機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)のシステムが大幅に変更、コスト表他、バンナム内製第1弾は迷走中

2010年7月16日：機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)のシステムが大幅に変更、コスト表他、バンナム内製第1弾は迷走中
	今日から「機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)」のロケテスト新章が始まったので紹介しようと思う。
	新章って...。
	第1章は5月に毎週末の4回に分けて行われたものを指す。
	5月7日『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)のロケテスト実施、機体コストやプレイ雑感、カードシステムなど』でも取り上げましたね。
	今回は、前回と異なり、システムの一部や前回登場していなかったキャラクターを含めたロケテストが行われている。筐体8つを用いてのロケテストだ。
	まずは、モビルスーツとコストからみていきましょう。
	前回のロケテストでは合計1000コストで、560とか200とかのコストであった。「ガンダム機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.」辺りまで使われていたコスト体系と言えばわかるかと。
	先に紹介した5月7日に、そのコストを紹介していますね。
	しかし、今回は「機動戦士ガンダムガンダムVS.ガンダム」のように合計6000コストで3000とか2000とかのコストに変更となっている。
	大幅に変わっているのですね。
	あと、コストオーバーも復活している。
	ふむ。
	今回のコスト表は下記になります。前回未登場の機体も登場し、合計41機体が登場しています。コスト3000 νガンダム V2ガンダムユニコーンガンダムウイングガンダムゼロ(EW版) ガンダムDX ∀ガンダムターンX ストライクフリーダムガンダムダブルオーガンダムコスト2500 ZガンダムフルアーマーZZガンダムキュベレイサザビークロスボーン・ガンダムX1改クシャトリヤゴッドガンダムインフィニットジャスティスガンダムケルディムガンダムコスト2000 ガンダムシャア専用ゲルググ百式ガンダムF91 ガンダム試作1号機フルバーニアンガンダム試作2号機ドラゴンガンダムガンダムヘビーアームズ改(EW版) ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクストライクガンダムフォビドゥンガンダムガンダムアストレイレッドフレームガナーザクウォーリアスサノオコスト1000 ベルガ・ギロスガンイージアレックスザク改ガンダムEz8 グフ・カスタムヅダヒルドルブラゴゥ
	この41機体が初期に使用可能になると思われる機体すべてとなっている。
	他に変更点はありましたか？
	今回感心した点が一つ。
	それは？
	8つの筐体が1グループとなっていたんだ。今までは4つの筐体が1つのグループで、そこで2対2の対戦をしていたわけだけど、今回は8つの筐体があり、うまく対戦を振り分けてできるだけ対戦が無い状態を作らないような仕組みになっている。
	いまいちよくわかりませんが？
	このゲームは2人でチームを作って戦う。それぞれチームをA・B・C・Dと名づける。AとBが対戦していて、CとDが対戦するというのが今までのシステムだったけど、今回はAとBでAが勝ち、もし同じようなタイミングでCとDとの対戦でCが勝った時、自動的に次はAとCが戦うようになるんだ。もし、AとBが戦ってAが勝ち、まだCとDが戦っている間にBの筐体に人が乱入したら、再びAとBとの対戦になるけどね。
	つまり、新たにプレイする人がいなくても2チーム分いれば、すぐに対戦が成立するというわけですね。
	今回はカードシステムを採用しているため、どうしてもプレイするまでに時間がかかる傾向がある。それを緩和させるためのシステムなんだろうと思う。
	なるほど。
	だが、これは別のシステムにも影響を及ぼす。
	別のシステム？
	たぶん、今回は連勝補正が無いと思う。今までのシリーズは連勝しているプレイヤーに対しては、敵に与えるダメージが減ったり、逆に受けるダメージが増えたりしていた。しかし、今回は、先に述べたシステムによって、その必要が無くなったと言えるだろう。
	どうしてでしょうか？
	もし、AとCがBやDの筐体に座っている人に連勝し続けたとする。もう勝てないと思ったら、他のプレイヤーは乱入せずに待っていれば、自動的にAとCの対戦が始まり、片方は負けることになるわけだ。1つのチームは勝ち続けることができるが、他3チーム分はいつでも入れ替わることができる。
	たとえ強いプレイヤーが2チーム分占拠していても、お互いが対戦することで、1チーム減らせるわけですね。また、その強いチームが対戦している間に他の空いている2つのチームの筐体でプレイをすれば、強くないチーム同士での対戦も出来る可能性があるわけですね。
	実際に連勝補正があるかどうかは調べようがなかったけど、このシステムならなくてもいいのではと思う。もっとも、このシステムは8つの筐体がセットになっていないといけないので、4つの筐体のみしか仕入れない施設だと意味をなさないけどね。
	ですが、このシリーズに新たな可能性が生まれたことは確かですね。
	これもあってか、今までのロケテストでは5連勝で強制終了というのがあったが、その縛りが無くなっていた。
	さっそくうまく働いているようでなによりです。
	あとは、モバイルサイトの多くの機能が稼働しだした。このあたりは「機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)」オフィシャルサイトを見てもらった方が早いだろう。
	いろいろと追加されていますね。
	あまり記載されていない点をいくつか。まず、戦績が見られるようになっている。勝率や勝ち負け数など。また、自分の戦績だけでなく、対戦した相手の勝率などもチェック可能だ。この他、全国ランキングも掲載される。ポイントによって表示され、上位50名分を見ることができるようだ。ここでもそのキャラクターの名前を調べると、勝率などを見ることができる。
	負けている人はあまり見られたくありませんね...。
	非公開設定も可能なので、そのあたりは状況に応じてやるとよいかと。このゲームは相方がいるといないのとでは大きく勝率変わってしまうから、勝率に大きく差が出てしまうのは仕方ないのだが。出来ればこのランキングにランダムプレイの時のみのランキングとかあればと思うの。伝えておくべき詳細はこんなところかな。
	実際に見てきてどうでしたか？
	なんかね、不安になってきた。
	不安ですか！？
	前回は合計1000コストでコストオーバー無し。今回はまた大きく変わり。客の声を聞いたのだろうけど、それにしても大きく変えすぎで。なんだか、開発がこのゲームの本質部分を把握しておらず、そのためこのように大きな変更を急遽行わなければいけなくなったのではと思ってしまうよ。
	そうですか...。
	今まではカプコンが開発していたのだが、今回からはバンダイナムコゲームスが中心となって開発を行っているんだよね。なので、極端な話、ノウハウが乏しい状況で開発を行ったと言えるだろう。話によると、昔カプコンでVSシリーズに携わっていた人も開発にかかわったという話があるのだが、「機動戦士ガンダムガンダムVS.ガンダムNEXT」のように末長く楽しんでもらっているソフトにはかかわっていないということから、やはり今望まれているものから離れた考えじゃないかと思うわけだ。そうしたのが、今後も別の形でゲームに出てくるようだと、いろいろと問題となるのではと。このように思うわけだ。
	他にも何か問題がありますか？
	魅力的な機体が少ないというのも今回の特徴かと思う。
	あれだけの機体があっても魅力が無いんですか！？
	面白い機体がいないんだよね。標準的な機体は多いのだけど。もちろん、NEXTであらかた見ているから、要求が高くなっているのも否めないが。新しい何かが欲しいね。
	そのあたりは追加機体で出てくることを期待しましょう。
	機体なだけにな。
	そういう意味で言ったのではありませんが...。
	いずれにしろ、本稼働まで2ヶ月とちょっとに迫っている。今回のロケテストや、今後さらに行われるであろうロケテストでよりよい改善を行っていただき、ユーザーを楽しませてもらえればと切に願う。あとロケテストのときにシャッフルのロケテストもお願いしたい。
	ソロプレイヤーですからね...。
	ソロじゃ勝てないよ、これ...。
	......。