鉄拳6のオンライ対戦のトラブルが解消、それだけで良しとすべきか

2009年12月9日：鉄拳6のオンライ対戦のトラブルが解消、それだけで良しとすべきか

投稿がありましたので紹介します。

『前に鉄拳6のラグについて投稿したものですが、11月26日にオンライン改善パッチが配信されました。このパッチにより、操作の反応も治り、日本人同士で対戦が出来るようになったりと、快適に遊ぶことがきるようになりました。バンナムさんにしては、あまりにも早い対応でしたが、どう思いますか？』（投稿：うしお）

11月10日『鉄拳6のオンライン対戦がひどく、パッチで対応予定』で一度取り上げましたね。その際にも投稿をいただいております。

素早い対応を褒めていますが、どう思いますか？

これに関しては以前言ったように、11月下旬までに間に合うかどうかが特に北米市場におけるセールスに影響を及ぼすから。この点を考慮して対応したというだけだろう。何もユーザー側のことを思って素早くやったわけではなく、自社のことのみを考えての行動なので、ことさら持ちあげることでもない。

そんな…。

で、今回の投稿を見る限りだと、なんでこんなことも対応されていないのか疑問に思うよな。

どういうことでしょうか？

たとえば、日本人同士での対戦だけど、日本と海外とで対戦しようとすると、距離の関係もあってどうしても通信状況がよくない。その点、近接地である日本国内だけで対戦できれば、それだけでプレイ状況が良くなるんだ。こんな当たり前のことの対応が、製品発売時点でできていないというのが驚きだよ。

ふむ。

で、この考えが目新しいもので気がつかなかったとかなら、まだ許せるが、既に同じ対戦格闘ゲームの「ストリートファイター4」で当たり前のように搭載されていたものだから。そうしたものが余所でやられているのにもかかわらず、バンダイナムコでは出来ない。この辺りを特に問題視したい。ネット関係で言うと、直近では「機動戦士ガンダム戦記」もそうでしたな。

どうでしたか？

あれもネット関連はグダグダだった。もうゴミと言ってもいいくらい。検索しても入れない部屋が多数現れたり、プレイのジャンル分けなども一切されずにすべて表示されたり。少しでも探しやすくしようという考えがあるのであれば、もっとマシなものができるだろうと。それすらできないというのは、もう開発者が云々ではなく、バンダイナムコ自体が適応できていないのではないかと。何に適応できていないのか。それはユーザーのためを思った行動、考えがユーザーとマッチングしていない。つまりは、そうしたところから出るソフトすべての質さえも、同様のものに思えてしまう。それくらい、愚かな行為をここ最近続けてやっているわけだ。

そこまで言いますか…。

バンダイナムコが合併し、3年と数カ月。その後バンダイナムコゲームスが出来たわけだが、このゲーム部門を合わせ、独立させたことから生まれたのが時間的にもこの辺りのタイトルだと思う。そうしたタイトルが軒並みユーザー無視の行動を起こす。つまり、組織的に問題を起こすようになっていることから、こうした問題は今後も頻出するような気がする。そうした部分が見て取れるのが、今回の「鉄拳6」の件だったと、そう思うよ。