3Dテレビの感想、詳細レポート

2010年4月3日:3Dテレビの感想、詳細レポート
注目を集めている3Dテレビに関するレポートが届きましたので紹介します。

『3Dテレビを、試聴してきましたのでレポートします。長文になりますが、よろしくお願いします。最初は大型での投入になるので、普及ペースがどうなるか予想できませんが、実際どんな物なのか、池袋駅地下のJ:COMのイベント会場へ行ってきました。

今回試聴できたのはパナソニックのプラズマ3Dです。専用のメガネを使って視聴する物ですが、メガネマンの自分が普段使っているメガネの上から着用して違和感を感じたりはしませんでした。

個人的感覚としては、車運転時にメガネの上に被せるタイプのサングラスより違和感がありません。

専用メガネの左フレームにあるスイッチを入れると、視界が黒がかり、テレビを見ると映像が立体に見えます。立体と言っても、手前に飛び出してくると言うより、テレビの中に奥行きを感じると言った方が適切な表現でしょうか。それでも広がる世界には新鮮な驚きを感じます。

以前、シャープが開発した裸眼で3Dを見える液晶がありましたが、焦点を集中させなければならず、乱視の入ったガチャ目(左右の視力差のある目)の自分にはなかなか立体に見えず、しかも短時間で非常に目が疲れる代物でしたが、今回はそんな負担は感じませんでした。

外した直後に、ほんの少しだけ違和感がありましたが、ものの数秒で落ち着きました。

さて、裸眼で3D映像を見た場合ですが、左右の視差を利用した仕掛けなので、画像がブレています。手前の物ほどブレは少ないので、アップになっている人物等は、極僅かなブレでしかなく、あまり気になりません。しかし遠くにある物はブレが大きくなっているので、像が二重になっているのが分かります。

ゲームに絡めて考えてみますと、ゲームではイベントシーンでもない限りキャラクターはアップになりません。使用キャラと周囲を見せるためカメラは少し引いた位置にある計算で画面が構成されます。このため3D画面のゲームを専用メガネ無しで見た場合は、キャラがダブった状態に見えてしまうでしょう。(スポーツ中継などカメラが引いて撮影している番組も、同じ状態になります)

また、専用メガネ着用で、手前に物が飛び出してくるような動きですが、確かに真っ直ぐこちらに向かってくる物は立体に見えます。しかし真正面に来る場合より、斜めに抜けてくる場合の方が多い、斜めは途中まで立体ですが、視界の端に差し掛かるところで、像が二重に分かれる事があるようです。

既に3D対応を表明しているゲーム機もありますが、どうなるのか今後が興味深いところですが、専用メガネとテレビ本体の同期を赤外線通信で行なっており、他の赤外線リモコンとのバッティングが起きないのか、注視すべき点もあります。

ちなみに3Dテレビはソニーも液晶で開発しており、こちらは2D情報をテレビ側の機能で3Dにする機能もあるそうです。』(投稿:ゴロゴロ)

ご清聴、ありがとうございました
ちょ!?
2008年1月7日『PSP、MAPLUSポータブルナビ2とGPSレシーバー、カースタンドセットの感想』と同じ反応しないでください...。
前のもそうだけど、レポートとしては十分な内容だし、追加で語るようなこともないし。前回のGPSの時は、車使っていないので語りようがなかったし、今回も、まだ3Dテレビ自体を見たことないのでさっぱりなんだよね。唯一見たのは業務用の「メタルギアアーケード」くらいなんで。
とりあえず、映画館に行ってくださいよ...。
これだけのボリュームのレポートをいただいたのだから、載せたいし。とりあえず、各自がこのレポートを参考にしていただけたらと。

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2010年5月12日:3Dテレビの詳細レポート、ソニー「ブラ... 続きを読む

『3Dテレビの感想、詳細レポート』へのコメント

やっぱり、裸眼の立体視の普及はまだまだ先になりそうですね…
もちろん、最終的には裸眼のものが普及すると考えています。今の時代に例えると、TVをカラーで見るためにいちいち眼鏡のようなものを用いる、てところかな?カラーで見るためとはいえ、面倒なことは流行らないと思いますから。
しかし、裸眼での立体視は技術的な点から、すごく難しいんですよね…。だから、このレポートのようになってしまう…。裸眼とか眼鏡とかじゃなく、技術力の差で、しばらくは眼鏡方式が主流になるのでしょうか?

投稿者 : リー

おお、お褒めの言葉をいただき恐悦至極。

ちなみに池袋駅地下のイベントは4月4日もやってるそうです。場所が東武寄りから西武寄りに変更されているので、他のサイトで情報見た人はご注意を。

投稿者 : ゴロゴロ

標準を謳っている某機種ならともかくあくまでもオプションの1つ、
拡販の材料でしかないものを深く考えてもどうだろってのが大多数
の印象なのでは?
発端の映画にしたって全部が3Dに切り替わるわけでもないし。

投稿者 : 匿名

本物通りの立体じゃないけど、ゲームでは既存のタイトルでも
エンボス的な凹凸感覚が付くだけで、初心者には認識が楽になるとの事。

投稿者 : ゲーム脳には関係ないかもしれないが

だから?と思うけどな。現実的に3D対応するなら10万以上~20万ぐらい+メガネ+HDMIケーブルと3D対応プレイヤーかレコ(プラス十数万)が最低条件な訳で、 何よりも、ゲームで対応したからってPS3のHDMI 1.3方式とHDMI 1.4方式の3Dが互換性があるのかすら怪しい現実がある。 今後のリリース展開次第だろうけど、3Dを家庭用で普及させるのは既存の液晶-プラズマを駆逐するぐらい爆発的に売れないと下火で終了だと思う。 具体的だとエコポイントで売れたTVの10倍超が3年以上継続しないと、アクティブユーザー比もあるけど市場すら形成できないで終了でしょうな。 スカパーHDでも3Dを始めるけど、スカパーHDの仕様が糞過ぎて普及の目処まったくないしね(苦笑) スカパーHD内蔵レコーダーが発売されない限り、スカパーHDも終了でしょうけど・・・。

投稿者 : t

普段メガネをかけない俺には苦痛でしかないよな
寝っころがって観ても立体なんだろうか?

投稿者 : 匿名

家族4人で見るのは難しそう。全員メガネしてますし。
コントラストも気になります。

投稿者 : 匿名

>>tさんへ
もちろん、値段も認知度も含めて普及はまだまだ先のことだとおもうよ?やっと液晶テレビとか薄型が普及しだした、いや普及したと言ってもいいのか?とにかくそんなレベルなんだから、一般家庭にまで広がるのはまだ10年とかかかるんじゃないか?それまでにコストとかも下がるだろうし。
現状普及の目処がないのは間違いないと思うけど(苦笑)
ただ、映画館等でわかるだろうけど、3Dの迫力はすごく、魅力がないことはない。このレポートの人みたいに、一度見た方が早いかと。ボクは遠すぎて見れませんが(泣)

>>Anonymousさん
寝転がって、顔(というか目線)が水平でなければ見れないかも

投稿者 : リー

ジョイポリスにあったようなヘッドマウントディスプレイタイプの3Dは出てきてくれないのかな?
感度は悪かったけど向いた方向が見えるのは3Dゲームには面白い試みだったんだけどな
対応してたゲームが少なかったし高かったから買わなかったけど

投稿者 : 匿名

やっぱり新しいメディアの普及にはエロパワーが必要だな
よっぽどインパクトのあるコンテンツが出てこない限り爆発的な普及は難しいと思う 下手したらこのまま尻つぼみになる可能性も十分考えられるので、現時点では3Dに触手は伸びないな…

投稿者 : 匿名

今週のファミ通の記事に笑ってしまった。ガチャ目の人でも3D大丈夫ですよって説明書きがあったもんで・・・。

『見ているな!任天堂とか関係者!』

とほざいてみましたが、記事書いて印刷して配送するまでの時間と労力を勘案すれば、たまたまなんでしょうな。

投稿者 : ゴロゴロ