グランツーリスモ6、PS3最後の大作でも微妙？

「グランツーリスモ」シリーズの最新作「グランツーリスモ6」が発表されたようだね。

2013年冬を目途に発売を予定しています。

これで、プレイステーション3も見納めか・・・。

何でですか・・・。

たぶん、プレイステーション3での最後の大作になるのではなかろうか。

今冬からはPS4の発売もあるため、そちらにシフトするかもしれませんね。

まあ、その大作も、日本では微妙な立ち位置にしかならないが・・・。

これだけの人気シリーズが微妙なわけないでしょうに・・・。

でも、実際日本では微妙だよ。

以前のシリーズでは100万本以上売れていましたが、PS3になってからは100万本を越えることはありませんでしたね。グランツーリスモオフィシャルサイトで公開されている出荷本数は次のようになっています。

• [PS]グランツーリスモ：255万本
• [PS]グランツーリスモ2：171万本
• [PS2]グランツーリスモ3 A-spec：189万本
• [PS2]グランツーリスモ コンセプト2001TOKYO：43万本
• [PS2]グランツーリスモ4 プロローグ：79万本
• [PS2]グランツーリスモ4：127万本
• [PS3]グランツーリスモ5 プロローグ：74万本
• [PSP]グランツーリスモ PSP：38万本
• [PS3]グランツーリスモ5：78万本

欧州では依然人気があるのだが、日本はもうそういった勢いは出せないんだろうな。

なぜでしょうか？

だって、日本人からしたら、車ってダサいというイメージがついてしまっているから。

そんな馬鹿な・・・。

ゲームをするであろう若い人を中心にそういったイメージはあると思うぞ。

地方では交通の必須アイテムとして車は重要だが、都心に住んでいれば、車は不要で、電車等で行動が出来る。

車だと交通渋滞に巻き込まれたりで時間の管理がしにくいという問題もある。

さらに、車だと自分で運転しなければいけないという手間も発生する。人や物にぶつかれば犯罪者として扱われる。

電車などの公共交通機関であれば、運転手付きだからな。

確かに、運転手がいると便利ですが・・・。

自動的に目的地に向かっている間に、スマホなどを利用できるわけだし。

また、以前はイメージ戦略で車をステータスの一つとして価値があるもののように見せていたが、単に維持管理の手間などがかかるだけで、やっかいなものの一つでいかないという現実を多くの人が共有することになっている。

ヨーロッパの車をありがたがっている人を見ると、たんなる欧州かぶれにしかみえないという面もある。

魅力的な車も多いのでしょうが、節税対策や単なるコレクションなど、別の面でのみ注目されて、あまり表に出ないことも、若い世代がそうした車に魅力を感じない理由の一つかもしれませんね。

車の専用雑誌で知ろうとしなければ、見る機会すらないからな。

そうしたことを考えますと、ゲームをする若い世代の車離れが、グランツーリスモシリーズの売れ行き低迷に影響しているということでしょうか？

ゲーム自体の出来不出来の可能性ももちろんあるが。

そんな・・・。

日本人だと、車のシミュレーターより、レースゲームの方を楽しむ傾向があるんじゃないか？なので、マリオカートのようなデフォルメされたレースゲームの方が注目を集めたりする。特に、女子供もゲームをすることから、リアルさを求める年齢の高い男性のみのグランツーリスモシリーズよりかは、パイも広いし。

本体グランツーリスモシリーズが持っていた魅力の一つのリアルさもシリーズを重ねるごとに驚きは失われていき。だからこそ、ゲームの部分が重要となるのだが、そうした面白さを提示できていないから、プレイする人が減っていっているのだろう。

では、「グランツーリスモ6」の売れ行きもあまり良くないということでしょうか？

それはなんとも。プレイステーション3の本体普及台数は以前より増しているし、宣伝告知次第では注目してもらえる。

ただ、ソニーとしてはPS4にも広告を割かなければならず。PS4の発売時期が年末と「グランツーリスモ6」の発売時期と重複するのであれば、広告のボリュームなどをどうするべきかで難しい選択を迫られるだろう。

いずれにしろ、久しぶりの新作でもあるし、シリーズファンを中心に、今後の情報をチェックしてはどうだろうか。