果たして日本で職業のプロゲーマーは生きていけるのか、現状とe-Sports(イースポーツ)など

今年の東京ゲームショウの基調講演で、e-Sports(イースポーツ)を題材にするということなので、ここでも取り上げておこうかと思う。

2年前は、基調講演でゲーム実況について取り上げられたが、その前後に私自身もゲーム実況を開始したという経緯もあったし。

つまり、プロゲーマーになるということですか?

まあ、それはなろうと思えばいくらでもなれる。

そんな馬鹿な・・・。

e-Sports(イースポーツ)を語るよりかは、どちらかというと、その周辺であるプロゲーマーの話について先に取り上げようと思う。

プロゲーマーって、実は誰でもなれるものなんだよね。

それこそ、私はプロゲーマーです、といえば、プロゲーマーということになる。

名乗るだけでいいのですか・・・。

それくらい、プロゲーマーの定義が曖昧。

プロといっても、お金を稼ぐ職業としてのプロという意味もあるけど、技能が優れているという意味でのプロの意味合いもある。

必ずしもゲームの大会に出ないといけないというわけではなく、それこそ、ウェブでゲーム絡みでお金を稼いでいたり、YouTubeで稼いでいたりするだけでもプロゲーマーと名乗っても、別におかしくない。

ゲームメディアの人ですら、プロゲーマーと言ってもいいくらいだ。

そのような言われ方をしたのを見たことがありませんが・・・。

現実問題はその通りで、なぜかというと、もともと別称があったから、言われていないだけ。

例えば、ゲームメディアの人であれば、メディアの人と言われる方が知られているし、ゲーム系ウェブであればウェブ制作者やサイト運営者という言われ方の方が認知度が高い。

YouTubeにしても、たとえば有名YouTubeがゲーム実況でお金を稼いでいたら、それはプロゲーマーと言えるのだけど、それ以上にYouTuberという名称があるので、YouTuberという呼ばれ方をする。

単にプロゲーマーという名称だけを考えるのであれば、こうした既存の活動をしている人も本来であれば呼ばれてもおかしくない。

ただ、呼ばないだけ。

私たちが考えるプロゲーマーというと、どうしてもゲーム大会で戦っている人をイメージしますね。

とは言っても、それはそれで曖昧で、例えば個人的に行った大会に出ればプロゲーマーと名乗れる、となってしまう。

メーカーオフィシャルで行う大会だけがゲーム大会というわけではないからね。

それこそ、出場者が自分だけで、何もなく終わっても。

また、必ずしも大会で優勝した人のみがプロゲーマーと名乗れるわけでもなく、参加すれば、それだけでプロゲーマーだ。

優勝した人は、優勝者なだけで、別に「優勝すること」イコール「プロゲーマー」なわけではないから。

プロゲーマーという定義自体が曖昧なのですね。

とはいえ、ここではe-Sports(イースポーツ)絡みの話のプロゲーマーを取り上げるわけなので、最低限、大会に出場している人を指すことにする。

もうちょっと付け加えるのなら、定期的に大会に出場する、というのが無難ではなかろうか。

1回だけ出ても、それでゲームで飯を食べているかと言われれば、そういうわけではないからね。

定期的に大会に出て、優勝賞金などを得て、またその結果得られた認知度を利用したゲームに絡んだ、もしくは別分野で金稼ぎをするのであれば、それがプロゲーマーなのだろう。

プロゲーマーを職業とするには、やはり何らかの手段で生活費などを稼がなければいけませんが、どうやって生きていくのでしょうか?

大会賞金だけで事足りるのでしょうか?

たぶん、世界的に見ても、大会賞金だけで生きている人はかなり限られるのだろう。

なぜなら、大会の回数が限られるほか、その大会で十分な賞金を得られる順位になれる人数も限られる。

1位の大会賞金が高くても、そのなり手が限られるのであれば、その結果を当てにして生きていくことはできない。

ましてや、日本では優勝賞金が低いこともあって、大会賞金だけで生きている人はいない。

と、なると、プロゲーマーとして現状、日本で生きていくにはそれ以外の手段を用いなければいけない。

その手段が、自身の認知度を使った金稼ぎですね。

金の稼ぎ方はいろいろあるけど、一番わかりやすいのは商品を作っている会社から宣伝してもらう目的で金を出してもらう、ということだろう。

俗に言うスポンサーというもの。

それを個人に対して、もしくは、チームに対して金を出してもらうことで、その金を生活費とすることが出来る。

ただ、現状、そうした形でスポンサーとなってくれる会社は限定的で、特にパソコン関係や操作機器など、一部の分野のメーカーしか参加していないことを考えると、認知度はまだまだ限られた範囲にしか及んでいない。

いうまでもなく、スポンサーが限られれば、プロゲーマーとして活動できる人数も必然的に限られてしまう。

ですが、稼ぎ方はスポンサー経由のみではありませんよね?

それが、個人の認知度を利用した稼ぎ方になる。

一つは、企業が運営するゲーム番組に呼んでもらうなどが挙げられる。プロゲーマーという肩書の人が出れば、それなりに注目されるだろう。結果が出ている人であれば、なおさらね。

もう一つは、自らで番組を作る。いうまでもなく、YouTubeなどの動画配信サイトで動画ページを作って、その広告収入やユーザーからの資金援助によって生活していくという流れ。

日本だと、優勝賞金やスポンサーによる収入が限定的のため、どちらかというと、自らで動画配信を行い、動画サイトが提供する広告収入やユーザーからの資金提供によって活動している人が目立っているのではなかろうか。

そうでないと、逆に生活費を稼ぐということすら難しい。

もちろん、プロゲーマーのみの職業で生きていく必要はなく、別の仕事をしながらプロゲーマーであり続ける人もいるのだろうが、ゲームのみで稼ぐ人であれば、動画配信が一番楽ではなかろうか。

うまいプレイを見たい、という人は存在するし、そうしたプレイに対して金を払っても良いという人も世の中には存在するから。

では、動画サイトにはプロゲーマーがいるのですね。

実際にプロゲーマーと呼べる人なのかはわからないが、自称プロゲーマーは多数いるぞ。

自称ですか・・・。

これは、さっきも言ったように、プロゲーマーの定義自体が曖昧なので、結局は自称と言わざるをえない。

また、どういった実績があればプロゲーマーと呼ぶにふさわしいかも定まっていないので、地方の大会で結果が出たとか、小さなプロゲームチームに所属しているからプロゲーマーだ、と言われても、それを否定もできない。

他にも1回だけ大会で優勝してそれ以外はいまいち結果がわからなかったり、ただただプロチームに所属しているものの、大会そのものに出ておらず、ネットでのみ収益を得ていたりする人もいるから。

とはいえ、ゲームの腕を見れば、誰がうまいかなどは見ている人ならわかるのだろうけどね。

でも、特に今現在の日本で栄えているプロゲーマーって、FPSやTPSなどゲームが主流なのだが、そうしたゲームだと実力自体を推し量るのが難しいんだよね。

勝ったり負けたりを繰り返すものが多いし、何より、どういった相手と戦っているかによって、勝ち負けも大きく変わってしまう。

動画を見ている視聴者向けの楽しませる戦い方をするのであれば、負けが多くなるし、厳密に勝ちにこだわると動画は面白くならない。

なので、YouTubeで栄えているのは、単にゲームがうまいだけでなく、トークで楽しませたり、企画で楽しませたり、パフォーマーとしての能力を持っている人となる。

そして、それが出来ている人は、やはりかなり稼げている。

それこそ、下手にプロゲーマーで大会に出るよりかはね。

プロゲーマーとして大会に出るのは、プロゲーマーという称号を得るためであって、その称号を元に、動画配信サイトで活動して別の形で金を稼ぐのが今のプロゲーマーの在り方なのかと。

ゲーム大会で稼げない分、他のところで稼ぐ必要が出てくるわけですね。

そうした状況にプロゲーマーが置かれている中、日本のe-Sports(イースポーツ)はどうなっていくのでしょうか?

まあ、それはまた、別の機会で。

いろいろと言いたいことはあるけど、極端な話、e-Sports(イースポーツ)の大会賞金で稼げなくてもやっていく道があることを伝えたかった。

どうしても大会賞金が高くないといけない、という考えがあり、賞金が高いことによって、目指す人が出てくるということもあるのだが、賞金が低ければ低いなりにやりようもある。

あとは、e-Sports(イースポーツ)として大会を行っていき、運営側がどう金を稼ぐか、という話でしかない。

そのあたりも含めて、また機会があれば取り上げていこう。

またの機会はあるのですか?

この話のコメントが盛り上がったら、また取り上げよう。

・・・。

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