ゲーム業界経営者高額所得ランキング2015年

毎年恒例のゲーム業界の経営者の中で、1億円以上の報酬を受け取っている方を紹介していきます。

去年は『ゲーム業界経営者高額所得ランキング2014年』でご確認ください。

さっそくデータを見ていきましょう。

次のような結果になりました。単位は百万円です。100が1億円です。

ソニーは別途ストックオプションが付与されています。金額は不明です。セガサミーは900万円分のストックオプションが付与されています。

会社名 役職名 氏名 今年 去年
セガサミー 会長 里見治(創業者) 477 635
コナミ 社長 上月景正(創業者) 204 296
ソニー 社長 平井一夫 202 184
バンダイナムコホールディングス 社長 石川祝男 193 148
バンダイナムコホールディングス バンダイナムコゲームス社長 大下聡 175 158
バンダイナムコホールディングス バンダイ社長 上野和典 142 115
コーエーテクモ 社長 襟川陽一(創業者) 133 113
コーエーテクモ 会長 襟川恵子(創業者) 121 --
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 社長 森下一喜 121 --
DeNA 社長 守安功 120 127
カプコン 会長 辻本憲三(創業者) 102 103

あまり昨年と大きく変わっていませんね。

それだけ、ゲーム業界が安定してきたということだろう。

利益面では、という意味で。

今回新たに入ってきた方は、コーエーテクモの襟川恵子さんと、ガンホーガンホー・オンライン・エンターテイメントの森下一喜さんです。

コーエーテクモはすでに夫であり、創業者でもある襟川陽一も去年から名を連ねています。

ガンホーガンホー・オンライン・エンターテイメントは言わずと知れた「パズル&ドラゴン」の会社です。

最近の傾向として、役員が最低でも1億円以上もらってないと恥ずかしい、というのがあり。

恥ずかしいということはないと思いますが・・・。

役員がそれくらいもらっていないと、では社員はもっと低いのだろうと思われ、結果として優秀な人材が集まらないという風潮がある。

創業者は、株の配当もあるので、本来であれば、役員報酬は少な目でもいいのだが、あえて1億円台にしているのかと。

カプコンがいかにもな数字ですね。

DeNAが2名脱落したのも、時代が終わった感があって良いかと。

任天堂も1億円超えた人はいないので、DeNA共々良いかと。

・・・・・・。

他は特にこれといったこともない状況ですな。

今回の調査対象メーカーは次の通りです。ドワンゴはKADOKAW内に入っています。

  • 任天堂
  • ソニー
  • セガサミー
  • コナミ
  • バンダイナムコホールディングス
  • カプコン
  • スクウェア・エニックス
  • DeNA(ディー・エヌ・エー)
  • グリー
  • KADOKAWA
  • コーエーテクモホールディングス
  • ガンホー・オンライン・エンターテイメント
  • ミクシィ

毎年言っていることだが、金額の多寡によってその企業の能力やその人の能力が決まるというわけでもないので、これもあらかじめ伝えておく。

特に創業者はゼロから立ち上げたこともあり、報酬は全体的に高くなるし、それ以外でも法律違反や詐欺行為、ブランドの切り売りによって利益を上げ、役員報酬を多くもらおうということもある。

なので、あくまで現在のゲーム業界の役員報酬の参考としてだけ見ていただけたらと思う。

と、いうことで、今回のゲーム業界経営者高額所得ランキングを終える。

ゲームメーカー株主総会総評2015年

2015年6月に実施されたゲーム関連メーカーの株主総会が一通り終わったので、まとめてみる。

2015年に取り上げた株主総会は次の通りです。

数としては去年と同じ5社ですね。

メーカーも同じで、大手中心です。

今回は、例年以上、どの会社の株主総会も、株主総会としてはまともであった。

毎年酷い株主総会であったソニーも、お土産の廃止、商品展示の廃止を行ったことで、お土産目当ての株主が減り、質問も株価が上昇していることから、鬱憤晴らしのような質問もなく、まともな質問が多かった。

他の会社もそうだけど、株価が上がっているうちは、会社側も株主側もいい感じになるのは、現金だなあ、と。

株主総会の面では、金融緩和万歳なんですね。

もっとも、面白い株主総会は荒れている時だったりするので、物足りなさもある今年ではあったが。

・・・・・・。

さて、先にいくつか補足を。

スクウェアエニックスの時に、海外のゲームで女子高生が戦うゲームのタイトルがわからないものがあったのだが、コメントで指摘をいただいた。

次のコメントですね。

『「Life is Strange」
常識だろー
勉強不足ですね?^^』(『スクウェアエニックス株主総会2015年』コメントより)

取り上げる前にスクウェアエニックスの北米のサイトは調べたのだが、このゲーム、載っていないんだよね。イギリスのサイトを見て、ようやく見つけることができた。

情報提供助かります。

何か言うことありますか?

特にないかな。

それくらい、波の無い株主総会だった。

そうした中で、スクウェアエニックスは、株主側がいい質問をしたこともあり、得るものも大きかった。

ちゃんと会社から情報を引き出すような質問は、株主全体としても良いことだ。

株主総会絡みでコメントをいただいていますので、そちらを取り上げていきましょう。

ソニー株主総会2015年』に対していただいたコメントです。他、複数の方から情報をいただきました。

『うちわのひとは某漫画家らしいですね
放っておいたらそのうちコスプレでもして来るんじゃないでしょうか』(『ソニー株主総会2015年』コメントより)

コメントでようやく理解した。

後ろからは誰かがわからなかったので。

こうした、twitterやネット配信などで目立つために株主総会を利用するのは勘弁してもらいたいものだ。

で、どうもこの漫画家は任天堂の株主総会にも出ていたようなのだが、指名されていなかったと思う。

ゲームの2大ハードメーカーのソニーと任天堂の両社は、指名せずに質問をさせないことで、悪質な株主に対してノーを突きつけたということですな。

そういえば、バンダイナムコなどは面白い株主総会だったようですね。

会社の質が、株主の質と比例するんだよね。

今のバンダイナムコのありようが、トンチンカンな質問をするような株主を呼び込む会社だってことだろう。

全ての質問内容を見ていないのでわからないが、あまりにも質問内容がお粗末すぎる。

昔からそういった傾向はあったが、今回ほど酷くはなかったのだが。

話題のコナミですが、こちらはほとんど情報がありません。

株主総会の集中日に行われていることや、お土産もないし、なにより、会長が怖いしで、気楽に質問するような空気ではないのだろう。

来年はどうしますか?

来年、カプコンはもういいかな、と思うのだが。

去年も同じこと言ったけど、さすがに交通費が馬鹿にならない。

他に用事があれば行くけど、そうでないのであれば、ちょっと止めようかと。

あと、来年もE3の日程が6月中旬と、株主総会の実施時期に絡んでくるので、これでまた、日程がいろいろ変ってくる恐れがある。

変に重複しないことを願いたい。

と、以上で、2015年のゲームメーカー株主総会の話題を終える。

任天堂株主総会2015年

任天堂の株主総会が行われたので紹介しようと思う。

任天堂は京都の開発棟で株主総会が行われたようですね。

まずは、概要からお願いします。

10時スタートで開始時点で300人くらい。

スライドが各所に出ていたのだが、その周りに囲いがしてあった。

去年は、囲いも何もなかったので、多くの人が頭をぶつけていたことに対する配慮だろう。

そんな細かいところを見ていかなくても・・・。

6分からスライドで業績説明。

そして、10時20分から質疑応答となる。いつもは30分から質疑応答だったので、10分ほど早くなっている。

今年は、後でも述べるけど、終了もいつもより20分早く終わっている。

回答の多くは岩田聡社長が、一部宮本茂氏が行っている。

株主「ダウンロード版ソフトはなぜ高いのか。」

岩田「ダウンロード版への考えとして、任天堂はソフトはダウンロード、パッケージを問わず、同じ価値を持つべきだと思っている。

ダウンロード版の価格を下げるポリシーの会社もある。

ニンテンドーeショップでは基本的に価格差は生じない。

では、なぜ、小売店で価格差が生じるのかだが、パッケージとダウンロード版ではビジネスモデルが違う。

小売りはパッケージ版の場合は発注した段階でリスクが発生する。ダウンロード版はお客がレジで購入時に仕入れと支払いが生じる。

こうした在庫リスクに対する違いがあるため、マージンに差を設けている。最終的にいくらで売るかは小売店が決めること。

ダウンロード版が高くて気分的な不快感に対しては、新しいメンバーシップサービスで、客単位で提案できる仕組みを作ろうとしている。秋以降説明できると思う。」

株主「わが社の単位株数を減らせないのか。」

岩田「制約がある。東証では単位を100株から変更できないようになった。単位株数を100株から変えられない。

株主分割は、任天堂株のプレミアム感が無くなるのでは、という反対株主の意見もある。

賛否両論あるが、慎重に検討した上で結論を出したい。」

株主「わが社が。3DS、Wiiの立ち上がりに失敗している。3DSは立て直したが、WiiUはそうなっていない。NXで、この点への取り組みは。サードとの支援関係は。」

岩田「3DSは国内ではなんとか立て直すことができた。WiiUはうまくいっていない。普及規模がDS、Wiiからみて見劣りしている。

DSの時も最初から普及したわけではなく、ニンテンドックス、脳トレを提案してたくさんの人に支持してもらった。

100%初期からうまくいっているのはWiiくらい。

WiiUはもっともうまくいっていない。

NXの次の情報は2016年になってから。

前世代の反省を活かし、任天堂らしい答えをNXで出す。

サードは普及台数は今後の普及の予想で動く。

E3で、コラボレーションは水面下で進行している。」

株主「NOAがシアトルマリナーズの筆頭株主。ランディ・ジョンソンの背番号51が永久欠番になる権利を得た。イチローの51番とかぶるが、何か検討したのか、考えがあるのか。」

岩田「シアトルマリナーズの株を持った経緯は前の社長の山内が個人で出資した株を持っていた。山内は、自分は人間である以上、いつかはいなくなるのだから準備をしよう、ということで対応した。

任天堂のCEOが51番をどうするか決めることはできない。マリナーズには複数のオーナーがいて、協議をしなければいけない。

個人的にもイチロー会い、応援しており、関係を大事にしたい。

公の立場でどちらを優先するかを語るのは適切ではないし、今日の総会の決議ができなくなることもない。」

株主「京阪鳥羽街道駅にある任天堂の跡地の利用はどうなっているのか。」

岩田「マリオクラブで活用。当社の製品デバッグをしている。

電波が通らないようなシールドルームを作ったりもしている。

空いているスペースを今後、どう使っていくかは現時点では何も決まっていない。」

株主「E3について、ソフトタイトルが少ない。年内発売タイトルに絞った理由と今後の予定は。」

宮本「一部事実。インターネットの普及で世界中に広がっている。アメリカのショーではなく、全体としてショーに取り組む対応をしている。

E3の原点はアメリカのビジネスショー。

年によってはもっと先のソフトを紹介することもあるが、今年は今年のソフトを発表した。

デジタルイベントでは年内のソフトに絞った。ライセンシータイトルもなかった。

来年の近い時期の物しか紹介していない。

ショーフロアでは、任天堂らしいと評価を頂けた。

ソニーさん、マイクロフトさんの展示は、今年以外にも、来年、再来年、発売未定のソフトが多く、触って遊べないものがたくさんあった。

VRもどんな形で売られるかわからない、夢の展示として並んでいた。

映像デモが多い中で、任天堂はフロアで遊んでもらい、リビングで遊んでもらうゲーム機として評価をいただけた。

報道や、マスコミのライターも評価してコメントしてくれた。」

岩田「日本の任天堂の熱心なファンが失望したのは知っている。

一方、E3はアメリカのトレードショー。

任天堂ブースは他社と毛色が違い、ニコニコしてもらえる。ゲームを触って楽しんでいる。他社は映像を見ているだけが多いという大きな違いがある。

記者発表会をやらずに、デジタルイベントをしたが、その前にスマブラの新発表やゲーム大会をやった。会場はものすごく盛り上がった。

ネット中継の不満は真摯に受け止め、来年以降改善していく。

E3全体で不評だったのかというと、流通、メディアの評価はそうじゃなかった。

今の話をするか、先の話をするかは、年ごとにテーマが変わる。」

株主「NXとWiiUのすみわけは。WiiUにゲームは出続けるのか。」

岩田「NXについて具体的な話をするわけにはいかない。

話すと他社が対応策やアイディアの取り込みをするかもしれないし、客が驚きを感じなくなる。

新しいのが出てすぐにWiiU、ニンテンドー3DSのソフトが出ないというのはビジネス上効率が悪い。

NXの準備をしつつ、WiiU、3DSのソフトをどう作り続けていくかは、ソフトメーカーも含め、相談していく。心配がすぐに起こることはない。」

株主「スマホは売り切りか、アイテム課金か。ターゲット層は。」

岩田「スマートデバイス向けに有名キャラ、シリーズを使って出せば成功するというものではない。

どう存在感を出すか問われている。

課金方式や、ターゲット層について。

アイテム課金はフリートゥープレイと言われるが、ゲームというもの価値を高く維持したいと考えているので、フリートゥースタートと言いたい。

スマホの売り切りはあまりうまくいっていない。安価で競争相手も多いため。

払い切りだけにはすべきでない。

フリートゥースタートで、一部は社会問題になっている。

任天堂はスマホ向けに作る際には幅広い年齢層、ゲーム歴が長い人から初心者も性別文化、国籍、言語問わず、楽しんでもらいたい。

世界を見ると、日本のような例は少ない。海外は幅広く、ちょっとずつ払ってくれるような形での成功が多い。

日本のようなものが、世界で受け入れられるとは思っていない。簡単ではないが、世界でヒットを複数作りたい。

年内から来年まで複数あるが、多作は考えていない。スマホは開発が終わらない。日々進化しないとお客さんが楽しめない。少数の物を育てていきたい。」

いつものおっちゃん「ゲームキャラクターの顔が自分の顔にならないか。任天堂キャラクターの食パンやラーメンが無い。お菓子などはよく見る。

ユニクロに任天堂のキャラを載せたり、靴に載れば、私のようなおっちゃんでも買います。」

岩田「Wiiの開発終盤にMiiという機能が入った。あるレベルまでは要望を果たしている。

マリオにMiiの顔を当てはめてもうまくはいかない。Miiがもう一段進歩した時にどういったものができるか考えていきたい。

ライセンス商品は多ければいいのか、という問題がある。

クオリティコントロールできるのかどうか。

魅力を長期に高めていく。積極的にやるが、利益のためでなく、価値を上げるためにやっていく。」

株主「自社株式の保有について、比率が高いのではないか。活用は。」

岩田「多すぎるというのは事実。自社株買いをやった後、多くなった。社内で議論した。

ファミコンから32年目、ここ2、3年、転換期を迎えている。要因はネット、スマホ、マーケティング、お客の行動の変化。

変化に対応しなければいけない時期。

DeNAとの業務提携があるので、3月時点より減っているが、まだ多い。

ここ数年は多めに持たせてほしい。

今後、変化を乗り越え、成果を出せた以降はフェーズが変わる。償却も含め、検討をする。」

株主「キャラクターフィギュアを大々的にするつもりはないのか。ポケットモンスターのフィギュアなら世界的に売れるのでは。」

岩田「ワールドワイドで見て、何が重要かを考えて、キャラクタービジネスを考えている。

短期で大ヒットしたが、ブームが終わり、在庫の山ということも少なくない。

それでは企業価値を上昇ということにならない。

長期の価値を高めるためにやっていく。」

株主「スプラトゥーン、100万本、お喜び申し上げます。

バーチャルコンソールの売り上げ規模を聞きたい。

また、昔のソフトはいつでも買えるようにしてほしい。」

スプラトゥーンの動画をなぜか紹介。

岩田「発売から1ヶ月間で100万本達成できるとは、それほど楽観的に考えていなかった。

ダウンロード関連は313億円。前期から30%増えている。

VCのみの売り上げの規模は個別に開示していない。あれもこれもとキリがなくなるので。

VCは元のソフトを基に作っているが、簡単に作れるかというと、テストをしたり、今の基準で不適切なものが無いかチェックするなど、手作業のところもある。

ペースの遅さの意見を頂くが、過去作だけだと新作を作れないので、人員をうまく振り分けてやっていく。

新しいプラットフォームが出来た時に少ししかVCが出来ないということが無いように、 システム面での開発も大きなテーマ。

全部のソフトが出せないかだが、任天堂は、少数の例外を除き、出せる。

他社さんは版権の許諾が必要な場合は、今の仕組みで適用できない。サードが新たに権利交渉してもらわないとできない。

要望があるけど、配信できないタイトルがあることがご理解ください。」

以上ですね。

11時40分に質疑応答終了。1時間20分の質問時間。

そして、議案の採決後、11時42分にすべて終了。

お土産は何ですか?

「スーパーマリオタオル」と、「ポケットモンスター フェイスシェイプクッキー」毎年恒例の「CSRレポート」は欲しい人が持ち帰る方式。

あとは、お茶の辻利のペットボトル。

今年の株主総会はどうでしたか?

いつもより、かなりスピードが早く展開。

最初の報告事項も20分で終わり、質問時間もいつもは1時間30分とるところを1時間20分で打ち切り。

たぶん、岩田社長の体調に絡むことなのだろう。

株主総会中も、どうやら椅子に座っていたようで、最後のあいさつの時にいきなり檀上で大きく身長が伸びた時に、少しびっくりした。

後々考えると、最初から座っていたので、立っていると思っていた錯覚で違和感があったのかと。

個別の質問で説明とかありますか?

2人目の株主の、わが社は、という言い方。

これは以前も伝えたかもしれないけど、これが本来は正しい言い方なんだよね。

貴社とか、御社とかは間違い。

株主も、会社の内側の人間だから。

で、それを真似て3人目が私もわが社と言わせていただきます、とか言っててなんか、恥ずかしかった。

いいじゃないですか・・・。

マリナーズの話は、今回の株主総会で一番ゴミみたいな質問。

この質問の時に、株主の中には、くだらない質問しやがって、と吐き捨てながら、帰って行ったのを見た。

それくらい、酷い質問。

これ以外は、妥当な質問なのだが、これは本当に酷い。

しかも、質問者の名前がイワタという。

イワタが岩田に変な質問をした株主総会として、今後長く語り継いでいかなければいけない。

語り継がないでください・・・。

京阪鳥羽街道駅絡みは、どちらかというと地域振興的なイメージで質問している。以前は廃線の可能性もあったので、任天堂があり、人の往来があることで廃線も免れるのでは、というね。

E3絡みはなぜか岩田、宮本両名が他社を批判的に言っていて笑えた。

いつものおっちゃんは、いつものおっちゃんで、いつものおっちゃんレベルの質問をして終了。

最後の質問で「スプラトゥーン」のタイトル名が出てすぐに、岩田社長はスライドで「スプラトゥーン」のTVCM映像を用意。

しかし、質問してくれなかったので、強引に話をつなげてTVCMを流しつつ「スプラトゥーン」の説明をしていたのが微笑ましかった。

と、こんなところかな。

「NX」については話せない、と言われても、再びNXの話を聞こうとする辺りは好ましくないけど、それだけ注目のものでもあるので仕方ないのかと。

会場の様子はどうでしたか?

後ろから見ていて、前の方に任天堂ファン株主が固まっていて笑えた。

前は任天堂ファン派、後ろは普通の株主派でエリアを塗りあったような感じになっていた。

質問を受け付けるときに、やたらと前だけ手が上がっていて、パワーを感じたというかなんというか。

最後まで指されなかった人が20人近くはいたので、残念だっただろう。

マリナーズの話さえなければ、もう1人は指されたのだろうが・・・。

・・・・・・。

でも、全体的に株主総会としては良いと思う。

とはいえ、のらりくらりと交わされ、いろいろな核心を突く質問が無かったようにも思う。

普通の株主総会になったとでも言おうか。

昨年、岩田社長が居なくてフリーダムな感じで、別の株主が怒り出したとかあったので、そういう点でも普通だった。

まあ、株価が上がっているうちは株主は静かなので、後はゲームファン株主が度を超えたくだらない質問をしない限りは、これでいいのでは。

と、いうことで、任天堂株主総会2015年の話を終える。

スクウェアエニックス株主総会2015年

スクウェアエニックスの株主総会があったので行ってきた。

6月24日10時からスタートですね。

さっそく詳細を取り上げていきましょう。

スクウェアエニックスの株主総会は、株主総会の部分と、終了後のIRカンファレンスの2つに分かれている。

まずは、株主総会部分から取り上げていく。

10時スタート、7分目からスライドで業績説明。

スライドでゲーム業界の推移を見せていたのだが、PS4とXbox Oneが今後、どのようにハードが売れていくかを取り上げていた。1億台売れるのは2019年と想定。

33分までスライドを用いた業績説明、そして、36分から質疑応答。

回答は松田洋祐社長が中心となっているが、一部、別の人が回答をしている。

株主「33期はなぜ利益が大きく下がったのか。損益計算書で匿名組合損益分配額があるが、これはなんなのか。ホールディングスの単体の固定資産売却損は何なのか。」

松田「33期はコンシューマーの端境期で全体的に成熟していた。それに伴い、開発ラインの見直しをした。そのため、営業損益が出た。」

執行役員「匿名組合損益分配額は、会計上のテクニックで、営業外利益と別として出した。FFの映画の分配金。

固定資産売却損は初台にあったエニックスの本社を売却した。20年経ち、老朽化していた。雨漏りなどもしていた。バブル時に買ったものなので、売却損が出た。」

松田「匿名組合は15年前のFFの映画に投資し、組合の契約が15年あった。それが終了したため。」

株主「新株を発行したようだが、これはストックオプション絡みか。」

松田「ストックオプションではない。転換社債の償還によるもの。」

株主「ウェアラブルなどの新機器への取り組み。」

松田「研究はしている。VRはE3でも盛り上がっていた。いくつか実験的なものをやっている。遠くないうちに説明できる。」

株主「取締役で株を持っていない人がいるが買う予定はあるのか。」

松田「株の保有の有無にかかわらずしっかりやっていく。

制度上のことも含め、デリケートな問題がある。

ストックオプションも含め、株主と一緒の気持ちでやっていく。」

株主「海外事業について。アミューズメント絡みはどうなのか。」

松田「従来型は難しい。新しい施設なら海外でも受けるのではないか。プリクラなどのフォトブースが人気、可能性はある。」

株主「和田社長のシンラカンパニーについて。アップル、グーグルなどとの提携などはあるのか。」

松田「シンラの行っているクラウドサービスは、クラウドならではのゲームを提供しようと、新しいプラットフォームを作るために立ち上げた。E3でもデベロッパーの参加を呼びかけた。新しいビジネスを構築していく。

他社さんがあることなのであまり言えないが、グーグルさんとはベータテストで提携した。」

株主「著作権侵害の問題はどうなったのか。経営の影響は。」

松田「昨年8月に大阪府警の家宅捜索を受けた。遺憾に思っている。社員教育を徹底していく。

経営への影響は限定的。法解釈は係争中のため、申し上げられない。」

以上ですね。

10時57分に質疑応答終了。質問時間は24分。その後、議案の採決を行い、株主総会は終了。

引き続き、IRカンファレンスです。

IRカンファレンスは、20分後くらいの11時20分くらいからスタート。

まずは、映像を公開。この映像は、E3のスクウェアエニックス E3カンファレンスで公開された映像を元にしているので、ネットでいくらでも見ることが出来る。

この映像が25分流れ、そして、簡単に登壇者の紹介があったのち、11時49分から再び質疑応答となる。

登壇者は社長の松田洋祐、取締役のフィリップ・ティモ・ジャース、FF関連の橋本真司、DQ関連の三宅有の4名。

株主「FF7リメイクとDQ11について」

橋本「FF7も18年たち、いろいろなみなさんからリクエストをいただき、検討してきた。新しくイメージするならこういう形にできるのでは、と考えた時、PS4のスペックならできるのでは、ということで発表した。」

三宅「いきなり核心の質問で緊張する。いまのところ、この時点では具体的な答えができない。

来年ドラゴンクエストシリーズ30周年を目指して11に限らず、いろいろなタイトル、イベントを含め、いろいろやっているところ。もうしばらくお待ちください。」

株主「作品での不適切表現についての管理について。DQ10でゲームの中で離婚した女性に対して悪く言う表現があり、修正された。悪い表現は世の中に出る前にチェックすべきだと思うが、どうした管理チェックはどうなっているのか。海外展開の際、今の日本だけでなく、日本のソフトを海外での問題はどうチェックするのか。」

松田「ユーザーに不快な思いをさせないように表現についてはチェックしていく。時と場合によっては想定外のことも起こるが、倫理表現に関しては事前のチェックをしっかりやっていきたい。

海外展開は国が違えば倫理基準も変わる。海外拠点と共に全てチェックしていく。」

三宅「大事なのはお客様がどう感じられるかだと思う。声が上がってきた段階でもう一度すべてのテキストにチェックをかけている。漏れの無いような体制も再度形作っていく。」

株主「大作の開発について。FF15、KH3、FF7などを開発するだけ開発ラインがあるのか。発表から何年も待たされることが多い。」

松田「発表しているタイトルに関してはきちんとライン体制を敷いて開発中。指摘の点で反省するところもある。今後、心配かけることのないように開発を進めていく。ただ、ゲーム開発は面白さ、トレンドなども含め、いろいろな要素を加味しなければいけない。いろいろ考えて開発している。大型タイトルは期待も大きいので、ユーザーの期待に応えられるようにタイムリーに出していきたい。」

株主「FF7のリメイクはシナリオを変更する予定があるのかどうか。

DQ10で、ディレクターの顔色が悪いとネット上で評判だが、健康上の配慮などはどうなっているのか。」

橋本「エアリスの質問も毎年いただいている。E3でリメイクを強調している。原点のFF7に関しては、あれで一つの完成形だと自負している。それをリメイクする以上、いろいろな角度で見直しをしている。エアリスがどうこう個別にお答えはできないが、いろいろなものを見直す中で、喜んでもらえるものを検討している。」

三宅「りっきーの顔色が本当に心配なんですけど、日に日に白く青くなっている。本人も自覚しており、昨日今日、強制的に休みを取らせた。いろいろ管理はしているつもり。次回のDQ10TVでは真っ黒になって出てくるかもしれませんので、ご期待下さい。」

株主「DQ11が出たら、DQ10はどうなるのか。」

三宅「DQ10はスタート当初から10年必ずサービスをしていこうというつもりでやっている。まだまだ3年目で序盤。11発売されてもしっかりと作って続けていく。」

株主「FF7リメイクはどれくらい登場人物の喜怒哀楽のあるキャラクターにできるのか。ピクサーやディズニーだと誇張した表情だが、FFだとリアルなので方向性は違うが、表情が出せるのかどうか。」

橋本「技術的進化でフェイシャルアニメーションは進化している。ララ・クロフトも世界で特筆すべき評価をいただいている。技術的な進歩と共に、キャラクターデザインと表情との相性の問題もある。」

フィル「ララ・クロフトの映像で顔の表情も細かく表れていた。目の表情は技術革新もあり、目で感情を訴えることも進んでいる。」

株主「欧米は主人公におじさんが多い。メタルギアさんとか。日本は若く、子供が多い。例えば、アオーロンさんが主人公のような日本のゲームを作る予定があるのかどうか聞きたい。」

三宅「ドラゴンクエストはトルネコなどおじさんキャラがいる。鳥山明先生もおじさんキャラを推してくる。お客様を踏まえると、なかなかおじさんキャラは難しい。」

橋本「イケメンが多いFFで申しわない。シドとか中年も人気がある。ただ、シドの大冒険とかアーロンの大冒険は社内で企画が出てこない。世界的に熱が上がってくれば検討できるが、いまのところはそうならない。」

フィル「中年のおじさんシンドロームについて考えたことはなかったが、おっしゃる通り。多様性が重要。ララ・クロフトを見ると永遠の若さの象徴となっている。新しく出した女子高生が戦うゲームだったが、ローンチして欧米のリアクションは面白いものがあった。」

松田「E3でゲームの世界でも多様性、ダイバシティがテーマになっているように感じた。」

株主「DQ10のWiiでの展開について、ハードの限界があると思うが。ドルボードのバイクがもらえるキャンペーンで、ゴールドで人から買ったら利用停止4日間を食らった人がいた。その人は古参メンバーだったが、チームから居なくなった。何がダメか、もっと事前に告知できなかったのか。」

三宅「Wii自体が生産、サービス中止している。任天堂と協議しながら、引き継ぎの検討中。今後の追加パッケージも含め、どういう引き継ぎキャンペーンが出来るか検討事項。

ドルバイクは初心者やカムバックキャンペーンで使ったアイテムだが、どういった扱いか告知不十分であったことは申し訳なく思っている。」

以上ですね。

12時18分くらいで質疑応答終了。29分くらいの質疑応答時間でした。

お土産はなんですか?

ドラゴンクエストの「ドットモンスターシール」と、「スマイルスライム アイストレー」。市販品なので、欲しい人は買っていただけたらと。アイストレーは1500円もするんだな。

高いですね・・・。

どうでしたか、今年の株主総会は?

まず、スクウェアエニックスの場合は、株主総会とIRカンファレンスで、質問の受ける内容を変えているので、株主総会中に変な質問が少ないという利点がある。

今回も、株主総会中はまともな質問が多く、一つだけ、役員は株を持たないのか、というくだらない質問者がいたくらい。

ちなみに、これだけ老人。

あとは比較的若く、年取っていたとしても40歳くらいまで。

他の質問は、それぞれ適切な質問だったかと思う。ちゃんと、著作権侵害絡みに聞いたり、匿名組合損益分配額は何なのか、ということでFFの映画のことです、という情報を引き出したりね。

ちなみに、その金額は1億3200万円でした。

IRカンファレンスも、ほぼユーザー目線の質問中心だけど、そこまでおかしな質問はなく。質問者側が長々と独演会のようなことをやることもなく。

質問内容をちゃんと事前にまとめて、それを読み上げているような人もいて、質問する側の姿勢もよかったかと。

これが、以前の任天堂の株主総会みたく、4分も書いてきたものを読むのであれば、また別問題だけどね。

株主総会でこの手の質問をするのであれば問題だが、会社側もざっくばらんに、というスタンスで受け付けているので、質問内容も含め、悪くない。

松田社長はどうでしたか?

以前と比べて声が聞きやすいが、それでもごにょごにょ発言していてわかりにくいところもあった。

これも次回に期待と言ったところか。

質問に対する財務関連の返答をするときは、専門分野なのでイキイキしていたように感じたけどね。

あと、女性が手を上げて指名したときに、男性の方、と言って指名していた場面があった。

性別間違いですか・・・。

その時、少し言い訳をしようとしたんだよね。隣の男性の方かと思った、と言う感じで言葉に出したのだが、たぶん、それを言っている最中に良くないと思ったのか、言葉を区切って詫びていた。

もし、途中にそうした言い訳も良くないと思って詫びたのであれば、評価できるかな、と。

逆に、隣の男性が手を上げたのだと思った、というのを言いきって、単に詫びたのであれば、駄目だけど。

本人の心持によって評価が反対になりますね。

あと、いくつか補足しておこう。

DQ10のディレクターを昨日今日休ませたとあるけど、たぶん、一昨日昨日だと思う。さすがにバージョンアップ当日の今日に休ませていることはないだろう。本人の言い間違いのようなものと思われる。

新しく出た女子高生が戦うゲームだけど、タイトルを述べていたのだが、それらしいものが見つからず。なんとかストレイジというタイトルらしいのだが、もしご存知の方はコメントにでも書いてもらえると助かる。

DQ10のドルボードバイクの話だけど、質問者の話だけ聞くと何も問題ないことをしているように感じるけど、もしかしたらゴールドでドルボードバイクを買った人が、RMTをやっていて、そちらで処分された可能性もある。なので、ゴールドで権利を買っただけでアウトかどうかはわからないことも述べておこう。

いずれにしても、今回は良い株主総会だった。

聞くべき、著作権侵害問題や、FF15、KH3などのいつまで経っても発売されないソフトに対する質問もあったしね。

もうちょっと突っ込んで聞いてもらいたいとは思ったけど、それでも重要な質問をする人がいたことも、良かったかと。

なんだか高評価ですね。

変なトップが居なくなると、会社も株主も変わるってことかな。

・・・・・・。