テクモの社長の安田善巳が辞任、板垣伴信は金の亡者なのか

2008年8月20日:テクモの社長の安田善巳が辞任、板垣伴信は金の亡者なのか
投稿が届きましたので紹介します。

『テクモの安田社長が辞任したそうです。板垣さん勝利ってカンジでしょうか?』(投稿)

南無南無。
いえ、亡くなったわけではないのですが…。
可哀そうですな。
可哀そうですか?
結局、板挟みになってのこの結果だろ。安田善巳にも非がある部分もあるが、その非の具合は実はたいしたことはないんだよね。
板挟みとはどういう意味でしょうか?
前にも少し話したけど、すべての原因は創業者であり当時会長であった柿原彬人にあると思うんだよね。
2008年7月25日『板垣伴信VSテクモの第2弾、反論文を一挙に公開』でも少し創業者に関して触れましたね。
結局、この創業者の柿原彬人が金を出し渋ってこうした状況になったわけだけど、それをカバーしてなんとか金の工面をしようとしたのが安田善巳なわけよ。
えっと、安田善巳さんは払わない方の人なのではないのですか?
実は象徴的な出来事が過去に起こっていて。安田善巳が社長になる前の社長の中村純司という人物がいるんだけど、やめさせられる時、役員退職慰労金を一銭も払わなかったというのがあったんだよね。で、当然、そんなことを安田善巳のみで決められるわけもなく、また決める必要もないわけだ。では、誰が役員退職慰労金を払わないと決めたのか。それは柿原彬人以外できないわけなんだよ。創業者でもあり、また、大株主でもあり、そして当時会長でもあった当人以外、こんなことはできないわけだ。
ふむ。
で、その柿原彬人が2006年7月18日に亡くなったのをいいことに、中村純司が2007年2月14日に金払えって裁判を起こしたわけだ。今までは柿原彬人が怖くてできなかったけれども、いなくなったから金取ろうと、こういうわけですな。
えっと、今回は中村純司さんの話ではないはずですが…。
流れとしては一緒なんだよ。この報酬未払いも、たぶん、前会長のところで話が止まっているはず。なぜなら、前会長としては払いたくないから。逆に、前会長は払いたいのに社長が払わないなんてこと、言えるわけないからね。雇われ経営者の立場ではさ。で、それらを窺わせる内容が、前回の反論文などにも含まれていて。訴えた側の陳述書では都合よく自分を正当化するようにしていたけど、よくよく読むと、やっぱり会社側の意見も間違ってないんだよね。
具体的にはどういうことでしょうか?
取締役会では決議されていないし、役員会も通っていないと言っている。で、それを通したって話で、とは言っているが、通ったとは言っていない。そういうことになって話が進んでいるが、通ってはいないってわけだ。また、稟議が起きていると言っているけど、それも通ったってなっていない。中村純司が会長の柿原彬人に報告したとなっているが、それが通ったとは言っていないんだよね。
つまりはどういうことでしょうか?
会長のところでこの稟議は不承認になったということだ。それは、今までの金のけちっぷりからいっても、わかるよね。
つまり、そもそも無かったいうことでしょうか。
その可能性もありうるということ。ただ、そういった話が現在あるよということで管理統括部長が板垣伴信に言ってしまって話がこじれる結果となった。だけど前会長が反対して通らなかったということは十分ありうるし、今までの話や前会長の行動からしても、十中八九、このあたりじゃないかと。
行き違いみたいなところですか。
で、ならば板垣伴信に通っていないことを言わなければおかしいわけだけど、そもそも、板垣伴信に誰かが言ったということが、役員にはわかっていなかったことも十分想定できる。なので、本来なら最初に未決にも関わらず言ってしまった管理統括部長が、やっぱり通らなかったと伝えなければいけなかったかもしれないが、管理統括部長自身も通ったのか通らなかったのか分かっておらず、結果、新たに何かを言うこともしなかったし、できなかったのではないかと。
ややこしいですね。
で、そうした中でも、通らなかったのにも関わらず、安田善巳は前会長に、本人がそういった風に聞いてしまい、期待してるのでなんとかならないかと窺いを立てているんだよね。この部分では、明らかに板垣伴信の味方として前会長に話をしに行っている。でも、前会長に怒られたようで、その部分に関しては7月25日に紹介した反訳文にも記されているとおりだ。
最後の方ですね。
で、人が尽力して何とか最終的に払うように算段しているのに、金払え金払え言われたら、それはブチ切れるよな。ブチ切れたからといって、金の人間とか言っていいかは別として。
あまり好ましい発言ではありませんね。
とりわけ、安田善巳自身も会社のために自分の役員退職慰労金を放棄したり、行動でも示したようだし、そうした中、正式に決まっていない話を取り出し、自己中心的な考えのみで金払え金払えというのを見 たら、そういう表現になっても仕方ないだろう。
どうでしょうか。
しかも最終的にとった行動は、残る人間のことなど一切お構いなしに、テクモとしては期待のソフトの発売日前に声明文を出したり、ボーナスがもらってすぐ会社を辞められるような日に退職届を出したりという行動をとる。確かに人気ソフトのプロデューサーとして活躍してはいるけど、そうしたものを支えているのが広報であったり、総務部であったり、開発だけでなく、さまざまな裏方がいるわけよ。そうした人への影響も一切顧みず、あのタイミングで声明文を出して裁判を起こすのはどうよ。
どうよ、と言われましても。
別に裁判を起こすなとは言わないが、明らかにあのタイミングはないだろ、と。これらの行動を見ると、な。わかるな。
な、じゃわかりませんよ。
まさに、板垣なだけに、安田善巳も板挟みでしたな。
……。
あとは、反訳文の最後の方はちょっと時系列が微妙で、最後の方の会長が誰を指すのかわからなかったりする。もしかしたら、現会長なのかもと読み取れるので。ただ、本来ならあの後の会話もあることで、より読み進めることができることなのだが、都合のいいところで切っているから、どうにもなりませんな。

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『テクモの社長の安田善巳が辞任、板垣伴信は金の亡者なのか』へのコメント

板垣のことが詳しくみれるのはまこなこだけ!

投稿者 : いちたすには

テクモ裁判のトピックはダメだ。全く読む気しねえ。

投稿者 : 匿名

ま、どうでもいいけど、
あまり詳しい事情も知らないのに、
一般公開されてるだけの情報で、
まるで見てきたかのように言うのは辞めた方が良いと思うよ。

投稿者 : K

子供みたいな大人だからこそ、ゲームを作れたんでしょうか。そういうところがあるのかもしれません。なんかテレビアニメの主人公みたいですね。エヴァとか。子供しかのれないんでしたっけ。
そういう子供をうまく操る大人(経営者)も大変なんだろうなと。
ふつーに考えて、会社の利益って株主(出資者)のものだし、一人の従業員に多額の報酬を与えるような、そんな馬鹿げた案なんか通るはずもないんですよねぇ。
でも、そうでも言わないと、天狗になっているおこちゃまが言うこときかないんでちょ?困ったもんですね。

投稿者 : 匿名

この記事の行間から悔しさが滲み出てるように見えますが、多分気のせいなんでしょうね。

投稿者 : 匿名

>人が尽力して何とか最終的に払うように算段しているのに
社長って提出された録音テープで「通してないし払う気ないよふひひ」って言ってませんでしたっけ?
その上で社長自らが「板垣は金の亡者、会社の事を考えたら辞退するべき」とか言ってたような・・・

投稿者 : 匿名

板垣さんも長いものに巻かれといたらよかったのにね
こうですかわかりません><

投稿者 : 匿名

・・・・金積まれましたか?

投稿者 : 名無し

もうちょっと事実だけで話そうよ。
『かもしれない』とか『わかるな。』とか、おまえはMMRのきばやしかと
各々意見もあるんだろうし、行き違いがあるのは間違いないし、集団なんだから問題が発生したら
解決するのも社会人、ましてや会社の管理職の仕事なんだから
かわいそうとかありえないでしょうよ。

こいつら全員子供で誠意がなく、一緒にしごとできなくなってしまっただけでしょ?
被害者は『そんな上司のいる会社に勤めている人』と『応援しているファン』と『信じて買っている株主』ぐらいでしょ。
安田は経営者として失格。板垣も管理職として失格なだけです。

こんな煽りでも信じる人いるから、一方的な意見はやめたほうがいい。

投稿者 : うがったひと

安田社長は板垣氏への特別報酬支払いを認めていた発言をしてしまったようです

そのことについて内緒話をしてるつもりが
こっそり録音されてた模様
しかもその音声データが海外のゲームサイトに公開されてる

投稿者 : 匿名

感情はいりすぎて
すごい読みにくい

投稿者 : 匿名