ガンダムVSシリーズがまたまたやらかす、客の希望に反する物をリリース

12月23日にはガンダムVSシリーズの最新作「機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE」が発売されたね。

PS Vita用ソフトとして発売されました。

アーケード版とは異なる、完全新作です。

さぞ、多くのガンダムファン、PS Vitaファンが楽しんでいることでしょうね。

・・・・・・。

違うのですか・・・。

どうも、評判がよろしくないようで。

amazon.co.jpの評価ですが、確認した時点で星が1.4と低評価になっています。

どうしてそこまで低い評価に・・・。

いろいろ、不幸なことが重なった結果と言えるが、まあ、いつものバンダイナムコということで。

その説明で納得がいくようないかないような。

もう少し具体的に取り上げましょう。

今回、明らかにタイトルが違うため、アーケード版「マキシブースト」とはまったく別であるという判断は、普通ならできると思う。

しかし、ユーザー側の希望は、アーケード版の「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト」の家庭用移植であって、別物を期待していなかった。

そして、マキシブーストもアーケードで長く稼働し、家庭用で出るであろう時期に来ていたので、このVSフォースは、当然マキシブーストの移植だよね、という思い込みによる部分もユーザー側には強かったのだろう。

しかし、出てきたのは、マキシブーストの移植でもなく、大幅な劣化した内容だったので、期待していた人からすれば裏切られた感が強く、今回の低評価につながった。

アーケード版を中心に培ってきたブランドが、安易に同じシリーズ名を付けたために騙され、そしてブランド価値を棄損させてしまったわけだ。

ゲーム自体は面白くないのでしょうか？

遊べなくはないけど、VSシリーズは基本対戦物だから。

その対戦要素がほとんど無く、ソロプレイ中心のゲーム内容というだけで、期待から大きく外れたものと判断されても致し方ない。

それに、VSシリーズは基本2対2で遊ぶから成り立っているシステムなんだけど、それをソロプレイで多数の敵が一気に出てくるゲームとなったために、対象の敵にカーソルを合わせるだけでも面倒になってしまい。

これは、アーケード版のアーケードモードでも3体以上出ると切り替えが煩わしくなってゲーム性を損ねているけど、それが当たり前のように発生するんだよね、このソロプレイは。

東京ゲームショウでプレイした時に、そのあたりをしみじみと感じたよ。

対戦に特化したシステムをそのまま流用するのは無理だったわけですね。

でもまあ、雰囲気だけは遊べると思うが。

いずれにしろ、過去にPSPのガンダムVSネクストでユーザーの期待通りの作品を出していたこともあり、それと同レベルのものを期待したガンダムVSファンにとっては、あまりにも期待と外れていたのだろう。

ただ、PSPのように数が売れていてソフトも売れることがわかっていた状況と、PS Vitaのように本体の普及台数も少なく、ソフトの売れる本数が限定的であるハードに出すゲームとでは、作り込みに大きな違いが出てしまうのも仕方がない。

とはいえ、それでブランド価値を落とすのか、というのは別の問題。

たぶん、これは鵜之澤伸氏がまだかかわっていた時に予定された作品ではないかと思うので、すでに鵜之澤伸氏が去った今、今後このようなことが無いことを望みたい。

まずは、PS4でマキシブーストの発売ですね。

ゲーセン関係者やロケテスト行った人に尋ねたいのだが、2016年2月に出るオンライン対戦版は、PS4互換基板に変わっているということはないのかな、と。

普通に考えると、さすがにPS3互換基板でさらに新作出すのは考えにくいんだよね。

なので、アーケードのオンライン対戦版の「マキシブーストON」でPS4互換基板にして、後日PS4で「マキシブースト」を発売、という流れを取るのかな、と思っているのだが。

このあたり、ご存知の方がいれば、教えていただきたい。

今でなくとも、2月になればわかることではあるけど。

最近ではアーケード版「DISSIDIA　FINAL FANTASY」がPS4互換機で稼働しているという話がありましたね。

と、いうわけで、対戦物を期待していた人にとっては残念な結果でしたな。