セガがようやく真っ当な会社になりつつある

2009年11月26日:セガがようやく真っ当な会社になりつつある
えっと、どういうことでしょうか…。
特に家庭用部門はゴミのごときメーカーであったセガだけど、ようやく真っ当になってきたような気がする。
ひどい言い方しないでください…。
とりわけ、日本は論外だったからな。よくもまあ、あそこまで赤字を垂れ流していながら、平気で会社に残れたものだと。厚顔無恥とは、まさにセガの家庭用部門の社員ことを指すのではと思ったほどだよ。
そんなことはないですよ…。
そういうような言い方をしていますが、良くなったということを今回言いたいんですよね?
つまり、ツンデレみたいなものですか。
なんでもオタク言葉でごまかすなよ。
そういうわけではないのですが…。
「ファンタシースターポータブル2」の売り方を見ていると、ようやくわかってきたかな、と。そういう気はしている。
分かってきたとは?
物の売り方さ。
物の売り方?
今までのセガは、とりあえず自分らが作りたいものを作れば、ユーザー側が勝手についてくるだろう、という考えで動いていた。実際、自社で家庭用ゲーム機を販売していた時はそれでも何とかなったが、その後は改めて言うまでもないほど、散々な状況となっている。
日本でのソフトの売れ行きは散々なものがありましたね。
だが、ここにきて、ようやくというか、やっとわかってきたのかな、と。まあ、分かるまでが遅すぎる気はするが。
それが売り方ですか?
そう。「龍が如く」辺りの成功例からなんとか分かりだした感じだ。
具体的にはどういうことを指すのでしょうか?
目に見えるところでいうとタイアップ関連なんだけどね。
そんなことを今更言うのですか…。
「ファンタシースターポータブル2」でのタイアップと言いますと、かなりの数を行っていますね。「グラビアJAPAN」の受賞者5人がゲーム内に登場させたり、「お茶犬」「パ、パンだ!」「もやしもん」などの登場、「ファンタ」とのコラボレーション、「エヴァンゲリオン新劇場版」「Fate/Stay Night」「VOCALOID 初音ミク」などに登場した衣装や武器の登場など、さまざまなことが発表されていますね。
「龍が如く」も同じですね。こちらは芸能人を起用していますので、そうした面もタイアップと言えるかもしれません。
これらは単にタイアップだから、という表面的な捉え方をするのではなく、いわば、売ることに対しての意識が向いてきたと言えるだろう。
売ることへの意識!?
作ることはぼちぼちできた会社ではあったが、この売ることが皆無だった。だが、今回の「ファンタシースターポータブル2」を見ていると、ようやく売ることに気がついたのではないかと。
なるほど。
売ることで成功した会社としては任天堂があるけど、まさにああいったことをセガが出来れば、復活も可能なのではないだろうか。
ぜひ、昔のような勢いのあるセガを見てみたいですね。
今の例に出した「ファンタシースターポータブル2」だが、体験版も好調なようで。amazon.co.jpではオリジナル特典付きが品切れになったりと、まずまずの状況。
今は特典なしで予約受付中ですね。

画像

■ファンタシースターポータブル2

発売日:2009年12月3日
価格:5040円

※画像クリックでamazon.co.jpにて予約販売・購入可能

これ、うまくいけば前作超えて大幅に数を伸ばせるかもしれない。ゲーム内容だけでなく、販売数や広報活動も含めチェックしていきたいところだ。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:創通の株主総会2009年
1つ新しい話題:.hack//Linkの限定版には歴代アニメなども収録、予約特典付き予約スタート

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『セガがようやく真っ当な会社になりつつある』へのコメント

やりすぎてカオスになってるがな。
まあ販売努力としては良いんでない。

投稿者 : 匿名

体験版は確かに面白い
前作の反省点を改善させてることも評価できますね
これからのSEGA新しいスタイルを切り開いてくれる作品になることを期待してます

投稿者 : 匿名

ペプシマンを思い出しました。

投稿者 : 匿名

(´・ω・`)めずらしく真琴さんが褒めてるだと・・・?
このゲームに関しては前作で不満が多かった部分を大分解消してるし期待してますよ
DLCもアンロック方式にはしないとブログで宣言してるし
良い物がきちんと評価されるようになればいいですなぁ

投稿者 : 匿名

セガにはセガでいて欲しいので複雑な気持ちです。

投稿者 : 匿名

たしかにそうかも。

私も今回の商品は購買意欲が出た。
理由はニコニコの宣伝が面白かったのと
プロモーションムービーに惹かれた事かなー

投稿者 : 覆面ライデン

セガの悪い遺伝子を引き継いでしまったような
マーベラスにも真っ当な会社になって欲しいものです。
もっともこちらは赤字の垂れ流しに耐える体力も
もう残ってはいませんが。

投稿者 : 匿名

セガサターンとか。

投稿者 : 匿名

ファンタシースターポータブル2。
タイアップもそうだけど今回評価したいのはアドホックパーティに頼らないネット対応です。
PS3が無くても全国のユーザーと遊べる、これは大きいと思います。

無論運営がきちんとしてくれれば、なんですが・・・。
体験版では快適に遊べています。

投稿者 : 匿名

セガが真っ当とか臍が茶を沸かすようなことを言うな。
けど、豪快に金を使う昔のセガは良かったな。
カプとコナミとセガは売上本数でバンナムを超えてみないか?
とりあえず、バンナムはくたばれば良いと思うよ。

投稿者 : めろんぱん

前作は60万本だからなぁ・・・
これを越えるのはなかなか厳しいとは思うが
越えなければ次のPSUが出ないんだろうなぁ……

投稿者 : 匿名

セガはサターンとDCで・・・その後もか
それ以前はマトモな商売をしてましたよ。

サターンは海外でかつてない大コケし国内では1番売れたセガバードですが
ハードのバランスも戦略も悪くチグハグでした。
(最強の2Dハードと呼ばれたが売りのソフトは3Dです・・・サターンは3Dは大の苦手)
国内は当初の目標であった任天堂超えがナントカ達成出来たっ!と思い込み
しかしPSには大差を付けられたのでサターンを早期に捨てDCで勝負しようとして失敗・・・

会社内でもゴタゴタしてたかと名物社長の中山氏が退社してましたね
外部から(ホンダ)入交氏を社長に迎えるものの、この人ゲーム業界の事全く解らない人だった・・・
そんな中でDCスタートさせたからね。

因みにSS末期やDC中期~末期には、開発者もかなり退社してます。
そして今現在もですね。
昨年の夏に鈴木裕氏がひっそりと退社してました。
他社のエライ人からセガの4番バッターと言われてた人ですね。
任天堂で例えると宮本氏の様な存在。
シェンムーの失敗後アーケードでも失敗してたのが原因なのかもしれないけど
会社としても特に鈴木裕氏にバックアップするとかは無かった様な。


>今までのセガは、とりあえず自分らが作りたいものを作れば、ユーザー側が勝手についてくるだろう、という考えで動いていた


最近でもXBOX360でDL配信で販売したオラタンは、それに近いかも
全世界で約2万強の売り上げですからね。
カプコンの最近のコメントで
DL配信ソフトのマーベルVSカプコンHDは予想以上に良く売れて驚いたとかありましたね
約50万売れたそうです、で調子に乗ってファイナルファイトHDもDLで売るらしい。

投稿者 : 匿名

良くいうと一生懸命頑張ってるが、悪く言うと節操のないタイアップだよね

投稿者 : 匿名

セガがゴミのようだ!


サカつくもセントフォースとタイアップでやってたり、龍が如くはもう…


タイアップしないと売れないソフトにみえてくるのは気のせい?

投稿者 : いちたすには

開発はセガじゃなかった気が……
広報が意識改革したのかね。

投稿者 : 匿名

「龍が如く」だって、ヤクザものっていう変化球であっただけで、作りたいものを作っただけだろ。
それがウケたから、続編作ってるだけだ。

投稿者 : 匿名

バーチャブームで非ゲーマーを大量にゲット、
ファイブミニやペプシとタイアップした結果、
セガは勝者になれましたか?
って話なんだけど。

「モノより売り方」という電通みたいなやり口も、
いい加減古臭いと思うけどね。

投稿者 : 匿名

ま、どこの会社でも良くなって欲しいですな。
ついでにスクエニ、バンナムも改心せー。他にもあるけど。

投稿者 : 匿名

サカつくに女子アナ起用するあたりも変化の兆しと見ていいかも

投稿者 : 匿名

PSPo2は公式ブログ見ていると、ユーザからも本当に売れて欲しいと応援したくなる。
頑張ったらちゃんと応えられる市場でありたい、これからの良作のためにも。

投稿者 : 匿名

釣りも大概にしろ。

投稿者 : 匿名

ファンタシースターポータブル2製品版に同じゲームの体験版を付けるそうですが。
それでもセガは真っ当ですか?
以前より斜め上に向かっているような気が…

投稿者 : 匿名

今や市場や顧客が求める製品やサービスを提供する
「マーケットイン」が主流なのに、
いまだに自分たちの作りたいものを優先する
「プロダクトアウト」が、まかり通っている
ゲーム業界に危機感を覚えます。

しかし実際には、すべての顧客要求を盛り込むことはできないし、
顧客のニーズを把握することは、特に娯楽産業では
難しい事もあって、
マコさんが主張する「マーケティング」が重要になってきます。

しかしマーケティングにもレベルがあり、
広告(トレイラー)の内容が面白いとか、タイアップ云々というのは、
今では低次元のマーケティングと言わざるを得ないです。
後が続きませんしブランドも創造できません。

言い方を変えれば、今までのセガはそうした
低次のマーケティングすらできていなかった…
ということなのでしょう。

某社の社長では無いですが、セガのみならず、
10年後日本のゲーム業界は凋落しているかも
しれませんね。このままだと。

投稿者 : Frantz

売ろうという意思の薄い企業の一部社員が、よく○○ではソフトが売れない~的な馬鹿な発言をするんですよね。

まず、その商品の周知徹底および販促の徹底。
(ゲームショーなど各種イベントには毎回必ず持って行く、公式HPも「ちゃんと更新する」、
そして店頭デモ設置のお願いや、大きなPOP設置のお願い、
さらに多岐にわたった体験版の配布など、これら+αを完璧に行っていく事が必要です)
同時にタイアップやCMまわりもシッカリと行う。

ここまでシッカリとやって、それでも売れないときに、初めて売れないと言えるんだと思うんですよ。


某四角い会社なんかは大作RPG発売後もそのRPG公式HPの一部を工事中のままず~っと放置とかしてたわけですし、他にも酷い所は多いです。
この業界はどうにもそういういい加減さが目立つ(「売ろう」ではなく「売れるだろう」という意思)ので、もっとしっかりしてほしいところ。

今回のこの作品は、セガ、ゲームショーにも毎回出す位の勢いですし、
ちゃんと「売ろう」という意思が見えてきてて好感が持てますね!
せっかくのゲームショーにすら出さずに、「売れるから別にいいや」なんて考えている一部企業には爪の垢をせんじて飲んでもらいたいです。

投稿者 : 匿名

>売ろうという意思の薄い企業の一部社員が、よく○○ではソフトが売れない~的な馬鹿な発言をするんですよね。
>
>まず、その商品の周知徹底および販促の徹底。

まず、『その商品の分析』が先だろw
自分達が一体どんな商品を誰に売りたいのかを一番最初に理解しろ、絶対だ。
その上で適切な市場を選べ、最後に市場を作れ。
お前の言っている周知や販促なんてのは、最後にやることだよw

投稿者 : 匿名

>>投稿者   : 2009年11月30日 23:24
周知や販促をやらない企業ほど、売れない売れないと騒ぐのだという話をしているのですよ?
そして合わせて売るために必要なのは何かという話ですが。
最初とか最後とかの話なんて全くしていませんよ。

大体、いくら分析をした企業でも、周知徹底と販促を行わない作品が売れるわけ無いでしょう?
もちろんやったからといって100%売れるものでもないという事は、理解しておく必要がありますけどね。

そして、分析は最後にも行いますよね。
結果を踏まえて「何故この結果になったのか」(良くても悪くても)を分析。今後の展開に活かす物です。
が、これを活かせていない企業も実は案外多いんですよ~。

投稿者 : 匿名