ファイナルファンタジー11

ファイナルファンタジー11は成功だったのか、失敗だったのか

2010年1月13日:ファイナルファンタジー11は成功だったのか、失敗だったのか
「ファイナルファンタジー14」サービス開始の年となる今、改めて「ファイナルファンタジー11」がどうであったのかを取り上げてみたいと思う。
そういえば、昔、まこなこ自体も「ファイナルファンタジー11」の話題を積極的に取り上げていたようですね。
途中からはゲーム全般になったけど、初期のころはそうだね。
そんな「ファイナルファンタジー11」と共に歩んできた私なだけに、最後にしっかりとけじめをつけなければと思う。
まだサービス自体は続くのですが...。
成功だったのか、失敗だったのかということですが、どちらなのでしょうか?
失敗じゃない?
失敗!?
ここでいう失敗とは何かということなのだけど、少なくとも当初考えていたものとはるかに下回る成果しか得られていないという意味で。
ですが、毎年の決算発表などでもオンラインゲーム事業は好調な数字を出していますよ。それでも失敗なのですか?
よく決算で良い数字が出ているから、だから「ファイナルファンタジー11」は成功だという話を聞くけど、それは直近だけを見ているからそうなるだけで。全体でみると、実はそんなに収益を上げていない側面もある。
全体でみると?
詳しくは知らないので恐縮なのだが、なんでもスクウェアとエニックスの合併に絡み、オンラインゲーム関連で特損を出してうまく処理したという話もあり。で、そうした特損部分も含め、開発期間も含め約10年くらいにかかった費用と、実際に得られた収益を見比べた時に、はたして成功と言えるほどの利益を出せているのかというのが重要となる。
さすがに利益は出ていますよね?
出ていると思いたい。
思いたい、って...。
その辺りは全体を知らないので何とも言えない。ただ、当初は「プレイオンライン」というものを表に出してオンライン事業を立ち上げたものが、最終的 に満足に稼働しているのが「ファイナルファンタジー11」一コンテンツのみとなっており。それらにかかったコストを回収しなければならなくなったので、表面上の数字だけでは把握できないものが出てくる。
ふむ。
で、仮に出ていたとして、それで満足かという話もある。
利益が出ていればいいじゃないですか...。
その利益を出すために、会社は一定の人材を使い、そして一定の資金を使うわけだ。だが、もし仮にその人材や資金を別のことに使っていたのならば、もっと利益をあげられていたという考えもある。そうなると、たとえ利益が出ていたからと言って、それで良しというわけにはいかない。この辺りをどのように考えるかによっても、また「ファイナルファンタジー11」に対する評価が異なってくるわけだ。
費用対効果というわけですね。
次に「ファイナルファンタジー」というブランドに与えた影響を考えてみよう。
ブランドに与えた影響とは?
「ファイナルファンタジー11」が発売されたことにより、その後の「ファイナルファンタジー12」や「ファイナルファンタジー13」の売上に大きく影響を及ぼしたと見ている。当然悪い方向にだ。
なぜそう言えるのですか?「ファイナルファンタジー10」は230万本、そして「ファイナルファンタジー12」もほとんど変わらずの220万本売り上げているじゃないですか。これは和田社長も2010年3月期第2四半期決算説明会で説明しているはずですよ。
それをそのまま受け止めること自体がおかしい。
おかしい!?
あの話は、PS2本体が470万台の時に「ファイナルファンタジー10」が230万本売れた、PS2本体が1890万台の時に「ファイナルファンタジー12」が220万本売れたという話だった。そして、これを見て、「ファイナルファンタジー」ブランドは本体台数に影響されず一定数売れる。だから「ファイナルファンタジー13」も売れますよ、という話の流れだ。
そういう話でしたね。
常識的に考えて、本体台数が増えているのに売り上げがイコールか落ち込むなんてこと有りえないっての。では、何が要因としてそうなったのか。それは間に挟んだ「ファイナルファンタジー11」の影響だと言える。
「ファイナルファンタジー11」がなぜ影響するのですか?
シリーズものタイトルで一番やってはいけないことをやってしまったのだよ。それは何かというと、ユーザーを切った、ということ。
ユーザーを切る?
シリーズものタイトルは、ユーザーはそれこそ惰性で買うようなところもあるものだ。しかし「ファイナルファンタジー11」では買えないユーザーが出てきた。これはネット接続ができなかったり、PS2でプレイするのであれば追加でハードディスクドライブを買ったりしなければいけないなど、プレイするための障壁が高すりたことが影響している。ここで今まで継続してきたプレイヤーの多くを切ったために、次に出た「ファイナルファンタジー12」の販売に大きく影響したと言えるだろう。そしてそれは「ファイナルファンタジー13」へも影響している。
どう影響しているのですか?
「ファイナルファンタジー10」の時とほぼ同じPS3の普及が450万台程あるにも関わらず、最終的な販売は200万本程度となるだろう。つまりは「ファイナルファンタジー10」と比べ、30万本もの低下となる。つまり、「ファイナルファンタジー11」があったために「ファイナルファンタジー」シリーズに見切りをつけたユーザーが30万人ほどいた可能性があるというわけだ。
そんな...。
もちろん、他の要因もあるだろう。不景気だとか、プレイステーション3の価格が高いだとかね。しかし、「ファイナルファンタジー11」がファイナルファンタジーブランドの崩壊の引き金となったという側面もあると言える。
崩壊の引き金!?
こういう話を聞くと、最終的には失敗ということになるのでしょうか?
だからといって、一概に失敗とは言わないけどね。失敗か、成功かは、次の「ファイナルファンタジー14」の結果次第だろう。当然、「ファイナルファンタジー11」が発売されたときと異なり、多くの人がネット接続環境を有するようになっている。プレイステーション3本体を買えば、原則追加出費もせずに楽しめるのだし。あとは、ユーザーを如何に引き入れるか。もし、これが「ファイナルファンタジー11」より少ない結果となるのであれば、この10年間はなんだったの、ということになってしまう。
そうならないことを期待したいです。
「ファイナルファンタジー14」しか生み出せていない点で、成功というには心もとないけど。それにしても、ほんと、当初の予定通りすべてが進んでいたら、今やスクウェアエニックスはかなりの企業となっていたんだよな。プレイオンライの発想も、今となってはSNSやオンラインゲームポータルサイトなどの発想に近かったし。これらの業種が昨今伸びているのを知っている人も多いだろうが、それを10年近く前からやろうとしていたのだから。まあ、それをやろうとしていた張本人が、映画で失敗し、出来なくなったという笑えない状況もあったし、仕方ないんだろうけど。世の中、そうそううまいことばかりではありませんな。
想定通りのプレイオンラインを見てみたかったですね。
以上で「ファイナルファンタジー11」のまとめを終わろうと思う。先に言ったように「ファイナルファンタジー14」の成否が、結局は「ファイナルファンタジー11」の成否にかかわる。今までオンライン事業に用いてきた人材と資金が如何に活かされるか、注目していきたい。
ゲーム内容についての話が出ませんでしたが、このあたりはどうなのでしょうか?
ゲーム自体に関しては各自が楽しんでいればよいと思うので、いちいち言わないでおく。良き知り合いと出会えたのであれば、ゲーム性以外の部分でも充実したプレイが可能だし。このコミュニケーションの部分もゲーム性の一部と考えれば、やはりプレイする人によって楽しみなんて大きく変わってしまう。細かいことを言い出すとキリがないので、いろいろと言われてきたことが「ファイナルファンタジー14」で改善されていることを祈るのみだ。

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ファイナルファンタジー11の不正の歴史

2009年9月10日:ファイナルファンタジー11の不正の歴史
今日は「ファイナルファンタジー11」の不正の歴史でも取り上げてみようと思う。
「ファイナルファンタジー11」が不正行為をしたのですか!?
いやいや、そうじゃなくてだ。プレイヤーによる不正行為に関する話をしようというわけだ。
そうでしたか。
スクウェアエニックスが不正したかと思ったか。
そ、そんなことありませんよ!?
いろいろな不正行為がありましたね。
主に5つに分けられるらしいので、その順に紹介していく。
5つもですか!?
まず第一期には、チート系と呼ばれるものがあった。
チート系とは?
瞬間移動やアビリティなどを不正に使用できるようにするなどといったものだ。極端な話、影響はその当人にのみ及ぼすものも多いため、問題ではあったものの、全体への影響は軽微と言えるだろう。もちろん、問題は問題なので、対策などがなされたわけだが。
第二期はどうなりますか?
第二期には、Botと呼ばれるものが流行りだしたころを指す。Botとは、ロボットの略のようなもので、言ってしまえばプログラムによって特定の動作を繰り返し実施させるようなものだ。
具体的な例はありますか?
寝釣りとかが該当する。そうしたこともあり、最終的に釣りのシステムが変更されたりもした。
そんなこともありましたね。
ただ、ここまではまだかわいい不正と言えるだろう。
かわいい不正!?
かわいくない不正とはどんなものでしょうか?
それが第三期になる。
どういったものですか?
第三期は、不正アクセスが行われた時期になる。人のアカウントを乗っ取るようなものだ。どうやって乗っ取るかは、インターネットにアクセスした際に、変なサイトにアクセスすると情報が読み取られるものや、セキュリティの脆弱性を狙ってのものなど。不正ツールなどに組み込むなどもあった。
既に犯罪ですね。
そして第四期になる。
これもすごい犯罪が絡むのですか!?
いや、急にかわいらしくなり。
あらら…。
栽培というシステムを使っての行為となる。これ自体は不正ではないのだが、たぶんツールなどを使ってやっていたのだろう。また、大量のアカウントを取得してやっていたため、ゲーム内に対する影響も強くなったようだ。
ふむ。
最後の第五期はどうなりますか?
第五期は、盗難クレジットカードを使っての行為だ。大量のアカウントを取るときに、盗難カードを用いて登録するという行為。で、盗難されたカードの本来の持ち主は、当然ゲームをしていないわけだから、金返せとなる。そのため、この盗難クレジットカードによって、大量の返還をスクウェアエニックスが要求されることもあったとのこと。
これも犯罪がらみですね…。
これらをどういった人が実施するのか、というと、やはりリアルマネートレードを実施する業者が行うこととなる。主に中国とか、アジア系からのそうしたアクセスが多いらしい。寝釣りに関しては、日本人も多かったようなのだが、それ以外は軒並みアジア系のRMT目的の行為のようだ。
「ファイナルファンタジー11」内でのRMTは禁止していますね。
そうしたこともあり、たとえば一見問題のなさそうな第四期も、RMT目的で大量にアカウントを取得してやられることで、ゲームにも影響が出てくる。以上が、「ファイナルファンタジー11」の不正の歴史だ。
他には何か無いのですか?
面白い例としては、NPCと5ギル渡して勝負して、勝つと10ギルもらえるシステムがあったらしいのだが、それを不正な方法で確実に勝つようにして、1日に100万ギル以上を稼ぐというのもあったらしい。
そんな方法が…。
あと、不正アクセスでは、人の持ち物等を売りさばいたり、何かしらで有効活用したりすることもあるようで。有効活用とは、レベルの高いキャラクターであれば、敵を倒すために使ったり、また、そうでなくても、RMTをゲーム内で紹介するための宣伝用のキャラクターとして使ったり。
自分のキャラクターがそのように使われるのは悲しいことですね。
と、このように「ファイナルファンタジー11」にはいろいろとあったわけだよ。
こうした教訓を活かして、ぜひ「ファイナルファンタジー14」ではより良い運営になることを期待したいですね。
うまくまとめたね。
そういうわけではないのですが…。

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