スクウェアエニックス株主総会2012年

スクウェアエニックス株主総会2012年
6月26日はスクウェアエニックスの株主総会ですね。
場所は東京都新宿区西新宿2-7-2にあるハイアット リージェンシー東京の地下1階「センチュリールーム」ですね。2008年まではこの場所で行われていましたが、その後は京王プラザホテルや震災後の事情もあってホテルオークラ東京で行いました。
開始時間は10時からだね。
では、詳しく紹介してもらいましょう。
10時スタートの段階で160人くらい。2011年は場所移動と時間が10時からに変わったこともあり230人程度。2010年は15時からスタートで280人だった。どんどんど来る人が減っていることが分かりますな。
平日の朝は厳しいという人も多いかもしれませんね。
その後、それなりに人は来たけど、250人とか、それくらいじゃなかろうか。お土産だけもらって帰った人などは知らないけど。ちなみに、2012年3月31日の段階で株主数は31385名。去年の同時期で35052名だったため、3667名減といったところ。昨今の株主市場の状況やスクウェアエニックス自体の株式面での魅力の低下が原因といったところか。
株価も下がっているのも関係していそうですね。
で、10時スタートで口頭でいろいろと説明。スクウェアエニックスの良いところは、ビデオで事業報告を流すこともなく、また、株主招集通知に書かれた内容を棒読みするのでもなく、この場で別の角度なども交えて説明するのはよろしいかと。時間も10時18分までと短時間で報告が終わり、質疑応答となる。
では、いつも通り私が質問者役をやります。
回答者役は私で。軒並み社長である和田洋一が回答していたが、一人目の質問の移転に関する費用などについては松田洋祐が回答。ただ...。
ただ?
もごもごしゃべっていったい何を言っているのかさっぱり聞き取れなかった...。
......。
なので、その部分の回答は無しで。
では、一人目の質問です。本社移転に関する理由と費用はどうなっているのか。
スクウェアエニックスは8年9年立っており、今のビルで10年経っている。手狭ということもあるが、チームの雰囲気やコミュニケーションが取りやすいようなレイアウトにしたいという意図がある。開発のカルチャーを変えていきたいということがある。

かなり不動産費も下がっており、いい物件がリーズナブルな価格である。
二人目の質問です。今期だけでなく、来期以降の見通しを、ヨーロッパの経済の影響なども絡めて説明を。株価が下落しているが、自社株買いの考えはどうか。
30円の配当を継続的にやっていき、配当性向を30%程度に考えている。そのためには1株利益が90円から100円ないといけない。ここまで持っていく。

ビジネスモデルの変更を求められているのがHDのゲーム。収益化のチャンスがパッケージソフトの販売時点だけでなく、販売した後の追加のダウンロードのコンテンツやアイテムの販売など、収益の幅が広がっている。

長い時間遊んでいただけるようなIPをいかに育てるかに注力することで、環境変化を乗り越えていく。

現状の経常利益100から200、それから先の400から500は計画の中に織り込みながらやっていきたい。事業計画を立てるときや、先行投資するときは今の200億くらいが安定的に出て、400を如何に狙えるかで事業計画を立てている。

欧州経済は深刻で、世界不況の引き金になると手も足も出なくてどうしようもない。幸いにもグローバルに事業を展開している。物価が下がったら、そこに拠点を持っていくなど組み合わせてやっていく。アイドスを買収したのはリーマンショックのすぐ後。うまく事業に活かすように工夫していきたい。

日本株全体の状況と、新しいタイプのゲーム会社が出てくるとそちらに資金が流れていく。我々はひたすら利益を上げるために努力することに特化する。

自社株買いも視野に入れつつではあるが、タイミングや自社株買いの後、どのように資金を運用するかということに勝算があれば考えていきたい。
三人目の質問です。役員報酬が高くないか。適当なのか。
最終的には金額の絶対値に関しては株主総会で決議いただいた条件になる。その条件の中で、どのような決め方にするかを取締役会で決めている。

報酬委員会で当年度どうであったかをチェックし、判断している。報酬委員会の中での議論は、2つの観点で根拠をだしている。現状のアセットを維持拡大したかどうか、将来に向けての準備を行ったか、花開いたか。2兎を追えと言っている。

また、市場価格とあっているかもチェックする。我々の戦っている相手方の取締役がどれくらいの報酬であるかを参考にしながら考えている。
四人目の質問です。SCEが8.27%株を持っているが、危険性はないのか。ソニーは業績が良くないので売ってくる可能性はないのか。
ソニーさんは今非常に困難に直面してらっしゃる、私どもでもぜひ応援しなければならないところ。ソニーの業績と株主であることの関係無いと思う。

ソニーさんやマイクロソフトさんや任天堂さんがいるのに、ソニーさんが株主になって影響はないのかと言われたが、これはずっとないと言える。かれこれ10年近く経っているが、まったくそういったことはなかった。

意外なご質問だった。ここに議長のサポートが出るのだが今まで見たことがないのだが、質問になったら、心配ない、という回答が出た。
五人目の質問です。前年度、将来に向けてどういう対応をしたのか。
数百人ずつ、月に1回か2回、勉強会をしている。内覧会もして、フリーにディスカッションするようにしている。大したことないと思われるかもしれないが、非常に大きな話。今までは出来るだけ人の言うことを聞かず、隣のチームの話も聞かず、ひたすら引きこもってゲームを作る。それがクオリティアップだと。

出来るだけオープンに話を聞いて素直に直していく、新しい物を取り入れる文化を変えていく、ということが変化に適応することになる。

ゲームの議論もプロジェクト内だけでなく、プロジェクトを越えて議論をするようになっている。

E3で発表したゲームエンジンもやっている。

ソーシャルゲームも力を入れており、いろいろなタイプのゲームをばらして運営している。1チーム1つくらいヒットを出してもらいたい。4~5チームくらいがうまくいっている。あと2チームが軌道に乗ればグループ全体として結構な力となる。最初は我慢が必要、なので投資と言える。

お金が掛かる話ではないが、時間が掛かり、カルチャーを変えていく。
以上ですね。
10時37分に質疑応答が終了。約20分の時間だ。そして議案の採決を行い、10時39分に株主総会が終了。続いて20分後くらいにIRカンファレンスとなる。
先に4人目の質問の回答の意外な質問だったというところの意味が良くわからないのですが。
質問自体が意外であったと。そしてその後の話はよく聞き取れなかったが、議長席の手元にディスプレイが用意されていて、そこにはたいてい質問に対する模範解答などが社員によって作成され、表示されるようになっているのだけど、普段はそこを見ずに回答しているということだ。そして、今回の質問に対する模範解答を見たら、心配ない、という模範回答が書いてあった、という意味だろう。
そういうことでしたか。
で、IRカンファレンスは10時58分からスタートとなった。休憩中は特に何もないのだが、別室に飲み物が用意されていた。しかし、気が付いている人が限定的だったのか、あまりそちらに人が移動しておらず。以前は同じ部屋の後方で飲み物を提供していただけに、なおさら気がつきにくかったかと。案内もなかったし。
では、IRカンファレンスの内容を。
いくつかのゲーム画面を流し、そしてどういう意図でこういったことをやっているのかを説明。使用した映像や画像は「トゥームレイダー」「ファイナルファンタジー ブリゲイド」「戦国IXA」「ドラゴンクエスト10」「ファイナルファンタジー14」「gameglobe」「ファイナルファンタジー Agni's Philosophy」。「ファイナルファンタジー14」は画像のみ。最後の「ファイナルファンタジー Agni's Philosophy」は将来的にこんな感じになるのでは、というサンプル映像だ。軒並みE3 2012やその他の場所で公開された映像かと。
それがどれくらい続いたのですか?
10時58分から11時42分と45分近くも。なので、質疑応答は15分程度と短くなっている。
あらら...。
と、いうことで、IRカンファレンスでの質疑応答を。壇上には和田洋一のみが登壇。他の役員の本田圭司や松田洋祐はなぜか株主側の席に座ってた。たぶん、必要となれば出てくるんだろうけど、必要無かったので、回答はすべて和田洋一によるものだ。
一人目の質問です。長く遊んでもらえるようにということは、ゲーム好きの人の買う本数が減らないのか。書籍について、ブームになりそうなものはないのか。
最初の質問はまさに収益モデルが変わるということ。

本数が減るかどうかで言うと減ります。FF11は100万本を行ったことはないが、利益はFFやドラクエよりも上。

メディアは家庭用ゲームソフトのモデルから脱却してもらっていないので、極端にソーシャルに振ったり、極端に家庭用に振ったりするので説明が難しい。収益が変わるところが最重要だという説明をしている。

漫画は何が当たるというとまずいが、たった今とてつもなく当たっているのは「いぬぼく」なんかが相当当たっています。社内でもファンが多い。

どれがいちばん長く楽しんでもらえるか、多く楽しんでもらえるかは物によって違うが、毎年いくつかは出ている。

「いぬぼく」は今までの延長線でわかりやすい。我々おじさんたちが良くわからないのが、物すごく普通の男子高校生がどうしたとか、普通の生活が描いてあって、なんであんなに売れるのかが分からないのが売れ筋。いくつかあるが、受けているお客さんの層がかなり違う。

そこそこ元気にはやっている。

二人目の質問です。昔、ドラゴンクエストは一番売れているハードで出すという話があったが、WiiU(ウィーユー)で出るのは非常に気になる。ファイナルファンタジーは1から6まではリメイクしているが、7以降がなかなか出てこない。FF7のリメイクを作る予定があるのかないのか。
一番売れているハードは、この発言がされた時は、ゲームコンソールは一強皆弱になるという前提だった。そうなると、移植のコストが馬鹿馬鹿しいということで、一番売れているゲームコンソールで作るのが良いということだった。

今はゲームコンソール以外で、携帯でもブラウザでも出来るので、ハードの一部がゲームコンソールとなっている。一番売れているハードとは、お客との接点が多いもの、というふうに読み替えると考えている。

ドラゴンクエスト10がWiiやWiiU(ウィーユー)で出るという話については、一番売れているというより、我々が危惧していたのは、今までのドラクエが遊べますよ、ということが言いたかったが、あまりカリカリのコアゲーマーがやっている印象を与えると良くないので、ファミリーの感じを受け入れやすい任天堂さんのハードを選んだという経緯もある。

FF7の声は高い。社内でも何回か作ろうという声もあった。いくつかの派生タイトルは作った。映像コンテンツも作った。これで一旦一区切りだと思っている。

FF7を越えるものを作らなければいけないと思っている。FF7を越えるものを作ったら、完全リメイクもあると思うが、FF7を越えたかというと、超えていない。

FF7はあらゆる国のスタジオを回ると、神ゲーとして尊敬されている。いまだに。FF大好きですという話を、よく聞くとFF7の話だった。

FFの宿命としてはさらにそれを越えなければいけない。FF7を作るというとうちのスタッフも大喜びで作ると思うが、終わっちゃう感じがするんですよね。ぐるっと一周回ってきて終わりました、と。それはまずいので、次に挑戦してもらうために、FF7のリメイクはもうちょっと新しいのを作ってからにしようねとしている。
三人目の質問です。スクウェアエニックスメンバーズのアルティメット会員だが、これまで毎年この時期になるとアルティメット会員の特典としてイラストプレートの案内が来るが、今年はトラブルもあったせいか、この話が全くないが、どうなっているのか。
メンバーズの改修作業には関わっているが、個別のサービスの日程は押さえてないのでお答えできない。

メンバーズについてはいくつか問題があった。ポイントが溜まっているのに使えない、やたら重いなど。そこを去年くらいから大改修をしてリニューアルをしている。

不具合の調整でお休みしたこともあるため、今回の件に遅れが出ているのかもしれない。
四人目の質問です。ドラゴンクエスト10のオフライン部分の遊べる時間はどれくらいか。
下手に答えるとドラクエチームから殺されますので、下手なことは言えないのですけど、何時間かはあります。何十時間でもないけど、何十分という話でもない。遊び方にもよる。自然な形で行っていただきたいし、チュートリアルも兼ねている。
以上ですね。
このほか、ゲーム関連では会社側の説明で、「ドラゴンクエスト10」のベータテスターの人数は2万とか3万とかだそうな。あと「ファイナルファンタジー14」に関しては次のように述べていた。

数十万本売れたが、ほとんどのお客が見捨てちゃった。同時アクセスが減った。本当はいくらか言いたいんですけど、そうするとそこだけまたいろんなサイトで取り上げられるので言えないんですけど、すごいところまで落ちて。そこからだんだんと秋ぐらいから上がってきて、課金をしのは今年から。そこから課金してからお客が増えている。毎日毎日増えている。力強い支援をいただいていると実感している。
ほんと、どんなサイトが取り上げるんですかね。
本当にけしからん!!
人のことを言えないでしょうに...。
まあ、そんな話なども含めて、質疑応答だけでなく、会社側からも説明がいろいろとあったとさ。
では、お土産を。
「スマイルスライム きんちゃく」と「ドラゴンクエスト あるくんですリターンズ」だ。以前恒例だったポストカードは無くなっている。

どうでしたか、今回のスクウェアエニックスの株主総会は?
去年のように株主に対する和田洋一の恫喝が無くて残念。
無い方がいいじゃないですか...。
「ドラゴンクエスト10」の映像を見ると、なんだかおもしろそうに感じるね。ちょっとやってみたくなったよ。

どうぞやってください。
やる予定はないけどね。
......。
と、いうわけで、今年のスクウェアエニックスの株主総会の話を終える。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:アイドルマスター シャイニーフェスタ(PSP)の予約がスタート、新作アニメも収録
1つ新しい話題:ソニーコンピュータエンタテインメントが再び債務超過、754億円の営業損失をどう捉えるべきか

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『スクウェアエニックス株主総会2012年』へのコメント

いい加減、FFとDQに頼らず新規のソフトを!
正直、別れてほしいよ。

投稿者 : 匿名

今のスクエニに新しい革新的なゲームを作り出す力なんて
無いでしょ。詰まらん能書き叫んで言い訳しないで、
さっさとFF7リメイク版発売すればいい。

投稿者 : 匿名

ヴェルサスはまだですかー?

投稿者 : 匿名

そんなに海外でも神ゲー呼ばわりされて
開発陣も非常に作りたがっているんだったら

社命をかけてでもFF7をリメイクすればいいのに

もう様子見しているような余裕はスクエ二にはないのだから

投稿者 : 匿名

いぬぼくが普通の生活・・・?ちゃんと読んでないんだなw
特に3巻以降(アニメ後の話)急展開だよ。驚いたね。

投稿者 : 匿名

スマホで新規作りまくってるね。

家庭用に数十億かけて大爆死より、
高くても数千万で、月億稼ぐソーシャルだわな。

投稿者 : 匿名

いぬぼくが人気があるという話と、なんで当たっているのか分からないけど男子高校生の日常が売れているという話でした。

投稿者 : 匿名

そのソニーさんことSCE。二度目の債務超過です。
ソースは官報。

投稿者 : 匿名

しかし何を考えて
MMOでファミリー層なんてアホな事をしようとしているのか

明らかにモバゲーを真似ようとしているだけ

投稿者 : 匿名

ヴェルサスについてはここでも無しか。。。
なんてこった

投稿者 : 匿名

男子高校生の日常じゃなくていぬぼく人気なんだね
杉田さんと中村さん出てるからかな

投稿者 : 匿名