中国の春秋戦国時代や秦、漢、周などの時代を知るには何を読めばいいのか

「三國志13」をやっていたこともあるし、それ以前からなんだけど、三國志の時代の前の漢や春秋戦国時代、秦、周などの知識って、どういったところから得ているのかな、と気になっていたりする。

で、そうしたものを知るにはどういった本を読めばいいのかという情報をいただけたらと。

コメント募集ですね。

なぜ、突然・・・。

結構、昔の話を引用されることが多く、三國志でもそうだし、別の本を読んでいても、そうした過去の時代の何々がどうしたとかいう話が良く出てくるんだよね。

だったら、一度、そうした過去の時代に関して、しっかり知識をつけておきたいな、と。

三國志では何を読んだのでしょうか?

直近では「三国志演義」のみだけど、今後、時間があったら正史の方も読んでみようかとは思っている。

とはいえ、そこまでコアに知りたいわけでもないので、先に他の時代について知っておこうかと。

直近でなければ、横山光輝作品や吉川英治作品は読んでいる。

ちなみに、三国志演義に関しては以前いただいたコメントを参考に本を選んだ。

こちらのコメントですね。

『吉川英治にしろ北方謙三にしろ宮城谷昌光にしろ、オリジナルの『三国志演義』を元に著者独自の解釈や改変を加えた翻案であって原著の翻訳ではないので、一度きちんとした翻訳版『三国志演義』を読まれることをおすすめします。

三国志に詳しいつもりの人でも意外とオリジナルの『三国志演義』は通読しないまま正史と演義の比較など語っているのを見かけますが、原作を読んでないのでそれがもともとの演義の描写なのか吉川英治らの二次創作部分なのかあまり区別がついてなかったりするんですよね。

べつに原典を読まずに三国志演義を語ってはいけないということはまったくありませんが、まず原典の内容を知っておくことで後世の様々な三国志関連の小説やドラマやマンガやゲームなどの翻案作品が三国志演義に対してどのような解釈や創作や改変や省略を加えたのかが原典との比較によってはっきり理解できて、より楽しむことができるということです。

三国志に限らずオマージュやパロディなど翻案作品は原作を知っていてこそって部分がどうしてもありますからね。

『三国志演義』の邦訳については小川環樹や立間祥介や村上知行らのものがありますが、おすすめは正史三国志の翻訳にも関わった井波律子版です。

井波律子訳『三国志演義』(講談社学術文庫)(一)~(四)

文庫版にも関わらず1冊が分厚く値は張りますが、『三国志演義』の日本語訳としてはこれ以上信頼できるものはなく、訳注も充実しており、井波版を読破しておけば堂々と「三国志演義を読んだぞ」と胸を張っていいと思います。

古典小説の全訳なのでけっして読みやすくはないですけれどね。それでもちくま学芸文庫の『正史 三国志』を読破するハードルの高さに比べれば・・・。』(『12月10日は三國志の日、三國志13新映像と、信長の野望 創造 戦国立志伝などの新作のお話』コメント:烏有)

コメントにもあるように、「正史 三国志」の日本語訳にもかかわった方による翻訳であることと、直近で新装されたバージョンが出ていたので、これを買って読んでいた。

正史も後日、読めたら読みたいところ。

三国志演義 予約販売受付中

正史 三国志 予約販売受付中

こうしたものと同じようなもので、別の時代の中国の物を、ということですね。

一応、横山光輝作品で「項羽と劉邦」「殷周伝説 太公望伝奇」「水滸伝」は読んでいるのだが、何が事実で、何が漫画としてデフォルメされているかまでは理解できないので、そうした違いを知れたらと思う。

と、いうわけで、情報をいただけたらと。

一つは史実に沿った記述のある翻訳本。

もう一つは、わかりやすくまとめてある本。

どちらでも結構なので、そうした本をご存知の方のお薦め本を教えていただけると、助かります。

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『中国の春秋戦国時代や秦、漢、周などの時代を知るには何を読めばいいのか』へのコメント

陳舜臣「小説十八史略」がよいかと思います。端的にまとめられています。少し古いので古本屋で安価で手に入りやすいですし。

また、隋、唐、宋なんかもおすすめの時代です。ある作家が日本人が三国志しか知らないのは、外国人が織田信長は知っているけど豊臣秀吉や徳川家康らを知らないのと一緒だ、と言っていました。

昔の中国は魅力的ですね。

投稿者 : 匿名

同じ横山光輝作品の史記がお薦めです
これを読んで三国時代以外の中国史に興味を持ちました

投稿者 : 匿名


横山光輝作品と言えば『史記』はいかがですか?

とくに史記と項羽と劉邦の同じエピソードを書いた所が微妙に違う所が面白かった。

投稿者 : 匿名

まずオススメは、中国歴史小説の入門書と言われる、陳舜臣氏の『小説 十八史略』ですかね。殷周革命(封神演義の時代)から南宋の滅亡までの流れが分かります。ここで、有名な皇帝や名将たちの名前を覚えておくと、あとあと各時代の話をよむときの理解が早くなります。
『三国志演義』に限れば、自分が読んだのは、吉川幸次郎氏と駒田信二氏が、それぞれに担当した完訳版ですね。どっちも今読むと古いですが、注釈も多くて読み応えがありました。駒田信二氏は『水滸伝』の訳もされていますしね。
実在の歴史として知りたいのであれば、上述の陳舜臣氏が監修している通史書籍がいくつかありますので、それらを読まれてみては? 子供でも読めるよう、地図や写真、絵が豊富で、読みやすいですよ。
あと、皇帝や名将に限ると、小説家の田中芳樹氏が手がけている『私撰中国歴代名将百人』と、『中国帝王図』(共著)もよいかもしれません。どちらも田中氏(と他の作家)が選んだ名将や皇帝たちについて、わかりやすく解説してくれています。時代背景なども説明してくれているので、わりと読みやすいかと。

投稿者 : 匿名

三國志の時代の前の漢や春秋戦国時代、秦、周の時代を知るには宮城谷昌光の小説がお勧めです。
それら関係の小説が何冊も発刊されていて古代中国小説が専門の分野、作者が原本の様々な中国古典に精通してて独自解釈が加えられとても読みやすい。
史実の原本は紀伝体で書かれ、また注釈がないと分かりづらいのが多く、敷居が高いのでこういった小説にされた物が読んでて楽しいです。
宮城谷昌光版三国志は演技ではなく正史がベースで、曹操が生まれる100年ぐらい前の社会情勢から魏、蜀、呉の三国滅亡まで描かれ、三国志全体を知るには役に立ちました。
周、春秋、秦、漢時代をテーマにした物は全てあるので興味のある時代背景の作品から取ってみては如何でしょうか?

投稿者 : 匿名

普通に手に入りやすいのは岩波文庫版の「史記」ですが、
これは「列伝」と「世家」のみで「本記」がありません。
ちくま版は「本記」がありますが、全部で一万円を超します。

「小説でもいい」というのであれば、宮城谷昌光さんの一連の著作ですね。
特に、「作品によってキャラがぶれたりしない」「女性は創作人物も多いが、複数の作品にまたがって登場することもあるので有機的なつながりがわかりやすい」ところはメリットかと。

例えば「魏」という国は「晋という国の魏という大臣が晋を分割して建てた」国なんですが、実は「魏さんの先祖が放火事件をやらかしてあわや死刑になるところだった」みたいな話は断然宮城谷小説の連続性のほうがわかりやすいですね。

投稿者 : わむ

春秋戦国時代・秦→史記
前漢→漢書
後漢→後漢書 220年までは後漢ですので三国志に載っていない人物が載っています 李儒など
晋→晋書 司馬一族など晋の武将が載っています
資治通鑑 晋(春秋時代)の分裂から北宋成立まで

史記と漢書は訳があるので問題ないと思います。
史記と漢書はかなり前に日本語訳があり文庫でも出ているので全部そろえても1~2万ぐらいだから買ってもいいんじゃないでしょうか。

後漢書はゲームが出た当時は後漢書読み下し分があったかどうかも怪しい状況で、光栄は漢文の原書もあたったのかもしれません。今は読み下しと訳注有が全巻出ていて日本語訳有が刊行中だっと思います。

晋書は原書しかありません本を探すことからですね。

資治通鑑は読み下しが刊行されていて晋書よりは探しやすいかと。

投稿者 : 匿名

おススメは、陳舜臣『中国の歴史』シリーズ
文庫だと『古代中国 (講談社学術文庫)』、『秦漢帝国 (講談社学術文庫)』とか
高島俊男の『三国志 きらめく群像 (ちくま文庫) 』、『水滸伝の世界 (ちくま文庫)』は読み物としてもおもしろいです。
専門的なものでは、山川出版社の『中国史〈1〉先史~後漢 (世界歴史大系)』

投稿者 : 匿名

>陳舜臣『中国の歴史』シリーズ

ああ、これは私もすきでしたね。
時代事に分けられて読みやすかったし、当時三國志後の歴史に疎いから読んでて面白かった。
色んな英雄武将いるんだなと『三國志7、8』にそれらの武将を登録した覚えがあります。
宇宙大将軍、岳飛、秦良玉とかw


投稿者 : 匿名

今読んでる漫画だと、キングダムです、とても楽しい。
正直言って、時代背景とか全く気にしてない上に理解もしていないですがね、ええ

投稿者 :  

中国史全体の流れが分かる岩波新書の「貝塚茂樹 中国の歴史上中下」かな。昔の本だけど。
三国時代くらいまでだと上巻だけで大丈夫で、だいたい古本屋で探せば100円均一で売ってる。
読んだのはかなり昔だけど、吉川英治の三国志に始まりいろいろ中国歴史物を読んでくうちに、通史が知りたくなって読んだ記憶がある。

投稿者 : 匿名

漫画ですが「東周英雄伝 全3巻」がオススメです。古い本で書籍としては現在出回ってませんが、Kindle版が出てます。この漫画、春秋戦国の有名な人物が1話完結で出てくるので読みやすいです。

自分はこれを読んでイメージをつけてから安能 務の「春秋戦国史 全3巻」を読んで全体をつかむ感じでした。

投稿者 : 匿名

始めは『図説 地図とあらすじでわかる!「史記」』がわかりやすくていいかと思います。地図があるのはやっぱり流れがわかりやすいです。

投稿者 : 匿名