PS4は転売で儲かるのか、その可能性、本当に予約すべきタイミングとは

ここ最近、PS4の予約状況について伝えているが、そのコメントで気になる点があったので取り上げようと思う。

このコメントですね。

『何度もいってるが転売屋が多いってなにか証拠でもあるんですか？
昔ならまだ納得ですが今の国内で４万以上もする据え置きを転売するメリットは少ないと思うんだけど。
それでなくても国内は来年２月と他と比べてかなり遅れてるから
生産状況にもよるけど在庫の余裕はかなりできそうです。
ソニーも遅れる分、発売日には在庫は豊富に用意するって言ってたしね。

あと前金制のところは余ってるっていうがユーザーもなるべくそういうところで予約したくないでしょ。
来年の２月に発売されるものに今の段階で少しでも払いたいと思います？


売り切れてたら転売屋が買い占めてるから不人気、予約ができるようになったらそれは転売屋を整理したからじゃ
まこなこの都合のよいように受け取ってるだけじゃん。

ま、正直まこなこが人気あるないどう思おうが別にいいんだが
転売屋が多く牛耳ってるっていうのはまったく説得力ありませんよ。』(『PS4の予約状況を見て改めて思う、amazonや他のオンライン通販サイトは転売屋対策を積極的にすべき、その方法等』コメントより)

このコメントでPS4を転売するメリットがあるかどうか、という点について取り上げてみよう。

あるのかないのか気になりますね。

どうなのですか？

あろうがなかろうが、転売屋は予約するんだってことよ。

なんで転売屋はそんなことを・・・。

少し前に転売屋対策をネット通販でも積極的にすべきだ、というところですでにその答えを出している。

次の点ですね。

『先に今現在の転売屋の手法を簡単に取り上げる。

これは1年以上前にもフィギュア等の玩具で問題になっていたのだが、簡単に説明すると次のようになる。

まず、転売屋がamazon.co.jpで予約をする。

それをまだ手元に商品がないのに発売日前にオークションサイトで売る。

誰かが買ったら、amazon.co.jpで配送先をオークションで買った人の住所にして、amazon.co.jpから発売日にオークションサイトでの購入者に送らせる。

もし、誰もオークションサイトで買ってくれないのであれば、そのまま予約キャンセルして終了。

この方法の特徴は、転売屋が金銭的負担を一切せずに成り立つ。リスクがゼロというところに、他の転売手法と異なっている。』(『PS4の予約状況を見て改めて思う、amazonや他のオンライン通販サイトは転売屋対策を積極的にすべき、その方法等』より)

ここですでに答えを出している。

転売屋はリスクが全くないので売れるのかどうかわからないが、とりあえず予約をするわけだ。売れたら利益、売れなくても損失無し。

なので、PS4が実際にどうなるかということを考えることもなく、売れる可能性が少しでもあれば予約という行動を起こす。

それ以上でも以下でもない。

だからこそ、ショップ側は予約に対する前金等の対応が必要というお話を先日しました。

ゲームユーザーであればPS4が売れるか売れないかということはすぐに想像でき、それによって転売をするにしても予約自体をするかしないかを決めることが出来るだろう。

当然売れるから転売のために予約をしますよね。

・・・・・・。

寝ないでください・・・。

さて、実は別のコメントで興味深いものがあったので合わせて取り上げる。

こちらのコメントですね。

『今回は世界から３ヶ月遅れだけに慌てなくて大丈夫じゃないですかねぇ
転売ヤーさんも個人輸入して発売日前に売った方が儲かるだろうし
買占めリスクあるだけで儲からなさそうだから
一般層なんてまだ買わないだろうしね』(『PS4の予約開始間近、本当に予約したい人のための必勝策』コメントより)

この海外のものを個人輸入することを輸入代行などと呼ぶ。

英語がわからない人向けに、こうしたことで利益を得る人もいる。

需要があるので、別に悪いことではない。

今まで、日本で先行発売されていたゲーム機の時にも、日本から海外へ輸出するような代行をしている人もいたと思われる。なので、先行販売される地域の売れ行きは、その地域だけに商品が広まっていると考えるわけにもいかないとなる。

輸入代行はゲーム以外の分野でも盛んです。

北米版のDVDを売るというのもよくあるしね。

北米版のDVDやブルーレイは日本のと比べて格安に手に入るので、見るだけの人にはお薦めだ。

ちなみに、ゲームやDVDは北米のamazon.comで日本にいても購入が出来るものも多いので、英語が多少でもわかれば利用してみるのも良いだろう。

PS4やXbox Oneなどの本体も個人で購入できる。

amazon.co.jpとショップの仕組みは同じなので、amazon.co.jpの画面と見比べてどういった意味かを把握するということもできるし。

DVDの買い方は『北米アニメDVD、アニメブルーレイ作品を買う際の方法と注意点』を見ていただけたらと。ゲームもおおむね同様だ。

ただ、日本で買ったゲーム機では海外のソフトが動かなかったり、その逆もあるので、本体を買うにしてもソフトを買うにしてもこの点は注意を。言うまでもなく、ゲーム機は電源などの形状は違うので、別途対応する必要もある。

そうした話は分かりましたが、最終的に知りたいのはPS4を転売することで儲かるのか、ということかと思います。

それがわかれば転売屋のことを少し理解できるのですが、実際どうなのでしょうか？

知らん。

知らん、って・・・。

オークション等での価格が上がるか下がるかは、結局は需要と供給の問題でしかない。

求める人が30万人として、出荷数が50万台あれば、問題なくみんな買えるので店頭で買うだろう。

逆に、求める人が30万人いるのに10万台しか出荷されなければ、買いたいと思う20万人のうちの誰かしらが転売屋経由で買うわけだ。

問題は需要と供給だけなのだが、その需要と供給がどうなっているのかがわからない以上、答えなんて出ないよ。

その需要と供給はどうなるのでしょうか？

需要はあまりないというのが過去から言っている通りだ。

でしたら、その数だけ十分ソニーが供給すれば問題ないわけですよね。

それが出来るか、というのが肝心の問題だから・・・。

少ない需要にも対応できないとでも・・・。

これも以前から何度も言っているが、海外で商品の数が足りていなければ、日本で売る分も海外に回す可能性がある。市場としては海外の方が重要だから。

そうなると、日本国内での需要分すら賄えずに品薄となる可能性があるわけだ。

この可能性がある以上、転売屋が幅を利かすことも十分考えられる。

海外では人気で足りないということでしょうか？

人気というのをどのレベルで考えるかにもよるが。

人気以上に、販売地域が多くて数を揃えなければいけないことと、何より生産が本当にまともに出来ているのか、という問題があり。

なので、これも前から述べているのだが、11月に海外でPS4が発売された後の売れ行きを見て判断しようと。

その時の判断材料はどういうところでしょうか？

まず、海外で品薄になっていること、その販売台数が発表されれば、その台数がそもそも多いのか少ないのか。

少なければ生産が満足に出来ていないので、日本でも品薄になる可能性がある。

そして、致命的な不具合情報が出てこず、製品として問題が無いのであれば、その時に予約をするとよい。

この時は確実に確保するため、予約前金制をとっている大型家電量販店を利用するとよいだろう。このタイミングでも予約を受け付けているだろうし、前金を払っている客に優先して商品を確保するから。

本当にPS4を発売日近辺に手に入れたいと思っており、予約をまだしていない人は、このあたりを考慮の上、判断していただけたらと。