ファンタシースターポータブル2の製品版に体験版収録の是非

2009年11月30日:ファンタシースターポータブル2の製品版に体験版収録の是非
「ファンタシースターポータブル2」の製品版に、今までネット経由等で配信されていた体験版が収録されるようですね。
えっ!?製品版なのに体験版が!?
奈々子さんのように思っている方は他にもいるようですね。次のコメントをご覧ください。

『ファンタシースターポータブル2製品版に同じゲームの体験版を付けるそうですが。それでもセガは真っ当ですか?以前より斜め上に向かっているような気が…』(『セガがようやく真っ当な会社になりつつある』コメントより)

普通に考えておかしいじゃないですか…。
いや、おかしくないだろ。
えっ!?
この体験版は、製品を買った人向けではないから。
と、いうと?
製品を買った人が、仲間を増やすために他の知り合いにちょっとプレイしてみてよ、という感じでお薦めするのが目的のものなんだよ。
ですが、それでしたらネットなどからダウンロードすればいいじゃないですか…。
ネットからいちいちダウンロードしてプレイする人は、そもそも「ファンタシースターポータブル2」自体に興味がある人で、そうした人は購入している可能性が高い。一方、そうした行動を取らない人は、買うかどうかわからない人や、発売されることすら知らない人が多い。そうした未知の人に対する絶好のアピール方法として、知人から勧められてちょっと体験という手段を取るわけだ。
確かにコアなゲーマーでないと、どういったゲームが体験プレイできるかすら知らないこともありますね。
体験版は、人のPSP本体にインストールすることが出来るような仕組みになっているようだ。なので、一人が製品版を購入し、人に薦めようとした際には、多数にこの体験版を配布できる。体験版をプレイした人がプレイして興味を示し、ソフトを購入すれば、それだけまた「ファンタシースターポータブル2」の輪が広がり、さらなるユーザー層の拡大を図れる。こういう寸法ですな。
そうした深い意味があったのですね。
ただ…。
ただ?
このことを紹介したインフォメーションがトンチキで…。
トンチキ!?
インフォメーションといいますと、これでしょうか?あまりおかしなことを言っているように思えませんが。

『11月1日より順次配信、配布を行ってきましたPSP『ファンタシースターポータブル2 スペシャル体験版』は、多くの皆様に遊んで頂き、高い評価を頂いております。

特に11月9日より全国のゲームソフト取扱店(一部店舗を除く)で配布を開始したUMD体験版は、インターネットからのダウンロード環境をお持ちでない中高生を中心に大きな反響を頂きました。一方でUMD体験版に関する問い合わせも多数頂いておりまして、この度、12月3日発売の『ファンタシースターポータブル2製品版』の中にも、体験版の内容は一切変更せずに体験版を配布する機能を実装することを決定いたしました。

今回、製品版に収録する体験版はファンタシースターポータブル2を、まだ遊んだことのない友達のPSP本体にインストールして配布する事を主な目的としており、これによってさらなるクチコミ拡大が期待されるとともに、従来の枠を超えた新たなプロモーション手法の開拓も期待されます。』(「ファンタシースターポータブル2」オフィシャルサイトより)

あなたが言ったことをそのまま述べているように思えるのですが、これの何がおかしいのでしょうか?
次の部分だ。

『これによってさらなるクチコミ拡大が期待されるとともに、従来の枠を超えた新たなプロモーション手法の開拓も期待されます。』(「ファンタシースターポータブル2」オフィシャルサイトより)

ですから、これはあなたも言っていることじゃないですか…。
これ、ユーザーが見るオフィシャルサイトで言う発言じゃないだろ…。
どういうことでしょうか?
これはセールス側の考えであってユーザー向けに発信するようなページに掲載するようなことではない。
確かに、売り手側の中でのみ収めておくべきことかもしれませんね。
こういう言い方ではなく、いかに友達との接点が広がり、そして複数人プレイできる環境が整い、さらにゲームを楽しめる、というような、ユーザー視点に沿った物言いをすべきところだと思うがどうだろうか。体験版同梱によるメリットが、さもセガの販売面でのメリットのみのように捉えられてしまう発言をユーザー向けに流す必要はないよな。
確かにそうですね。
11月26日の『セガがようやく真っ当な会社になりつつある』で好意的に捉えてみたものの、このあたりの抜けっぷりがなんというか。まあ、これも含めてセガらしいといえなくはない。
……。
こうした細かいところは今後の反省材料としてもらって、とりあえずは12月3日に発売される「ファンタシースターポータブル2」の頑張りに期待しますかな。
体験版をプレイした人の評価も上々のようですし、前作での不満点も解決されている部分が多いと聞きます。ぜひ周りの友達と一緒にプレイしてみてください。

画像

■ファンタシースターポータブル2

発売日:2009年12月3日
価格:5040円

※画像クリックでamazon.co.jpにて予約販売・購入可能

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『ファンタシースターポータブル2の製品版に体験版収録の是非』へのコメント

納得できる解説に、問題点の指摘もされるとは、何気に珍しいですな。
いつもはどちらかだけなのに。

投稿者 : 匿名

そもそもなぜおかしいと思うのかが理解できない。
普通、友達に体験版配ってほしいんだな、とわかるだろ……。

投稿者 : 匿名

(´・ω・`)それほどマイナス要素のない体験版収録に
わけわからん非を唱えるトンチキの為に
わざわざ書いたんじゃねーの

投稿者 : 匿名

体験版の同梱は、前作で「シェアリングして知り合いに気軽に勧めたい、一緒にプレイしたい」
との要望を受けてとの事です。一部で想像力が少ない人が居ましたが私も非常に良いアイディアだと思います。

投稿者 : 匿名

まぁ単に安く作って多く売りたいだけなのに
「大勢に遊んでもらいたい」などと詭弁を弄するクズメーカーよりかは遥かに可愛げがあるw

投稿者 : 匿名

なるほど。
これはセガに入社希望の、若者にたいする
プロモ方法のメッセージだったのですな!?(笑)

投稿者 : 覆面ライデン

仮に体験版をプレイすることで製品版にフィードバックされる要素があるとすれば、
全員がその体験版を入手出来ていたとは限らないので、
より多くの人に全要素を体験してもらおうという姿勢としては、
褒められこそすれ叩かれるような事ではありません。
(この作品にそういう要素があるかどうかは知りませんが)

また、ネットなどからダウンロード~も、出来ない人がいますからね。
実際インフォでも
特に11月9日より全国のゲームソフト取扱店(一部店舗を除く)で配布を開始したUMD体験版は、【インターネットからのダウンロード環境をお持ちでない中高生を中心に】大きな反響を頂きました。
と、ありますし。

で、真琴さんが言うような部分もありますからね。
もうUMD体験版配布は今後行わないはずなので、
そういう意味でもこうした試みは評価されて良い物だと思います。

情報提供者の方は、もう少し多角的に物事を見られた方が良いのでは?

まあインフォの「これによって~」以後は
ファミ通とかのメディアが書くならいいけど、
メーカーが~となるとちょっと「あれ?」ですよねw

投稿者 : 匿名

こんなのはトロ(学校のやつ)でもやってた事じゃん。(他にも有るし)
なぜそれが斜め上なのか理解出来ん。

多分、製品版にリミッター掛けただけだから出来たんだろうね。
体験版用に別に容量割いてたら批判の的だっただろうけど。

それにしても、DLを用意してるクセに何故どこも容量を公開しないんだろ?
P3Pの時も事前の噂で容量キツキツかと思ったら結構余ってたし、
UMDの容量が知られてるからギリギリまで隠したいんだろうか?
どうせP3Pを消さないと落とせない事に変わりないんだけど。w

投稿者 : 匿名