱かないよ。

そうしたものを入れていくから、興味を削がれる人が出てくる。

それが別のタイミングで出てくれば話は別だけど、体験版で出してきたので、なおさら買おうと思っていた人が体験版をプレイして拒否を示す、ということも十分考えられる。

プレイした方の評価は上々のようですが、どうなのでしょうか？

そもそも、さまざまなハードルを飛び越えて買った人たちなので、その評価をそのままゲームの評価として適切かはわからない。

とはいえ、面白そうと自身で思ったのであれば、買ってみたらいいのではなかろうか。

じゃあ、買ってくださいよ。

東京ゲームショウの体験版の時点で萎えたので、さすがに買わない。

ですが、もう少し売れると思いましたが、10万本は少なすぎるような気がします。

どこまで宣伝しているかも不明だしね。

直近には「ファイナルファンタジー15」も控えていて、そちらに広告を集中させる必要もあるし。

そもそも、「ファイナルファンタジー15」の発売が延期されたことにより、発売のタイミングとしても割を食った印象がある。

発売延期前も直近に発売だったし、もうちょっとズラせないものなのか、と。

他社とのかちあいは仕方ないにしても、自社内でそれをやってどうするんだよ。

コンテンツとしての残念さもあるけど、ブランドの活かし方自体も誤っているように感じる。

今後は年末商戦にターゲット層の一つと思われる子供に売れるかどうかですね。

あとは海外か？

どれだけ需要があるのかはわからないけど、あまりこの手のゲームに慣れていない海外ユーザーであれば、目新しさで買うのか、それとも、そもそも拒否反応を示すのか。

そのあたりは興味深いところ。

あとは、これを見ると、FF自体のブランド力の低下が激しく感じるので、FF15が日本でどれくらい売れるのかも気になる。

100万本切ってしまうのか、その最低ラインは超えるのか、楽しみだ。