まこなこ12周年記念:今後のゲーム業界展望Part4 ソニーの行方、PS VitaやPS4など

まこなこ12周年記念のゲーム業界展望の4回目です。

過去3回は次の通りです。

今回はソニーのゲーム機関係を中心に取り上げですね。

まだ触れていないPS Vitaの話も気になります。

PS Vitaはもう終わっているからいいでしょ。

終わってないでしょ!

去年も言ったけど、PS Vitaは日本国内ではまだ持ちこたえているように見えるけど、海外だと壊滅状態で。

そして、日本のみでビジネスをしていくには、あまりにもソニーの負担が大きい。

なので、あとはソニーがいつ切る決断をするかという問題になっている。

いつ決断するのでしょうか?

誰も責任取りたくないから、決断しないかもしれない。

なら、残り続けるじゃないですか・・・。

残るけど、それでソニーとしてのビジネスが成功したとは言えないから。

今のゲーム部門で一番の重しはPS Vitaだろう。

仮にPS Vitaを処理しようとすると特別損失を計上しなければならず。

昨今のソニーの状況を見ていると、このタイミングで特損を計上するのを良しとしないため、もうちょっとPS4が成功したのちに、ひっそりと処理しそうな気がする。

ちなみに、これも去年言ったけど、日本のソフトメーカーがPS Vitaをどう思っているかは別問題なので、このあたりはお間違えなく。

PS4はどうでしょうか。

世界的に好調で、その点については以前取り上げましたが、日本などの展開が気になります。

日本はまだまだでしょう。

年末に向けて「ドラゴンクエストヒーローズ」を用いたPRをしてくるものの、それによって4万円もするゲーム機が売れるかと言われると売れもせず。

肝心のソフトも2015年2月末だし、早くから本体を購入ともなかなかならない。

一部のユーザーがオリジナル限定版を買うために売れるとは思うけど、需要はそれくらいに過ぎない。

ドラゴンクエスト自体もドラゴンクエスト10で昔から遊んでいたユーザーとの関係を断ち切ってしまったので、昔ほどドラゴンクエストだからプレイするという気持ちも薄れている。

言うまでもなく本編でもないので、これによって急に売れ出すということもないだろう。

PS4専用ではなく、PS3で遊べるのも影響がありそうですね。

日本で値下げがあるのかどうかに依ってくるけど、値下げがあったからといってすぐに売れ続けるわけもなく。

3万円以下になれば多少の勢いが出てくるものの、この1年でそこまでの値下げに踏み込めることもなく。

特に、最近では円安傾向になっていることも日本国内の展開を考える上で負担となる。

日本市場だけ考えると、PS Vita同様あまりいい未来はないよな。

ですが、海外では好調なんですよね。

たぶん。

たぶん、って・・・。

実際に数字だけ見るとそうなんだけど、これも直近の為替の影響でマイナス要因になるという話がある。

そうした中で、今後値下げなどをしていくと、本体で黒字になるのかどうか疑問。

マイクロソフトが価格競争をしてこないのであれば、問題なく拡大を続けることが出来るものの、価格競争に突入すると、とたんに厳しくなるだろう。

PS4はPS Plusのようなネットワークサービスで収益を上げているようですが、こちらはどうでしょうか?

このあたりは去年述べた会員ビジネス的な物としてうまく作用するのだろう。

1度でもサービスを受けると、あまり利用しなくなってもクレジットカード登録をしてもらえれば解約することなくお金を支払い続けるような人もいるし。

オンラインプレイをするのにもほぼ必須な状態なので、海外で盛んなアクションシューティング系のゲームが引き続き堅調であれば、合わせて利用されていくだろう。

ただ・・・。

これも何かあるんですか・・・。

ソニーの決算説明の話を聞いていると、どうもここも厳しいような言い回しが多くて、実際どうなのかがよくわからないんだよね。

普通に本体が普及し、利用者が増えれば利益が出てくるのだが、それに対する維持コストも増す。

で、話しぶりからすると、利用者が増えれば単純に利益部分が出てこないような物言いを何度もしている。

このあたりが気になるところではある。

それに・・・。

まだ何かあるんですか・・・。

この手の会員ビジネスはソニーだけでなく、他社も独自でやりたがっていることもあり。

いつまでもソニーを経由した展開をしてくれない可能性がある。

具体的に言えば、大手各社は自前の会員サービスで主にパソコン向け中心に展開をしているし、日本でも最近ではスクウェアエニックスが独自のクラウドサービスを行うという話をしている。

こうした展開は、ソニーを経由して行うこともなく、パソコンやスマートフォンなどの端末に向けてメーカーが直にソフトを提供していくことになる。

となると、間に入って利益を得ていくソニーとしてはどんどんと厳しい状況に追い込まれる。

それは任天堂もマイクロソフトも同じではないのですか?

任天堂は他社のソフトが乏しくてもやっていけていることは今を見ればわかるだろう。孤軍奮闘が出来るだけの自社ブランドタイトルがあるという強みがある。

マイクロソフトはいくらでもお金を用意できることから、自社タイトルはもちろん、有力タイトルを呼び込むこともできる。

いざとなれば「マインクラフト」のように買収も可能だ。

しかし、ソニーはお金がなく、ブランドタイトルも少ない。いろいろと作ってきてはいたが、昨今の業績悪化もあり、自前のソフト制作を大きく減らしている。

となると、どうしても他のソフトメーカー便りになる。

他社依存を行うと、後々厳しくなるわけですね。

以前から何度も言っているけど、生殺与奪権を自分で持っていないと、いざというとき、本当に立ちいかなくなる。

任天堂は自社ブランドタイトルと自社ゲーム機で人に生殺与奪権を与えていないが、昨今のソニーのゲーム事業は生殺与奪権をソフトメーカーに渡してしまっている。

ソフトメーカーはソフトメーカーで他に利益が出るのであれば、いつでも他の方法を採ることを考えるとすごく危険な行為だ。

それを今であれば、スマホゲームにソフトメーカーが注力して据置ゲーム機や携帯ゲーム機のソフトラインナップ数が過去と比べて大幅に減っている現状から理解できるだろう。特に日本で顕著。

ソニーとしてはクラウドサービスでも収益を上げようと思っているが、そうした部分を他社は独自でやってソニー経由でやらなくなるなどの恐れもある。

ここ1年、というよりかは数年単位での話となるが、現状本体が売れているから良しと簡単には言えないことも多々あるということで述べておく。

そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?

圧倒的なシェアを獲得するしかないでしょ。

ソフトメーカーが無視できない状況になれば、いつでも喜んでソフトを作ってくれるよ。

あとはマイクロソフトとの綱引きで負けないくらいの財務面での安定さえあれば、生きていけるのではなかろうか。

海外ではね。

日本は?

数万も出して本体を買ってプレイしたいと思えるソフトが無いんだから無理だろ。

そんな・・・。

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