ファイアーエムブレムif 第3シナリオプレイ後の評価、雑感など

ニンテンドー3DSで発売されている「ファイアーエムブレムif」の新たに公開された第3シナリオをプレイし終えたので、改めて評価でも述べてみたいと思う。

また、先に評価を述べた際に寄せられたコメントも取り上げてみる。

7月3日『ファイアーエムブレムif 評価、レビュー 悪化したゲーム性』で初期に公開されている白夜王国、暗夜王国までのプレイで評価を述べていましたね。

たいていのことは語り終えたかと思いますが、他に何かありますか？

ゲーム性に関しては、すでに語った通り。

スキル等の複雑化が面白味につながっていないよね、という話をした。特に、敵側のスキルに理不尽な物が多く、プレイしていてストレスがたまるゲームとなっている。

とはいえ、これは主に暗夜王国のストーリーをプレイしたときの話なので、白夜王国や、第3のシナリオのインビジブルキングダムをプレイする分には、あまり意識に入らないことではある。

今回は主にインビジブルキングダムに関するお話ですね。

プレイしてみてどうでしたか？

白夜王国、暗夜王国でもそれぞれストーリーは完結するのだが、インビジブルキングダムをプレイすることで、それぞれのストーリーでわからなかったことがわかるようになる。

逆に、インビジブルキングダムだけをプレイしてもいまいちよくわからず、白夜王国、暗夜王国をプレイしていて、なんとなく腑に落ちる。そのような相互補完的なストーリーになっている。

なので、「ファイアーエムブレムif」の全体を知りたいのであれば、やはり全ルートプレイするのが好ましい。

パッケージを買って全部楽しめないことに対して、発売前から批判がありましたが、分割して販売することに対する批判はどうでしょうか？

このあたりは以前にも述べたけど、結局、いつ金を払うかの問題でしかないから。

例えば、限定版を最初から買って入れば、1回の支払いで全部楽しめる。

逆に、通常版を買うのであれば、最初の支払いは少なくすみ、1つのルートで満足、もしくは飽きたのであれば、追加の支払いをしなくて済むメリットがある。

発売前にこの手の告知が一切ないのであれば問題視すべきだが、発売前にしっかりと告知もされている以上、買う側もどうするべきかの選択ができる。

限定版のように全部入りもある以上、全部やりたければ最初から限定版を買えばいいだけだ。

限定版の出荷が少なくて買えなかった、という批判なら理解するが。

その話は4月9日『ファイアーエムブレムifの販売方法を批判する人の本心』でしましたね。

ゲームのボリューム自体は、プレイ時間で見ると、値段分はあったと判断できる。

とはいえ、時間さえ長ければ面白いゲームか、値段相応であれば良いのかは別問題だけど。

値段は高くてプレイ時間が短くても楽しめるゲームはあるし、それで満足できるものもあるから。

そうしたことも含め、最終的のこの販売方法が良かったかどうかは個々人で判断するべきだろう。

少なくとも、限定版を買った身としては、シナリオの分割の是非に対する評価は出来ないので、ご了承を。

一番良いのは全部入って安い価格で販売、ということですが、メーカーもビジネスでやっていますので、そういうわけにはいきませんね。

通信要素を入れなければ可能だっただろうけどね。

通信要素に力を入れ過ぎて、シナリオ分割をしないと利益が出ないような気もした。

かといって、通信要素が不要かというと、これはこれで楽しんでいる人がいるのだから、否定することもできない。

単体のゲームとして見た場合はシナリオの分割が不評な反面、通信要素を楽しめているのであれば、これはこれで良し。

このあたりも、人によって評価が変わるところ。

と、こんなところかな。

では、引き続き、『ファイアーエムブレムif 評価、レビュー 悪化したゲーム性』の評価を述べた際に寄せられたコメントを見ていきましょう。

『なにやら同性愛を取り入れているそうですが、その同性愛者キャラに対して無理やり薬かなにかを使って異性の主人公と結ばせるというイベントがあり、同性愛者を侮辱する差別的表現だとして問題になっているらしいです。その辺はプレイしてて違和感とかありました？』

実際と異なることに対して何を答えればいいのかわからん。

続いてのコメントです。

『前に分割販売は是か非かの話をされていた時に「遊んでみないと分からない」と仰有っていたのですが、結局今回の売り方は有りだったのでしょうか？最終的な結論を聞いてみたいです。』

売り方に関しては、発売前から言っている通り。

遊んでみないとわからないとは、個々人が遊んで決めること。

先にも述べたように、全部入った限定版を買っているので、通常版を買った人がそれぞれ判断すればいいのでは。

次のコメントです。

『色々気になる部分が書かれてないので質問するのだけど。
共通部分のボリュームは?
分岐部分のボリュームは?
上に関連してマップ被りなどはあるのか、またストーリーは片方だけでもきちんと
完結満足できる内容なのか。
キャラをタッチパネルで撫でるというおぞましい行為があるらしいけど、
それはしなくても良いシステムなのかプレイする上で必須なのか。
このへんに関するところを知りたいものです。』

共通部分は短い。

共通部分以外のみでも、普通のゲームのプレイ時間と同じくらいには楽しめる。

マップの重複そのものはあるけど、仕組みなどが変わっていたりすることもあるので、あまり意識することもない。

ストーリーを満足できるかは個々人の問題だが、全部楽しんだ方がより満足できる。とはいえ、全部やるには時間が3倍になるので、実際にどうするかは個人の判断で。1つのシナリオを楽しんで、面白いと思ったら別のシナリオに手を出すとよいかと。

タッチパネルで撫でるがよくわかりませんが？

「ラブプラス」システムが導入されているんだよね、このゲーム。

「ラブプラス」システム？

男女問わず、相手をなでたりして好感度を上げていくような仕組み。

とはいえ、これをやらないと好感度が上がらないわけではなく、複数の手段で好感度を上げる仕組みの一つとして用いられている。

面倒くさいので数回やってすぐにやらなくなったけど。

・・・・・・。

撫でるのがおぞましいという発想はよくわからないが、やりたくなければやる必要もない。

次のコメントです。

『ノーマルクラシックでやってる身からすると、ろくにノーマルでやってない癖に「操作を主人公のみ、それ以外はおまかせで自動的に移動させてもクリアできる」はあまりにもいいすぎかと思う。そりゃ、ハードよりかは簡単だろうけど。』

難易度を低くすれば、主人公以外おまかせ行動でクリアできるだろうという話をしたことに対するコメントのようなのだが、なぜか難易度を上げた前提で話しているようで。

難易度が低いのは「ノーマル」の「フェニックス」のこと。

「フェニックス」モードは味方が倒されても次のターンで復活するので、ゾンビアタックでいくらでもクリアできるかと。

仕組みの操作だけはしないといけないかもしれないが。

以上ですね。

ゲーム内容以外の部分で語られることが多いゲームになってしまっているが、ゲームとしてはボチボチなのではなかろうか。

アニメ系ユーザーであれば楽しめるのかもしれないけどね。

発売時期も、コミケ合わせで発売日を決めたような気すらしてくる。

ちょうど原稿を書き始める7月辺りに発売し、コミケで薄い本を作ってもらい、さらに他の人に興味を持ってもらう。もしくは、スタッフがおいしくいただくみたいな。

いただかないでください・・・。

内容も、男女問わず同性愛キャラを入れたり、おとこの娘を入れたりと、そっち方面を狙っているのが良くわかる。

従来のゲームユーザーからすると、なんだかな、という気もするが、「ファイアーエムブレム」の目指す方向性がそっちになっているし、求める人の数も多いのだろうから、致し方ないのかもしれない。

と、このようなことを思った。