ガストがコーエーテクモの完全子会社化に、今後の展開はどうなる？

2011年12月7日：ガストがコーエーテクモの完全子会社化に、今後の展開はどうなる？

ガストがコーエーテクモホールディングスの完全子会社になったようですね。

これにより、コーエーテクモグループの一員になりました。ガストはアトリエシリーズで有名な会社です。プレイステーション時代からのゲームユーザーはご存知かもしれません。

最近ではPS3用ソフト「メルルのアトリエ」が注目を集めました。

メルルのアトリエアーランドの錬金術士3

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そのガストがコーエーテクモの傘下となりました。好調な会社でしたので、意外ですね。

なぜこの時期にこのようなことになったのでしょうか？

ガスト自体は地道に頑張ってきていたけど、今後はそれだけでは生き残っていけない可能性もあるしね。大手の傘下に入った方が、気分的にも楽なのでは。

誰にとって楽なのですか？

ガスト社長にとって。今回、株の売却益が22億円ほど社長が管理している会社に入るので、もう自らで経営していかなくても生きていけるしね。この社長が管理している会社「ケイケンホールディングス」は立ち上げが今年の11月15日と完全子会社化をにらんで立ち上げていたりもする。節税用の措置なのだろう。たぶん、ガスト自体の社長も止めて、隠居生活に移るのではなかろうか。

社長自身にとっては良いことだったんですね。

18年近く仕事して、それまでも収入があり、さらに最後に22億円手に入るんだからね。もちろん、そこから税金が抜かれるので、丸々22億円というわけではないが、10億円以上は手元に残るわけだし。ゲーム業界では珍しい形の成功事例ではなかろうか。

珍しいんですか？

イメージ的に、多くの収入を得た後、身を持ち崩すような人が多いから。コンパイルとか名前出さないけど。そういった意味では、着実に経営をしてきた人のように思える。

ガストの社長自身にとっては分かりましたが、ガスト自体はどうでしょうか？

ガストそのものに大きなものがあるとは思わないが、今まで培ってきたキャラクター資産は十分にある。そして、そのキャラクター資産はソーシャル系ゲームで大いに役立つだろう。アトリエシリーズのゲーム性も、ソーシャル系ゲームにマッチさせることが可能な要素も多いし。過去の資産を用いてソーシャル系でさらに発展させることは可能だ。今回、コーエーテクモの傘下になったことにより、当然、モバイル系コンテンツに積極的に打って出ると思われる。

それは、コーエーテクモの傘下でないと出来ないことなのですか？

単独でも出来たし、それをやれば、さらに収益性の高い会社に成長出来たと思うが。やはり、この辺りは社長のライフプランの中に組み込まなかったのだろう。

逆に、コーエーテクモ側はそのあたりに魅力を感じたわけですね。

今のコーエーテクモはそれこそ、無双シリーズの歴史系アクションと忍者、多少の腐女子向け、そしておっぱいくらいしか無いわけだ。

えっと、最後が聞き取れなかったのですが？