ゲームメーカー社員クリエイターのサラリーマン化の是非

2010年11月4日:ゲームメーカー社員クリエイターのサラリーマン化の是非
今日は、ゲームメーカーに今、クリエイターがいなくなっている現状を取り上げたいと思う。
どういうことでしょうか?いろいろなゲームが出ていますので、クリエイターがいなくなっているなんてことはないと思いますが?
そういえば、先日カプコンを辞任した稲船敬二さんも社員のサラリーマン化について述べていましたね。
なぜ、そうなっていったのか。その原因はゲームメーカーが会社として大きくなったことに起因する。
大きくなるとサラリーマンが増えるのですか?
ここでいう大きく、というのは会社規模よりかは、有名になったから、という方が大きい。ゲーム会社の多くは、1990年代に株式上場し、そして2000年代前半には、軒並み1部上場を果たしている。特にこの1部上場したことが、大きくサラリーマン化を推し進めるきっかけとなったと言えるだろう。
なぜ、上場するとサラリーマン化するのでしょうか?
言葉は悪いが、昔はゲーム業界なんてものはヤクザ産業みたいなものだったんだよ。
言葉が悪すぎますが...。
まあ、実際関わっていたりいなかったりしたわけだが。
だから、言葉が悪すぎです!!
ゲームを作る人間も、世の中のはみ出し者が集まって作っているようなもので。要は、学歴も低く、普通に就職したら満足な会社に勤められないような、そうした人が多かった。もちろん、中には学歴もあり、成績も優秀だった人もいたかもしれないが、そうした人は本当にごくわずか。まともな学歴の人が、ゲーム会社に入ります、なんて言おうものなら、頭おかしいんじゃないか、と周りに思われるくらいだ。そのため、多くは、そのまま社会に出ていたらどうにもならないような人が多かった。
そんな...。
だが、そうした人は、世の中で言う優秀ではないけれども、能力が無いかというと、そうではない。実際、日本のゲーム産業を支えてきていることからも、自らが望むことをすると、相当の能力を発揮する人達だった。そうした人たちが、クリエイターとして呼ばれてきたわけだ。
今は違うのでしょうか?
今は、上場会社となっている事もあり、入ってくる人材が学歴偏重となってしまっている。この手の話をする時に、各会社の人事の人間は、学歴を重視して採用はしていないようなことを言うのだが、結果として学歴が良い層のみ人材を得ていることから、その否定は成り立たない。極端な話、学歴を見ないで人を採用しているところもあるというが、望む人材が学歴が無いと得られないであろう能力を求めているため、結果として学歴重視採用となってしまっている。
学歴があるとダメなのでしょうか?
それは学歴とはなんなのか、ということを考える必要がある。学歴そのものは、単に知識の程度を知るくらいの役割でしかない。そもそも、学校で学んだ多くのことが社会で役に立たない事は、御存じの通り。専門分野の人は別としてね。では、学歴とはなんであるのか。それは、何かの目標に対して、その道筋を立て、そしてその達成に向けて努力した、その結果でしかないわけだ。あとは、その同じ学校にはそうした努力をした人が集まっているわけだから、今後将来、社会に出ても努力をして成功をする可能性が他の人間より高い。そうした人との交流によって、その後のビジネスを円滑に進めることができるという。そういう程度のものである。
目標に向けて行動が出来る人材が集まっているのでしたら、なんら問題がないじゃないですか...。
それは、単に1+1を続けていくことが出来る能力でしかない。クリエイターとして求められる能力は、0から1を見つけるかごとき能力だ。つまり、発見が出来るかどうか。学歴でわかるのは、すでに存在するルートをたどっていくことが出来るという能力でしかない。なので、そうした人材がゲーム会社に勤めてゲーム作りに参加したとしても、クリエイターと呼べるようにはならないのだよ。
学歴の高い人がクリエイティブな活動に向くというわけではないということですね。
でも、ゲーム会社の多くは、そうした人材を積極的に採用していった。学生も、以前は見向きもしなかったような業種だが、1部上場企業になるなど、社会的地位が向上したこともあり、学歴の高い学生からも、就職先の対象として見られるようになった。その結果、生まれたのが現在のゲーム会社社員のサラリーマン化と言えるだろう。本来ならばクリエイターでなければいけないような存在ですら、サラリーマン化してしまったわけだ。
比較的若い年代の人はそうかもしれませんが、上の方の年代の人はどうなのでしょうか?稲船敬二さんもクリエイターのサラリーマン化について述べていましたが、上の方の世代の人も、サラリーマン化しているような発言がありました。
それは簡単なこと。単にクリエイターがそうした会社から出て行っているので、残ったのはサラリーマン化した人間しかいないという。カプコンやスクウェアエニックス、バンダイナムコゲームス、テクモなどの会社名を出せばわかるだろう。クリエイターとして活躍してきた人物は軒並み外の出て、独自にゲームの開発などを行っている。今の会社では、もう新しいものを作れないため、外に出て自由に作っていくのを良しとしたのだろう。そうした状況なのに会社に残っているのは、何も作りだす事の出来ない無能なサラリーマンでしかない。
なんで無能なのですか...。
最初の方にも話したように、初期のゲーム業界ははみ出し者の集まりなんだよね。つまりは、そのあと話したような、学歴のある人のように、努力して何かをしようという考えの乏しい人と言える。自分の好きな事はやるが、それ以外には尽力しない。また、もう作りたいと思えるようなものも無いけど、給料は欲しいから居続ける。その程度の存在でしかない。多少の努力を知る人であれば、年齢が上がるにつれて求められる能力の変化に対応するための努力をするわけだが、それが出来ない。なので、本当に無能なサラリーマンとして会社に寄生し続けることになってしまう。これが、稲船敬二が特に心配していたクリエイターのサラリーマン化だと思う。
ここまでの話ですと、特に若い層の採用に失敗したのがサラリーマン化を推し進める原因になったように感じます。ですが、本当にそうした人たちは不要なのですか?
不要ではない。サラリーマンを集めたことによって成功した会社が存在する。
それはどこでしょうか?
任天堂がそうだ。
任天堂が!?
今や任天堂はサラリーマンによって成り立っている。クリエイターというのはごくごくわずかと言っていいだろう。しかし、ご存じの通り、成功している。なぜ成功しているのか。それは、1+1を繰り返し、しっかりと10点満点まで持っていくことが出来るから。任天堂は学歴重視の採用を行っているという話を良く聞く。そうした人材がどうやっているのか。まさに、成功までのルートを決め、そして努力努力で+1を繰り返す。決して0から1を作り出す人が多くいるのではない。たぶんそうした人は宮本茂とか、任天堂社員の一部の人のみだろう。だが、0から1へのアイディアが出た後は、+1を行い続けることが出来る兵隊が自社にいる。その結果、「脳を鍛える」シリーズや「Wii Sports」「WiiFit」などが誕生したわけだ。
ふむ。
任天堂が出来て、他社が出来ないのはどうした理由からでしょうか?
任天堂に来ている人材は優秀だからだ。会社として知名度も高く評判も良い。給料なども高いため、本当に優秀な人材が門をたたく。
他の会社は?
他の会社は、1部上場企業だからといって、そこまで有名とは言えない。ここでいう有名とは、単に知名度があるかどうかよりかは、その会社名を名乗ることで自身の自己顕示欲を見たせるくらいの有名さ。名乗って誇りに思えるかどうか。任天堂以外は、そうした要素が乏しい。なので、優秀な人は金融に行ったり、商社に行ったり、医者になったりする。となると、残るは学歴はあるものの、その実態はお察しのレベルとなる。そうした人材を採用しているのだから、任天堂のように+1を繰り返して10点満点まで持っていけるようなものを作りあげることは無理だ。
そうですか...。
0から1を作るクリエイティブな能力はない。なので、続編もので過去の資産から+1を積み重ねていこうとする。本来ならそうしたものを10点満点は無理でも、8点辺りまでは持っていける能力はあると思う。しかし、そうはならない。
なぜでしょうか?
各社の経営者が、金と時間を与えないから。なので、もしかしたら金と時間があれば、さらに+1を積み重ねていけるかもしれないものでも、5点どまりとか、低レベルで止まってしまう。と、まあ、この辺りが、多くのゲーム会社で起こっているクリエイターのサラリーマン化だ。いまだにゲーム会社の人間はクリエイターと幻想を描いている人もいるようだが、そんなことはもうない。単なるサラリーマンが商品を作っているので、たいていは程度の知れたものとなる。
そんな言い方しなくても...。
逆に、しっかりと作り込んでいるようなものや、クリエイターとして一本筋の通ったようなソフトに対しては、ゲームユーザーとしてしっかりとチェックをしてもらいたいと思う。そういうソフトにスポットが当たることが、今後のゲーム業界の維持拡大につながっていくのではなかろうか。そしてそれは、ゲームが好きという人が今後も楽しみ続けられる土壌を育てる事にもつながる。
良いものは良い、悪いものは悪いと正しく判断する事も、ユーザー側としては必要かもしれませんね。
最後に、実際にゲーム会社に働いている人の中には、なんて失礼なことを言うのだと立腹する人もいるかもしれない。もし、そうであるならば、ソフトで返答していただきたい。もし、良いソフトを出しているのであれば、こうした文句も一笑に付す話でしかない。わが社は違いますよで終わる話だから。そうでないのなら、やはり問題は内に抱えているはず。そこに各自で対応し、そしてソフトで応えて初めて、このサラリーマン化の問題を解決したことになるだろう。

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『ゲームメーカー社員クリエイターのサラリーマン化の是非』へのコメント

SCEは日本は駄目でも(というか予算が無い?)WWSで優秀な
人材を集めてノウハウを共有する事でPS3タイトルのクオリティ
の底上げを実現してるな。そして見所のあるサードにも技術支援
を行う事で全体の水準を維持している。

こういう動きは日本のサードにも波及して欲しいんだけどな。
何か色々思惑が入り乱れて思う様に機能していないようだ。

投稿者 : 匿名

駄作を駄作だと言えない、日本のゲーム雑誌にも原因はあると思う。
任天堂は例え売れないジャンルでも、きっちりお金と時間をかけて
仕上げてくれる良い会社なのは同意。

投稿者 : 匿名

なんか稲船氏のコメントを流用しつつ、
しかも矛盾した内容になってますね…
学歴が関係ないなら、それこそ
あろうがなかろうがクリエイターに
なれる人はいると思いますが?


冗談抜きで最近のまこなこさんの内容
はポイントがずれている批判が多いですね。
残念です。

投稿者 : 匿名

デ、デジキューブの話はもういいだろ!?
ヤクザもすれすれの連中もしれっとその辺にいるもんですからな…

最終的にユーザー目線での商品の質に話は行くわけですが、もうどの業界もクリエイトとしての表現行為はやりつくされた感がありますからね…
厳密には0から1ではなく1と1から3を作れることが創造のカギとなるわけです。近頃は売り方でこの1点分を誤魔化そうとして小売りに迷惑をかける奴がいて困ったもんですな

投稿者 : 匿名

やっぱり任天堂以外は信頼すらされてない訳ね

投稿者 : 匿名

任天堂がやくざに花札売ってるって話?

投稿者 : 匿名

新規タイトルが売れてこそゲーム会社ですよね。
新しいアイデアを考えてる人は人間的にもイキイキとしてる。
リメイクの繰り返しは楽して儲けようってのが見え見え。
ムービーに力を入れるのも、もはや時代遅れ的な要素でしかない(また同じか・・・的な)
是非とも新しいアイデアで勝負して欲しいですね。
新規ゲームタイトルは正に博打ですよ、大損するかもしれないし、大成功するかもしれない。その大成功へと導くのがクリエイターの仕事。

投稿者 : 匿名

ドラクエとかわかりやすいですよね
明らかに進化が見られないどころか
リメイクするごとに劣化を繰り返して
自社の開発能力の無さを露呈して行っている・・・

投稿者 : 匿名

そうすると、ちょっとした当たりを引いてはスッテンテンになるを繰り返すSEGAは、クリエイター集団として、まだ何かできるという事なのか。
まぁ毎度毎度の火の車で、予算も時間も思いっきりカットされたらしく、売れるものはPSPメインだけど・・・。
据置でシリーズ物出せば儲けられそうなのに、そこは放置で新規に大バクチ打って今年の上半期も赤字なんだよね。
不思議な会社だ。

投稿者 : ゴロゴロ

今回のエントリー、実に興味深く読ませて頂きました。
自分はゲーム業界ではありませんがソフト開発で、高卒で零細企業からわらしべ長者のごとく少しずつ大きい会社に転職し、ついに誰もが知っているような会社に入社することができました。

大きい会社に言えることは共通して
「危機感と当事者意識がない」
です。
自分が仕事をしなかったら会社が潰れる、という環境で仕事をしてきた自分からすると、何故この状況でヘラヘラ笑っていられるのか、何故自分より遥かに優秀な人たちがこうもボンクラなのか。
高学歴の人がダメなんじゃあなくて、高学歴を扱う上司たちがダメなんだなあと思います。
優秀でも社会を知らない人たちなので、いかに育てるかが重要だと思います。

そして、ソフト開発はとても楽しい仕事なので、やっているだけでモティベーションは上がるはずなんです。
仕事を楽しんでたら、会社に貢献できていて、自分の待遇も良くなり、エンドユーザーの利便性が上がり、ステークホルダの利益になった。
会社、社員、消費者、株主、全てが幸せになる。
これが本当のWIN-WINだと思います。
企業が言う企業目線のWIN-WINはまやかしですからね。

投稿者 : 匿名

失敗もリトライも許されない社会になったのが最大の原因でしょう。
ゲーム開発に失敗はつきものなのに失敗したらクビ。
再チャレンジの機会すらない。
これでは新しいものに挑戦する気がなくなって当然ですよ。

投稿者 : 匿名

元ゲーム会社の人間として、サラリーマン化という点はかなり当を得た内容だと思います。
ただ、何故サラリーマン化するのかという部分については、実例をひとつ。

自分がいた会社では、外部から招いた人事コンサルタントによる人事制度の変更があり、
これによりサラリーマン化が急激に進み、
目標成果主義の導入と短期的な評価・適切ではない評価者による適切では無い評価が
社員のモチベーション低下を招き、人材の流出と質の低下を発生させました。
適切でない評価とは、極端に言えばどう頑張っても10段階評価で7までしか取れない事を
前提としたシステムです。(ちなみに6では給料もボーナスも上がりません)
問題なのはこれが開発者だけでは無くあらゆる部署で発生しており、
その為、努力しても評価されない、むしろ余計に動いて予算を使うなというレベルとなる始末。
テスト部門がゲームの楽しさについても意見していたのが、バグ以外報告しなくなった。
ローカライズは外部に発注。内容の確認は行わない。
電話による質問対応は無くしメールのみ。

これらが相まって現状となっていたのが元職場でしたね。
学歴がどう、というのは正直あまり関係が無いですね。
高学歴でアイディア溢れバイタリティもある方が、組織の弊害で思うように動けず去ってゆく状態を見てきましたので。
そこは人それぞれです。

投稿者 : 匿名

任天堂は学歴最優先と有名ですが。


永谷園だったかな。学歴を一切隠して面接して、採用した人の学歴みたらみんな名のあるところだったとか。

経営者次第なんでしょうな。スクエニやバンナムみたいに現場を知らない経営者のいるところからはいいゲームは出ないということで。

投稿者 : いちたすには

>まあ、実際関わっていたりいなかったりしたわけだが。

初心会の裏話はそこまでだ!

投稿者 : Wikipediaからも抹殺済み

任天堂は良くも悪くも冒険しないですからね~
延々とどんな出来でも売れることが確約された
マリオとかの人気ブランドにしがみついていますし
冒険したのはwii発売が最後かな?

投稿者 : 匿名

その調子でコナミとラブプラスの解説をお願いします

投稿者 : 匿名

結局クリエーターの才能があるやつを一人前のクリエーターに育てるのも、1+1を確実に2にすることが出来る兵隊を作り上げるのも経営者だものなぁ。
どんなやつでも入社したては使えないペーペーでしかない。
そいつを一人前に育てることが出来る会社組織を作るのが経営者の仕事。
結局、ゲームってどうやれば作れるのか?を知らない人にはゲーム会社の経営は出来ないんだろうな。

投稿者 : 匿名

このリーマン化した奴等が勤務中何をしているのか。
自分の椅子の確保に向けての資料作成
カラ出張、カラ打ち合わせ
接待と証した酒タバコ
つかタバコ休憩多すぎ


どこもこんなんだろうなあ。

投稿者 : 匿名

makonako

和田さんがファビョりだしたぞ
あと戦国IXAというブラウザゲーで
ひろゆき軍と和田軍が対決して
全敗したのも取り上げてくれ

ひろゆき軍と和田軍の双方に
アンチFF14のユーザーが混じっていて
現場は非常にカオスだった

中でも秀逸なのがFF14を小ばかにした
ユーザー名などを使用するプレイヤーが
戦国IXA内に多数いたということ

投稿者 : 匿名

>学歴が関係ないなら、それこそ
>あろうがなかろうがクリエイターに
>なれる人はいると思いますが?

それを阻害しているのが今の業界っていう話やないのん?

投稿者 : 匿名

任天は、自分の所で開発してるのなんて、
ごくわずかだろ?
小さな開発メーカーが作って売り込んで来たのを、それを任天ブランドで売ってるんじゃん。

ドンキーやポケモン等、
任天堂が作ったって思ってる人間、多いよな。

投稿者 : 匿名

投稿者 匿名 : 2010年11月 5日 13:54

そうなんだよねえ。それも1社とか2社じゃないんだよな。
もちろん、契約してるから名前は明かせないんだけど。
はたから見てると任天堂すげえって事になるんだろうね。

投稿者 : 匿名

>小さな開発メーカーが作って売り込んで来たのを、それを任天ブランドで売ってるんじゃん。

>ドンキーやポケモン等

いつの時代の話です?

投稿者 : 匿名

外注であってもクォリティを維持出来ているのは
品質管理がしっかりしている証拠。
それこそ+1を積み重ねる仕事の真骨頂。
任天堂が兵隊の使い方をよく理解してるのは間違いない。

投稿者 : 匿名

ある程度の仕事をこなせば確実に給料が貰える安定感か、
当てれば大きいけど外せば赤字になるのを覚悟でやるか。

単に前者を選ぶ人が多くなったってだけじゃないの?
経営者も労働者も、そしてゲームを買うユーザーも。

投稿者 : 匿名

>良いものは良い、悪いものは悪いと正しく判断する事も、
>ユーザー側としては必要かもしれませんね。

このお言葉に激しく同意。
こう言っては難だが、最近はユーザーも質の悪いゲームが乱発されている所為か、冷静さを失っている。プレイしたこともない、またまだ発売もされていないゲームを憶測だけで激しく批判するのは果たして業界のためになるのか。ユーザーも冷静になり、本当につまらない、評価する点など何もないゲームか、また逆に本当にそこまで評価できる作品なのかという点をもう一度考えるべきだと思う。

余談になるかもしれないが、その手の専門学校を経験した頃のこと、好きなゲーム、作ってみたいゲームと聞かれプログラマ志望の連中の多くが「FF」と答え、何故かと言えば格好いいと言い、さらに聞けばそのほとんどがムービーシーンだった。それが志望動機になりゲーム業界に足を踏み入れているのが現状。
当然このプログラマ連中はクリエイター魂が皆無だった。

投稿者 : 匿名

>いつの時代の話です?

売込みかどうかは置いておくとしても自社IPも外注が多いよな。

投稿者 : 匿名

任天堂は確かに外注も多いけど、世界で1000万本以上売ってるソフトはポケモン以外みんな内製だよ。
WiiFit、Newマリ、マリカ、脳トレ、nintendogs、どうぶつの森

それに外注だって、金も任天堂が出すし開発にも口を出すし、そういうのを全部ひっくるめて良作を生み出すのが任天堂のすごいところだと思うけど。ポケモンの企画をナムコが蹴った後に任天堂が受け入れたことからも分かる。

投稿者 : 匿名

>世界で1000万本以上売ってるソフトはポケモン以外みんな内製だよ。
>WiiFit、Newマリ、マリカ、脳トレ、nintendogs、どうぶつの森

おいおい”脳トレ”任天堂が考えたと思ってんの?


言いたいのは、開発を”任天堂の社員”として
雇ってるのが少なく、外注が多いって事。
外注だけなら、サラリーマンでもやってけるわって事。

古い・いつの時代って言ってる奴多いけど、
外注では、レベル5が有名だし、
最近出たカービィは、任天堂社員が作ったのかよ?

それと、
開発に口を出すのは、良い所。
ポケモンも口を出して良いゲームになったし。

投稿者 : 匿名

>開発に口を出すのは、良い所。
>ポケモンも口を出して良いゲームになったし。

口を出す方にクリエーターの心があれば。

投稿者 : 匿名

>おいおい”脳トレ”任天堂が考えたと思ってんの?

脳トレはもちろんゲームとして出る前に存在していた。
ただそれを「家庭用ゲームソフト」として市場に売り出したのは任天堂だよ。
監修は川島教授がやったけど、企画を持ち込んだのは岩田社長で、開発したのは任天堂社員。これは通常、「外注」ではなく「内製」にあたると思います。

>言いたいのは、開発を”任天堂の社員”として雇ってるのが少なく、外注が多いって事。

それから任天堂の社員は少ないってよく言われるけど単体で1600人、連結ベースで見たら5000人弱です。会社の規模にしては少ないけど、絶対的な数字としては少なくと思います。

そしてこれに、持ち分法適用会社や任天堂専属のセカンドパーティを加えれば、実質的に任天堂が抱える人材って多いですよ。任天堂社員とは給与体系や労働環境は異なるけど、事実上任天堂ハードにのみソフトを供給し、ソフトの製作方針も任天堂に従う会社が作ったものを「外注」としてしまう区分にもあまり意味がないと思います。

インテリジェントシステムズなんか任天堂の敷地内に会社がありますしね。

投稿者 : 匿名

任天堂が大きく口を出して
ストーリが当初とは全く別物となって
開発陣を大いに困らせたラストストーリーはどうなるでしょうかね

投稿者 : 匿名

昔:冒険野郎、フロンティア精神
今:パイの取り合い

投稿者 : 匿名

結局、「冒険できなくなった」環境になってしまったというところに収束されるのでは?
このサイトで取り上げられた内容がその理由の一つかもしれないけど、決して、それだけではないです。

まぁ、まこなこさんの言うとおり、ゲームの内容で勝負しろといわれたら返す言葉はないんですけどね。

……と、いくつかの会社を渡り歩いた下っ端がぼやいてみました。

投稿者 : 匿名

>企画を持ち込んだのは岩田社長

それなのに、玩具で他のメーカーが出してるの?
おかしくないか?

>ソフトの製作方針も任天堂に従う会社が作ったものを「外注」としてしまう区分にもあまり意味がないと思います。

ハル研や海外の外注メーカーを
潰してるじゃないか。
駄目となったらサヨナラ。

派遣社員と一緒で、リスクが少ない戦法なんだよ。
(しかし、外注は”マリパ”みたいになる危険性もあるが)
負担は、開発陣にかかってくる。

1600人のうち、どれだけプログラマーが居るんだ?
いろんな所に窓口があって、受付の人。
ROM工場や広報で、ほぼ埋まるんじゃないか?

連結で5000人って言ってるけど、
昔TVで、FCのコントローラーの中のゴムを作ってる
町工場の爺さんが、
「ゴムの生産が打ち切られて、どうしようもなくなった」
と言ってたが、何の保障も無い。
SFCのゴムにシフトされば良かったのに、そのままポイ。

市場の原理っちゃあそうだが、
これだけ利益を上げてる会社なのに酷い仕打ちだと思う。

(なんか任天批判になってるけど、外注は、バンナム・セガ・ソニー、大きな企業は、やってます)

後”リーマン化”って言うけど
出来るクリエイターは、会社を抜けて会社を設立。
そして大会社のリーマン化。
でもクリエイターは、経営を知らなく
大会社の下請けするって形になるだろうね。

それか、もしもしに行くとか。

投稿者 : 匿名

「サラリーマン化」という言葉の範囲が広いので何ともコメントしづらいが、単純に「技術継承」が出来てないだけだと思うが。
 この業界を牽引してきたと目される人たちは大抵、高給取りになりすぎて定年まで社内にいられなくなり外に出てしまう。こういう人たちは一クリエイターとしては有能でも、製作を指揮するような監督者として有能とは限らない(やりたいことは強くあるみたいだが)。後進に何かを伝える時間も能力も欠けている。
 クリエイターと一括りにしているが、ゲームは基本的にプログラムだから職人やエンジニアの技術職に近い。数年前から他業種では「技術喪失」を恐れて定年後の再起用まで行ったりしているのにこの業界ではどうか。そういった問題を「外注」という形で解決しようとしているようにさえ思える。
 良い人材をどうのこうのの前に、人材を育成できない体質をどうにかすべきだと感じる。

投稿者 : 匿名

実際その通りな部分は大きいでしょうね。

WiiとDSを見ていれば良く分かります。
映像技術がさほど必要ないのに、使いこなせている企業がごく僅かしかいない。
殆どのソフトは単なる手抜きソフト。

PS3にしても映像面のみ綺麗にしてるだけで中身の進歩が全く無い。
BDなのに内容量もDVD時代とさほど変わらないという体たらくな事もおおい。
それこそSFC時代とやってる事が変わってない物も多い。

本当に全くやる気が無いとしかいえないようなソフトが年間総販売量の8割以上を占めているのが今の業界です。
業界全体のやる気が見えない状況なんです。

投稿者 : 匿名

就職四季報2010より(任天堂)

各10 京大 慶大
各8 阪大 東大
各5 東工大 早大
各4 同大 立命大
 3 武蔵美
各2 上智大 立教大 ICU 明大 名大 神大 関学大 東北大 東芸大 金美 多摩美

計112名

これによると一般に高学歴と言われる旧帝大や早慶や東工大や有名美大の占める割合は半分程度。残りの半分は高学歴でもなんでもないじゃん。これのどこがか学歴偏重なんですか?

投稿者 : 匿名

今のゲームの質が下がってるというのは懐古だな
80年代なんてクソゲー、駄ゲーが溢れてたと思うのだがw
所詮懐古が自分の感情を正当化するために多少のこじ付けをしているに過ぎない、
論評未満の文章だなあ

投稿者 : 匿名

まぁ、世間の一握りぐらいの高学歴が半分いれば学歴偏重といえなくもないだろ…
学歴は誰かをサポートするのに向いてるから、ちょうどいい割合でまじめな奴採るのは重要だろ。

投稿者 : 匿名

ゲーム業界に限ったことじゃなく
日本のシステム業界全体がそうかもね。
よりクリエイティブを求められるゲーム業界だけはクリエイティブな所残して欲しいなぁ。

投稿者 : 匿名

いくら数学のテストの点数が良くても、巧い絵を描けるわけでは無いからね
そして本人が凄い絵が描けたと思っていても、他の人には下手くそな絵でしかないこともあるんだよね
そんな絵ばっかり描いてきたのと最近のハードミスが合わさって、ゲームが売れなくなってきたんだろうな

投稿者 : 匿名