任天堂が行うべきスマートフォン展開、単なるゲームの提供は悪手

WiiUはなぜ過ちを犯したのか』でWiiUの失敗の要因を述べたが、今回は先の話を少ししようと思う。

1月30日には今後の話も含めて任天堂から発表があるようですね。

そこで言われるのがスマートフォンへの対応だ。

ゲームを単にスマートフォンに出すだけでいいのかや、どういった展開をするのか。このあたりを含めて、今日は取り上げてみたいと思う。

任天堂のゲームをスマートフォン向けに提供するのではないのですか?

任天堂のゲームをスマートフォン向けにしても、一時は喜ばれるかもしれないが、それだけで終わってしまうだろう。

任天堂としてもそこまで追い詰められている状況ではないので、安易にスマートフォンに向けてゲームを出します、という発表はしないかと。

1月30日の時点では、単にスマートフォン向けなどにちょっとした任天堂のサービスを拡大していく程度の話に終わるのではなかろうか。

任天堂のサービスとは?

一つはMiiverseのようなサービス。これはすでにパソコンやスマートフォンでも一応利用できるようになっているが、この手のサービスを本格化させていく可能性がある。

そもそも、任天堂自体はスマートフォン等を否定しているわけではなく、任天堂のゲーム機への誘導としてどう活用していくかを考えてきていた。

その一つがMiiverseのスマートフォン等での利用なのだが、こうした誘導をもうちょっと広げていくのではなかろうか。

なので、先に述べたように任天堂ゲームがスマートフォンでできるというのとはちょっと異なるだろう。

それはMiiverseだけの話なのでしょうか?

Miiverseは一つの例でしかない。

実際に何をやるかは1月30日を待つしかない。

さて、これからが本題で、では任天堂はどのようにスマートフォンと付き合っていけばよいのかを取り上げる。

さらには別の機会にでも、任天堂はどういった将来像を描けばいいのかも合わせてみていきたいと思う。

任天堂とスマートフォンの付き合いは、先の話のように宣伝手段のスマートフォンで、ゲームは任天堂ゲーム機ということですよね。

基本はその通り。

ただ、ゲームそのものではなく、別の形での楽しみをスマートフォンで提供することができるかもしれない。

その楽しみに対して、毎月月額制などで支払ってもらい、安定的な収入を得るように向かうのではなかろうか。

別の楽しみとは?

例えば、直近にニンテンドー3DSでサービスを展開した「ポケモンバンク」。これをスマートフォンで見られるようにするとか。

単にスマートフォンで管理するだけでなく、ちょっとした遊びを入れるのもよいだろう。

決して「ポケットモンスター」のゲーム自体が遊べるわけではないが、いつでも手元にポケモン関連を持ち運べるのはユーザー側としてもうれしいだろう。

そうしたサービスに対して、月額でも年額でもいいので、支払いをしてもらい、安定的な収入につなげていく。

今は「ポケモンバンク」を例にしたけど、「どうぶつの森」でも「トモダチコレクション」でも似たような仕組みはできるかと。

このあたりをさらに突き詰めていくと、さらにいろいろなことができるが、それはまた別の機会に触れようと思う。

いずれにしましても、世間が期待している任天堂ゲームのスマートフォン展開の可能性は低く、現在のサービスの拡充が中心となるということでよいでしょうか。

そんな感じになるだろう。

さすがに1月30日の時点でスマートフォンでゲームを展開する発表ができる状況になっているとも思えないしね。

スマートフォンへのゲーム展開を期待している人は、この点を考慮に入れて1月30日の発表をお待ちいただけたらと思う。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:DQ10、スキル上限解放はレベル60以上必要?考えられる条件とは
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『任天堂が行うべきスマートフォン展開、単なるゲームの提供は悪手』へのコメント

確かにスマホに提供するのはゲームよりも情報の方がいいかも知れません

やはり任天堂ゲームは「ゲーム機」でやった方がいいと思うのは自分だけではないでしょう
問題はそれが他社のゲーム機にする事に納得出来るかどうかだと思います
現状のままではどうしても自社ハードに先行きが見えなくなってしまうでしょうから

投稿者 : だめお

甘い、あまりにも見積もりが甘すぎる、そんなんじゃ黒字転換するのは絶対無理だよ。
本気でそれで何とかなると思ってるのか疑問に思うレベルだ。
スマホも所詮は一過性のものでしかないというのは確かだが、最低でも赤字要因にしかならないハード事業から撤退しなきゃ何も解決しない。
そんな小遣い稼ぎ程度の小手先ではまさに焼け石に水だ。

ただ問題は任天堂も状況の深刻さを理解しておらず、未だに楽観視してその程度で済ましてしまおうと思う可能性が高いことだ。
いい加減ハードを作る能力がないということを直視しなければ駄目だよ。
そんなんでは株主達は納得しないし、任天堂はますます窮地に追いやられるだけ。
まだ企業としての体力が残ってる内に劇的な改善を行わなければ任天堂に未来はない。

投稿者 : 匿名

ゲームではない「サービス」程度の提供なら無料の方がいい。
安定的な収入を得るつもりなら、ちゃんとした「ゲーム」を提供すべき。

それが「ゲーム屋」としてのスジじゃないのか?と。
もうこれ以上任天堂に恥を晒してほしくない。

投稿者 : たたろう

もし、もしもですが、ポケモンがスマホなどで遊べるようなったら逆にスマホゲーに止め刺しそうな気もします。ヒットしてるスマホゲームみてると、ポケモンがでたら爆発的ヒットするのはほぼ間違いないでしょう。しかし、ほかのメーカーにとっては悪夢になりかねない様な気がします。

投稿者 : 明石


何やら任天堂はこの事を否定している記事が有りましたよ。

投稿者 : まか

ニンテンドウ64から大失敗でソフトメーカーさん提供されなくなって、今度はスマホー移る? もう任天堂は終わりだわ。

投稿者 : 匿名

甘い、今のスマホをなめてる
無料ゲームや情報の提供のサービスぐらいならやらない方がマシ
余計無駄なコストかかるだけ
スマホなら基本無料のゲームならいくらでもあり、それなりの出来のも多い
例えばスマホになって、まともなゲームを提供できなくなったグリーが完全に落ち目
今、スマホ展開に乗り出すなら、それなりのゲームを提供できなければ見向きもされませんよ
スクエニはスマホ版ドラクエ8の販売で好調だとか、このくらいレベルの販売できる作品を出さないとだめ、、
第一、スマホゲーマーにゲーム情報発信した所でゲームの為に任天堂ハードを購入するとは思えない

投稿者 : 匿名

前世紀から言っているように、
「運を天に任せた堂のファミコン携帯電話機」
の出番でしょうね。
 もちろんキャリアはドコモでSIM固定で。

投稿者 : セス

スマホでミニゲームが真実とするなら、ですが、スマブラ参戦者でありながら新作に恵まれないキャラ(ファルコンとか)に光を当てて認知度アップを狙う、なんて戦略を妄想しておきます。
・・・そこでもマリオやカービィに埋もれる気はするがw

投稿者 : 匿名

そんな程度のことならわざわざ発表するなんていわずにこっそりはじめれば良いんじゃない?

任天堂プラスみたいなソニーパクリサービス開始の可能性は?

投稿者 : 匿名

ソフトメーカーにwiiuソフト提供してください。メーカー側に伝えるべきでしょう

投稿者 : 匿名

スマホ向けのゲームなら出しても良いと思いますね
リズム天国なんかは指一つでタップで遊べるので有料でも買いたいです

投稿者 : 匿名

任天堂製ゲームの有料音楽配信とかも出来ると思うんだが
誰もそこの部分には触れないのね・・・

投稿者 : 匿名

任天堂がスマホで勝てる要素はポケモンぐらいしか思いつかないな。
得意ジャンルがスマホと相性悪いから新ジャンル作る必要がある。
てか3DSやWiiUにスマホゲー提供して貰うのまずいのかね…
MMOのスマホゲーが携帯機や据え置きに移植したいってなると取り合いになりそうなんだけどな

投稿者 : 匿名

ヘルス岩田で頑張って下さい

投稿者 : 匿名

>任天堂製ゲームの有料音楽配信とかも出来ると思うんだが

すでに大手がやってて入り込めるわけがない

任天堂は今やるべきこと分かってない
クラウドにしろアカウント制度にしろ
何も手付けず健康?w

勝手に潰れてくれ

投稿者 : ナナッシー

任天堂にはスマホには走って欲しくない

なんか安っぽいゲームに成りそうで嫌だ

まことさんがあげてるレベルならともかく
本格的には展開しないで欲しい

投稿者 : 匿名

3DSでは、液晶画面の上で指を滑らす事が出来るんだよね。また、その画面上で指でポンポンとたたいても反応する。揺り籠から墓場まで、という製品を作るというならば、スマホの機能は魅力的だ。しかし、任天堂には、すれちがい通信と、いつの間に通信という遊び心がある。

投稿者 : ムネオ